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フロリダ半島日記ー格安航空会社。ディズニー

2012-08-13 08:09:47 | 日記
今日は家族がニューヨークに行くことになり、オーランド国際空港へ送っていきました。最近は格安航空会社が人気なのでジェットブルー航空にしました。便利なことはコンピューターで簡単にチケットを購入できるようになったことです。ただそれとともにIT技術の知識や向上が要求されます。例えば、空港コードなどもよく知る必要があります。ジョン。F。ケネディー空港はJFK、ロサンジェルス空港はLAX,サンフランシスコ空港はSFO,ホノルル空港はHNL,成田空港はNRT,羽田空港はHND,という具合にです。その空港の呼び方によってコードがある程度わかるのです。しかし、オーランド国際空港のコードはMCOなのです。一体、どこからMとか Cというアルファベットが現れるのだろうといつも思っていました。実は、このオーランド国際空港は以前、空軍の飛行場だったのです。その名称はMcCoy Air Force Base(マッコイ空軍基地)です。これは1957年に競技飛行で死亡した司令官であったマッコイ大佐を記念した名前でした。ところで、そのころのフロリダの中央地域は湿地帯とオレンジ畑が延々と続く田舎でした。しかしそこに目をつけたのがウオルト。ディズニーです。1965年、オーランド市のホテルでディズニー社はフロリダ進出を宣言します。それから、ニューヨークのマンハッタンの2倍もの土地を購入します。これは東京の山手線の内側の1.5倍の面積です。ここに次々とマジック。キングダムやエプコットなどのディズニー“地上の楽園”が建設されます。それにつれて様々なテーマパークもはせ参じて建築ラッシュとなります。ホテルやレストランも乱立し始めます。1965年には、わずか3万人であったオーランド市周辺の人口も10年余りで25万人となり、現在は100万以上となりました。それにつれて多くの観光客が訪れるようになり、フロリダ州ではマイアミ国際空港につぐ乗客が乗り降りするようになりました。だからオーランド国際空港のコードのMCOはディズニーのおかげだから"Mickey's Corporate Office." (ミッキー。マウスの会社のオフィス)の頭文字をとったMCO だという人もいるのです。さて今日、私が空港に見送りに行くとアジア系のアメリカ人の少女たちが到着していました。空港の通路の壁には巨大なハリー。ポッターの魔法の世界の絵が書かれています。この少女たちは、歓声を上げながら、この絵を背景に盛んにポーズを取って写真を撮り合っていました。この巨大な絵はディズニーに対抗するユニバーサル。スタジオの宣伝なのです。ところどころの空港内のベンチには白雪姫とか眠りの森の美女のような格好をした少女が少々疲れた表情で休んでいます。多分、ディズニーを歩き回って来た観光客でしょう。
さて空港からの帰り道、格安航空ゆえにか早朝4時起きで少々疲れが出てきました。思えば、乗車券は空港のカウンターにもらいに行くのではなく、自動機器で自ら操作しなければなりませんでした。また、ハイウエーをドライブするには電子料金収受システム(略称ETC)は、非常に便利です。料金所で停止して一々係りの人にコインを手渡さなくてもよいのです。しかし空港の中に入って出てくる時にまごついてしまいました。ハイウエーをがんがん走って自動支払いでノンストップでいけるのはすばらしい。けれども、空港などに入ったり出たりする時には、標識を詳しく見てどこのラインに並べばいいのか、など困ることもあるのです。こういう国際空港には英語のわからない旅行者が大勢やってくるから、もっと旅人への配慮も必要です。例えばイギリスや日本からの旅行者が空港でレンタカーを借りる場合です。日本やイギリスは左側通行です。アメリカに着いたら、ここをすばやく右側通行に意識を変えることが要求されます。もちろん、アメリカ人が日本やイギリスに行った場合は反対です。私も日本でガソリンスタンドでガソリンを入れていたときのことです。突然、アメリカ人のような外国人の運転する自動車が右側に走っていったのです。驚いたガソリンスタンドで働く若者が、その後ろを、<お客さんそれは反対方向ですよ!>と大声で叫んで、手を振りながら追いかけているのを見ました。日本のような左側通行は世界では少数派なのです。ITなど便利になったようでも、まだまだ不便な世界です。