21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

高島屋はなぜ原因究明を断念したのか

2023-12-27 19:22:27 | 雑記帳

 クリスマスを台無しにした高島屋の宅配ケーキ崩壊事件だが、早々と高島屋が原因究明を断念した。

 いったい何が起こったのか。何故、高島屋は原因究明は不可能と判断したのか。取材をしたわけではないので、断定はできないが、高島屋と配送を受け持たヤマト運輸が何らかの形で手打ちをしたのではと疑いたくなる。

 それというのも、私がアルバイトしている食品会社でも同様の事件が何度も起こったからだ。

 私が勤務する食品会社は、介護施設などへパック詰めした食材を宅配しているが、自社による配送に加え、複数の運送会社に宅配を依頼しているが、ヤマト運輸にも依頼している。茶碗蒸しや卵など壊れやすい食材を配送する際、ヤマト分だけは厳重に荷造りしていた。それは、ヤマトに依頼した施設から食品が崩れていた、パックの口が開いて汁が漏れていたというクレームが相次いだからで、やむなくヤマト便に限り、緩衝材で厳重にくるむことが工場内で義務付けられているのだ。ちなみにほかの運送会社に依頼した顧客からは、厳重に梱包していないにもかかわらず同様のクレームはめったに来ない。

 原因は、荷物の取り扱いが乱暴、雑との一言に尽きる。ヤマトの段ボールにはコワレモノ注意などと仰々しいシールを張ったり、天地無用のシールを張るなどして気を遣うわけだが、何故かクレームが後を絶たないのだ。取引を辞めようという話も出たが、料金面、遠隔地への配送など、頼らざるを得ない側面もあり、未だに取引が続いている。

 実は昔、記者時代、ヤマトの配送基地を見たことがあったが、荷物の扱いはひどいものだった。取扱量が多いからなのだろうが、コワレモノだろうが何だろうがおかまいなくばんばん放り投げているのだ。あんな扱いをされたら、ケーキなどはひとたまりもないだろう。そんな状況が今も続いているとしたら、何をかいわんやである。

 高島屋とヤマトとの間でどんな話し合いがなされたのか知る由もないが、あのケーキの壊れ方は取り扱い方に問題があるのは明らかと言わざるを得ない。

コメント
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