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受動喫煙をなくす進言、提言、提案、要請作戦進行中…

東京都東村山市「路上喫煙等禁止地区の新規指定」のパブコメへの意見

2020-11-02 13:12:04 | タバコフリー社会に向けての報道やネット情報
へ以下の意見を送りました。

※貴市には、知人・友人もおり、観光・旅行や会議などに伺う機会もあり、かつ受動喫煙防止に関わる利害関係を有する者の立場からお送りします。

1.「公衆喫煙所」と表記されていますが、「公衆喫煙所」は健康増進法の規定では屋内施設なので、正しくは「指定喫煙所」と表記すべきかと思います。東京都もそのように説明しています(7ページ目)。

2.「指定喫煙所」はパーテイションがあるものの、煙はじゃじゃ漏れです。受動喫煙の危害は防ぎようがありません。段階的に廃止していくべきものです。

3.自治体がこのような受動喫煙を及ぼすことが必至な施設を公費(あるいはタバコ会社の寄附ででも)作るべきではありません。喫煙所があるから喫煙者は吸う訳で、どうしても吸いたいという喫煙者は有料の喫煙所で吸う方向が必要です。(あわせて、保険適用の禁煙治療を受診し禁煙にトライすることを勧める。その受診料を助成する制度を設けるなども、、)⇒下記の【ポイント】参照

・行政は、公費やタバコ会社の寄附で、公共の場に指定喫煙所や公衆喫煙所を作ることからは全面的に手を引いて、有料・無料の(閉鎖型で煙が漏れ出ない) 喫煙所設置は民間に任せて、行政は条例や健康増進法の趣旨に沿う全面禁煙化をひたすら進めれば良いのではないでしょうか。(有料の喫煙所はそれなりに増えてきているようです)⇒下記の【ポイント】参照

・なお、タバコ会社の寄附による喫煙所設置は、「たばこ規制枠組条約」(FCTC)5条3項および13条(行政機関はタバコ産業からの金銭・寄付・サービスなどを受け取るべきではない)に違反しています。

4.東京都受動喫煙防止条例、および健康増進法が施行され、たとえ屋外であっても公共の場に受動喫煙の危害を振りまくのが必至の喫煙所は初めから作るべきではありません。受動喫煙の害を及ぼしてはならない配慮義務を定めた健康増進法第二十七条に抵触するものです。

5.喫煙所は狭い場所に人が密集する三密で、しかも喫煙のためにマスクを外すことから新型コロナの感染拡大のリスクがあり(その事例も報道されています)、その広がり防止上から初めから設けるべきではなく、コロナ禍の現在、全国の多くの喫煙所が既に閉鎖されているところです。

6.東京都稲城市では「市では、受動喫煙防止等の観点から、路上等に喫煙所は設置しません。」としています。同様の自治体も数多くあるようです。(立川市、調布市など) 貴市にも見習っていただきたいです。

7.行政が喫煙所を一度設置すれば、市税による財産管理規定や、タバコ会社が負担する場合にはその契約年限の関係等で、閉鎖・撤去が長年にわたり困難になることでしょう。(市民の15%前後に過ぎない)喫煙者は減少し続け、また法的に屋外の喫煙規制も強まっていくであろうことからも、歩道・路上や近くに喫煙所を設ける施策は断念すべきです。

8.この路上喫煙の禁止施策は、健康部局との調整・連携はされているでしょうか? 対象が屋外ではあっても、受動喫煙防止及び健康増進法を所管している健康部局との調整なり連携は不可欠のはずで(煙が漏れ出て受動喫煙の危害を防ぎ得ない「指定喫煙所」を健康部局が是認するのは理解不能ですが)、受動喫煙の危害防止も主目的に盛り込んだ共同提案・施策であるべきですので、よろしくお願いいたします。

【ポイント:「指定・公衆喫煙所」を作るべきでない、喫煙者は公共の場で喫煙すべきでない】
(1)行政は、公共の場に、喫煙者のための「喫煙所」を作るべきでない
 ・喫煙所があるから喫煙者はタバコを吸う、無ければ吸いには行かない
 ・受動喫煙の危害は防ぎ得ない
 ・受動喫煙の危害防止の配慮義務を定めた健康増進法第27条に抵触する 
 ・喫煙所は三密となり、かつマスクを外すのでクラスター発生源のリスク大
 ・なので公費を使うべきでない
 ・JT等の寄附はタバコ規制条約に抵触する
 ・一度設置すれば、閉鎖・撤去が長年にわたり困難になる 
 ・受動喫煙防止等の観点から、路上等に喫煙所を設けない市が増えている
 ・有料・無料の(閉鎖型で煙が漏れ出ない)喫煙所設置は民間に任せればよい 
 ・行政は条例や健康増進法の趣旨に沿う全面禁煙化をひたすら進めれば良い
 ・禁煙治療の保険適用の受診料を助成する制度を設ける

(2)喫煙者は、公共の場で喫煙すべきでない
 ・受動喫煙の危害を周りに及ぼすのは避けられない
 ・「吸ってはいけない」場所のルールは守っているはず
 ・喫煙場所が狭まって、多くの人が禁煙に踏み切っている
 ・禁煙に踏み切るきっかけにすれば良い、自分も皆もハッピーになる
 ・禁煙治療の保険適用の医療施設は多くあるので、受診してみる
 ・「どうしても吸わざるをえない」場合には、(民間の)有料・無料の喫煙所を検索する
 ・あるいは次善の方法としてニコチンガムを処方してもらう
 
【結果公表】2020/12/10


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