師匠のゲーム日記

師匠が語るマイナーゲーム評価ブログ
どんどん自作ゲームも公開していく予定!

BATMAN Return of The Joker(GB)

2009年08月27日 | ゲームレビュー
「おまえのブログ、いつ見てもレッスルボールなんだけど~」

友人がそう言ってきました。

いや…ホントそのとおりです…すんません…

前回の更新が5月。
あれ、今は暑~い8月ですね(←バカタレ)


いつ見てもレッスルボールと言われ…
早く更新してくださいという声もあり…

久々に更新してみることにしたんでございます。


もっといえば、文字だけでゲームの楽しさを人にオススメすることの難しさ。
これってよく考えたら、個人的にはすごく勉強になるんですよね。

やる気も出てきて、再スタート!


ということで、今回はひさびさすぎて違和感たっぷりです。

肩慣らしにゲームボーイソフトのレビューをさっくりいってみましょう!


今回のゲームは……





「BATMAN Return of The Joker」!!
(バットマン リターン オブ ザ ジョーカー)





ハイ、知ってる人がいるとは思えません。
だって、自分も売ってるのを見たことがありません。



…このゲームとの出会いは、はるか昔。

まだ物心もないくらい小さかった師匠少年。

親せきが遊びに来た際、少し年齢が上の親せきはゲームボーイを遊んでいました。

当時、ゲームはテレビでやるもんだと思っていた師匠。
いや、テレビ番組の一部に、ゲームができる番組があるんだと思ってたのかな。
それくらい昔のこと。

ゲームボーイを見て、テレビじゃなくてもゲームができる!
持ち運びができるゲーム!!

それに当時の自分はえらくビックリしたそうで、親せきのゲームボーイを奪ってかじりついてたそうです。

親せきが電車で帰るって言っても、かじりついてたそうです…

しまいにゃ、何やってもゲームボーイを離さず、かじりつき続けたそうで……


「新しいの買うからあげるわ」
と、親せきのを奪いとったそうです………


何この強奪話!


そのとき、一緒に奪い取った(←譲り受けた)ゲームボーイソフトが2本あって、
その1本が、このバットマンなわけです。


師匠としては、ゲームボーイ初参入ソフトと言えるほど、歴史のあるゲーム。


さて、そんなバットマン。
私、全くバットマンを知りません。


キャラクターとしては知っているけども、映画とか見たことありません。

タイトルにあるジョーカーとか、誰かも知りません。
リターンされても、わかりません。

そんな人でも問題なく楽しめるので、気にしないで平気です!





まずはゲーム内容。

SUNSOFTが1992年に制作した、地味にクオリティの高い2Dアクションゲームです。


みなさんご存知のスーパーマリオブラザーズのように、真横に進むアクションゲームです。
2Dアクションゲームとしては、ロックマンXに近いんですが。

というのも、移動やジャンプやパンチのほかに、バットマンは壁蹴りができます。

壁にジャンプして、壁に密着したままもう一度ジャンプボタンを押すと、
壁を蹴って、もう一度ジャンプする感じです。

これを繰り返すことで、高いところまでピョンピョンいけます。

バットマンらしく、アイテムを取ることでブーメランも投げれます。
(このブーメランは、バットラングというのかな?)



そしてこのゲームの特徴と呼べるアクションが…

ワイヤーアクション!


十字キーの上を押すことで、斜め上にワイヤーを投げるのですが。

これが壁とか天井とかにくっつくと、ブラーンとブランコのように振り子運動できるんですね。

ブラブラしながらタイミングよくジャンプすることで、加速をつけたまま跳ぶことも。

壁蹴りも合わせることによって、バットマンをあちこちに動かすことが可能!



この壁蹴りとワイヤーアクションが絶妙なバランスで、このゲームが上手くなればなるほど、
ゲームのクリアタイムの短縮につながるんですよね。


天井にずっとワイヤーで張り付いていって、ステージのリフトに乗らなきゃいけないところを無視して進んだり…

木箱が落ちてくるトラップを、加速をつけて無理矢理通り越したり…


そして何よりカッコイイんだ、これがまた!

敵に奈落の落とされそうになったところを、ギリギリ壁にワイヤーつけて根性見せたり…

意味はないけど、ワイヤーで加速をつけて、全力加速パンチを敵に叩きこんでみたり…

素早いボスの背後を、加速をつけて回り込んだり…


ステキです!
単独で戦うヒーローのカッコよさを感じます。



そして、かなり個人的に好きなアクションがパンチ

いや、別になんてことはない、普通のパンチなんですけどね。

ただ、拳速が異常に早い気がするんですよね。

「ジャ!」
っていうパンチ音が鳴った瞬間には、拳を引っ込めてるくらい。

倒したザコ敵が、「ジュワ!」…と、煙になる謎の強力パンチ。

このパンチでもって、ボスを殴り倒していくわけですが…


ボスと同時にジャンプ!

