ホープフルSの枠順が決定、1枠に2戦2勝の2頭が同居した。サウジRCでボンドガールを破った①ゴンバデカーブース、野路菊Sを快勝した②ヴェロキラプトルだ。
もう1頭の2戦2勝馬、シンエンペラーは3枠⑥番とこちらも絶好の枠を引いた。
当然、この3頭が上位人気だろう。
後に続くのが、有馬で圧倒的な存在感を示した二人のジョッキーが乗る2頭。デビュー戦札幌芝2000mで3着した後、同じ札幌の未勝利戦、京都芝2000mの黄菊賞と目下2連勝中のセンチュリボンド8枠⑯番には有馬で帰ってきた武豊、アイビーS3着のレガレイラ7枠⑬番には、大外の不利を跳ね返すミラクル騎乗で2着に入ったルメールが乗る。外目の枠から、今度はどんな騎乗を見せるか注目だ。
人気上位に推されるであろう馬たちが内、中、外と別れたが、当日の馬場はどちらが有利なのか。スタートからコーナーまで長いだけに、有馬ほど外枠不利とはならないにせよ、やはり内の方が有利だろう。
そんな中で、穴で注目したいのは⑮ウインマキシマムだ。3戦目にして未勝利を勝ったばかりではあるが、キタサンブラック産駒というだけで買いたくなる。実際、大舞台では人気に関係なく好走するだけに、ここでも無視できない存在だ。さらにドゥラメンテ産駒の⑱ミスタージーティーにも注目したい。デビュー戦を勝ったばかりだが、母のリッスンはディープの子を多く出し、タッチングスピーチ、サトノルークスなどを出しており、父がドゥラに替わって初めての子となるが、デビュー戦をあっさり勝って、活躍しそうな雰囲気がある。去年のドゥラエレーデの例もある。
果たして今年は固く収まるのか、荒れるのか。現時点で、来年のクラシックが楽しみと言えるほど大物感がある馬はいないだけに、誰でもいいからここで圧倒的な強さを見せて、来年に名乗りをあげるような競馬を見せてほしい。