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フロリダ半島日記――謎の小動物の正体とは。

2012-11-06 14:49:36 | 日記
一ヶ月ほど前にフロリダの自然で未知の不思議な動物に出会ったことを書きました。昨日、日曜日を利用してもう一度あの謎の小動物に出会えないかと出かけました。場所はケネディー宇宙センターの近くです。日本のロケットの打ち上げも種子島ですから、豊かな自然が残っているところが宇宙へのロケット打ち上げには好都合のようです。それにしても方や科学の最先端の宇宙への基地、もう一方は野生の原野が広がっているというのは奇妙です。今回はまずこの前、遭遇した不思議な未知の小動物とは一体何なのか?を自然公園のパークレンジャー(公園管理者たち)に尋ねることにしました。中年の女性のレンジャーは私たちの遭遇した動物を調べようとして図鑑を取り出しました。まず、それはラクーン(raccoon)ではないか?ラクーンというのは日本にいる狸(タヌキ)によくにている動物ですが、アライグマのことです。アライグマの特徴は灰褐色の体毛、顔に黒い斑紋、長いふさふさとした尾に黒い横縞です。しかしあの動物の色は土色で顔は狸やアライグマのようにとんがっていなかったのです。この中年女性レンジャーは首をかしげながら、“ボブキャットかもしれない”と言い出してボブキャットの写真を示します。私たちは“全然違う!”と叫びます。そもそもボブキャットは夜行性でありすばしっこくオオヤマネコのような外観です。あんな真昼間にのっそりと自動車の行く手に現れて、ゆっくりと大枝を伝って向こうに行くとは考えられません。ああだこうだと調べてもよくわからないのです。奥のほうから主任レンジャーのような人が、“多分、誰かがここの自然に放った動物にちがいない!”と大声で言っていました。結局、謎の動物ということになって以前遭遇したあの場所に行くことにしました。現在アメリカのテレビ放送では、“ビッグ。フット”Big Footの番組が人気です。アメリカ大陸のみならず世界中のいたるところでゴリラのような野生動物に出会った人々がいるらしいのです。ただ、大きな足跡を残しています。そのBig Footの物語です。そこで私たちはこの不思議な小動物のことをlittle Footつまりリトル。フットと呼ぶことにしました。世界にはまだまだ未知の生き物がいるようです。数日前のニュースによると昨年の秋、ロシアの西シベリアでのことです。ロシアとアメリカの研究者がアザス洞窟の中で不思議な毛を見つけたそうです。この毛のDNA鑑定の結果“アザス洞窟で見つかった10本の毛は人間のものではない。哺乳類のものだが、クマやヤギ、オオカミなどの動物でもない”と伝えたという。“体毛検査や核DNAの抽出を通して、60~70%の確率で、どの生物のものかを言える。チンパンジーよりはヒトに近い”と述べ、アザス洞窟で見つかった足跡も95%の確率でイエティ(雪男)のものといえると主張したという。
このニュースのことを思いながら、 とにかくこのフロリダの原野をゆっくりと自動車で行きます。もう秋の気配です。ということはアメリカ大陸の北やカナダは雪と氷の世界です。だから渡り鳥が暖かいフロリダへ多く飛来してきています。湖の表面を覆うようにして一番群がっているのはカモを小型にしたような水鳥です。大きな長い首を持った白鷺(サギ)が、まるで彫刻のように動かず立っています。小さな魚が現れるのを待っているのです。サンショクサギ(三色鷺、Egretta tricolor)は、旧名はルイジアナサギで、濃い紫にも見える美しい堂々とした姿で、羽を広げると1メートル以上にもなります。様々なサギがいます。カワセミも湖のほとりの木の枝にとまっています。メジロよりも小さいアトリやフィンチのような名も知れない小鳥が飛び交っています。さてあの謎の未知の小動物に以前出会った場所にやってきましたが、そこにはただ静かな湿地帯が続いているだけでした。しかし、沢には巨大なまるでイセエビのようなカニがいました。更に、昼寝をしている大型のアリゲーター(ワニ)に出くわしました。それは大きな縞模様のついた大木が横たわっているようでした。アリゲーターは時々、小道で寝そべっていることがあり、その上を踏んでしまったりすることもあるのです。今回はあの謎の小動物。リトル。フットlittle Footを目撃できなかったのは残念です。