バットマンのパンチ!!
ボスの必殺技!!

同時に着地!

そして崩れ落ちるはボスッ!!!!


うーむ、カッコイイですねぇ。
このバットマンのパンチは、侍の居合い抜きの感覚に近い気がしますね。

たった一瞬で敵を斬り倒す、あのロマン!

このパンチは地味にステキです。
(ただのパンチを、どれだけホメるんだ)





その肝心のアクションの数々を披露するステージですが…

このゲームは1~4までステージがあります。


1ステージ~3ステージは、最初から選べ、いきなり2ステージからも挑めます。

1~3ステージをクリアすることで、ラスボスの待つ4ステージ目へ…


そこで短いと思ったアナタ!

正解です!

とても短いので、ものすごくサックリしてます!





そしてこのゲームのもう一つ素晴らしいところ、それは難易度の変更。
EASY、NORMAL、HARDの3つの難易度。

そんなん、あるの当たり前だろと思った、そこのアナタ!

正解です!
でもちょっと待ってください!


このゲーム、難易度が変わることで、ボスの動きが変わるんです!
それもかなり!

ステージ2のボス、ショーグンウォリアーを例にすると…

EASY → のそのそ歩いて斬ってくるだけのサムライ

HARD → 分身がついて、動きが素早く、ジャンプもするサムライ!
       そのジャンプは、天井に張り付いているバットマンに斬りかかってくるほど!


ステージ3のボス、ファウルボールでは…

EASY → ただバット回しながら近寄ってきて、スライディングするだけ

HARD → バットで千本ノック!ボールをガンガン打ち込んできて、近寄るとバット回し+スライディング!


と、こんな感じでボスの動きが大きく変わっているのも注目です。
もちろん、ステージ中のギミックでダメージを受けなくなったりとかの変化もあります。





……ファウルボール?

バットマンにそんなヤツいないだろ、と思った、そこのアナタ!

おそらく正解です!


映画に詳しい友人に聞いたところ、そんなわけわからん設定のキャラはいない…と。

そして自分でも考えてみたのだが…


バットマン 
 → bat man 
  → bat

bat(名)
 → コウモリ

いや待て。
辞書で調べてみると…

bat(動)
 → ~をバットで打つ、~を打つ


いや…まさか…。

バットで打つ男・通称バットマン?

そして、それに対するボス敵がファウルボール?
しかも、バット振り回して、千本ノックしてるボス……。


ギャグですか!
バットマンに対するギャグで生まれたのか、このボス。  

それとも、このゲーム。
実は、野球男のゲームだったりするのだろうか…?

ということで、GBのゲームですし、映画の再現力を求めてはいけなかったのかもしれない。

おもしろい2Dアクションゲーとして、暖かい目で見守りましょう。





最後に、魅力的なのは恐ろしき強さのラスボス。

それは、ノーマルやハードの時だけなのですが。

なぜか天井に動く磁石が取り付けられており、ブーメランをまっすぐ飛ばすことはできなくなり…

バットマンも磁石に吸い寄せられ、非常に戦いにくくなります。
動きにくいなんてものじゃありません。

吸い寄せられて、バットマンが空中に浮かんでしまったり。
戦いにくすぎです。

ラスボス自身も、スキのない動きで間合いを計るテクニシャン。

師匠も、ハードのこのボスに勝ったのは数回。
かなりの難易度で、歯ごたえがあります。

ぜひ、この戦いにくさは味わってみて欲しいですね!





はて…
正直なところ、これでレビューが終わりそうです。

特にストーリーはないし、あるのかもしれないけど英語だらけで読みにくいし…

ネタになりそうな、変なシーンとかもそんなにないしね…
(ネタ目当てかよ!)

それくらいツッコミどころのない、完成度の高いゲームってことですかね。



ではでは、今回はこのへんで。

サクッと軽~く、アクションゲームがしたい人!
やればやるほど、腕が上達する楽しさを味わいたい人!
ハードのラスボスの強さを、味わってみたい人!

500円くらいまでだったら、大満足な気分になれるはず。

もし気になった方は、GBソフトのコーナーを見てみてくださいな!


今では時代遅れのゲームボーイかもしれないけど、今でも楽しい名作はたくさんあります。

このゲームも、個人的には名作の1つです。


ということで、今回は「BATMAN Return of The Joker」でした!
















ちなみに、どれだけ腕が上達するものなのか?
どれだけサクッと遊べるのか?

幼い頃から遊びすぎて、このゲームの腕にはかなりの自信がある師匠。

EASYモードをやりつつ、大体の時間を計ってタイムアタックしてみた。


STAGE1 2分

STAGE2 3分

STAGE3 1分

STAGE4 2分


びっくりしました。

全クリするまで、10分経ってないんですね。


このちょっぴり遊べる感は、テスト勉強の息抜きなんかにはサイコーですよ。