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21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

ジャックの強さが確信に変わる時

2022-04-03 07:00:18 | ヨレヨレ競馬ライフ

 今日、阪神でジャックドールの強さが本物であったことが証明される。

 初のGⅠ、久々の右回り、現役最強馬エフフォーリアとの対戦、こう並びたてただけでジャックの信頼度は下がって当然といえるが、それでも2番人気に支持されている。おそらく誰もが強さは認めるが、相手が年度代表馬とあっては評価を下げざる負えないといったところなのだろう。新聞、TVでもそんな予想家の心理が表れている。

 3歳クラシックを勝たない限り、古馬になって真の強さが認められるのは大抵は、GⅠを勝ってからというのが競馬界の現実だ。ジャックも例外ではないということだ。

 そして、大阪杯がジャックにとって真の強さを証明する格好の舞台となった。

 3歳の夏休みでジャックは大きく成長した。初勝利まで3戦を要し、勢いで臨んだプリンバルSで完敗。そこまでは並の馬だったが、夏の成長がハンパなかった9月の復帰戦から怒涛の5連勝で重賞勝ち。すべてが芝2000m逃げ切り完勝という離れ業をやってのけた。しかも、金鯱賞はGⅠ馬相手に、コンマ4秒差のレコード勝ちだ。そんなジャックの成長のバロメーターが馬体重の増加だ。9月の復帰戦は前走から16K増。結果は完勝、太目残りではなく、まぎれもなく成長分だったことは、その後も体重が減っていないことが証明している。

 レースっぷりもすごい。5連勝すべてが逃げ切りだが、内容は並の逃げ馬の勝ち方と全く違う。前走もそうだったがしっかり終いは脚を使っているのだ。つまり、たまたま前に馬がいなかっただけで、実は先行して直線で足を延ばすという理想的なレースをしてきただけなのだ。こうなると、ジャックにとって相手は誰だろうが関係ない。デビューから9戦すべてが芝2000m、ペース配分はジャックの体内時計にしっかりセットされている。

 スタートを決めて、自分のペースといっても並の馬にとってはかなりのハイペースということになるわけだが、スムーズに直線まで行けたら、エフフォーリアも差すのは至難の業だろう。

 今のジャックなら芝2000mは無敵なのだ。後はGⅠ勝ちで強さを証明するだけだ。 

 

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