師匠のゲーム日記

師匠が語るマイナーゲーム評価ブログ
どんどん自作ゲームも公開していく予定!

LIVE A LIVE(SFC)

2007年09月18日 | ゲームレビュー
みなさん見てくれてどうもです!

最近はジャンプのコメントがまた盛り上がってるなと思ってたら、家族からこんな一言…



「アンタのブログさあ、Googleで…

   「ジャンプアルティメット コンボ」

…って検索すると、3番目くらいに来てるよ」



え…3番目付近…?
ほんとなら、かなりすごいことでは…


疑いつつ、検索…


4番目~!!




しかも

「ジャンプアルティメットスターズ コンボ」

…と、タイトルを全部入れて、丁寧に検索すればアルティメットスターズについて書いた記事が1、2番目に!!!

…これって、ちゃっかりすごいことなのでは…?




と、ここで1つ考えた。

今、ノリにノってる…
かもしれないこのブログ。

ここでマイナーゲームを紹介すれば、マイナーゲームが全国に知れ渡りやすくなるに違いない!





というわけで、マイナーだけども必ずやればグッとくるゲームを紹介。


その名も……



「 LIVE A LIVE 」!!!
  (ライブアライブ)





これはスーパーファミコンで、メーカーはスクウェア。

スクウェアが最高に盛り上がってた時代に発売されたRPGだ!!


おそらく聞いたこともない人が大半なのではないかと…

と言っている自分も、1年前までは全く知らなかった。




…と、ここで1つ言っておきます。


水着のネーチャンが、ビーチバレーしたり、格闘するのは、「デッドオアライブ」なんで、間違えないように!!




…話はそれましたが、師匠がライブアライブを知ったキッカケはちょうど1年前…


友人が…

「ライブアライブってRPGだったかな…
 ネットでは、すげえ伝説と化してるゲームがあるらしいよ。」


という話が急に出た。

その後、何気なくネットで検索してみれば、確かに神のようにあがめるファンの人達がたくさんいた。




どんだけすごいRPGなんだ…と興味をそそられる。
欲しい…


そしてゲームを探す。
探し回って、運良く800円ほどで売っていたのを迷わず購入。

こうしてライブアライブのプレイが始まったのです。


うかつにも、師匠はウィキペディアやその他のサイトでストーリーをネタバレされてしまった。

これが非常に残念ではあったが、それでもプレイして良かったと思えたし、すごいインパクトを受けたゲームだ。








さて、ライブアライブの基本的な話。

ライブアライブは、それぞれ7つのストーリーが用意されている。

1つ1つの物語をクリアしていくのだ。

その7つとは…


原始編

幕末編

功夫編(クンフー)

西部編

現代編

近未来編

SF編


の7つ。
もちろん物語によって主人公も変わる。
時代ごとに共通点は基本的にない。
(例外で存在する共通点:なぜかワタナベという名前の人物や機械は、必ず親子と生き別れになるイベントがある。
            これを探すのもなかなか楽しい)
 

イラストはゲームにはほとんど出てこないので、あんまり関係ないかもしれないが…
実は時代ごとにイラストを描いている人が違う。

しかも意外に豪華な人たちが関わっている。

自分がわかった人物で「おぼっちゃまくん」とかの作者の小林よしのり。

「名探偵コナン」とか「剣勇伝説YAIBA」の作者の青山剛昌。

「BASARA」というマンガの作者の田村由美。

「LOVe」というマンガの作者の石渡治などなど…


他の方々も自分が知らないだけで、たぶん有名な方に違いない。

というわけで、なぜかすごいイラストの人たちを起用していた、妙に豪華なゲームなんです。






ライブアライブのシステム面の話。

とは言っても、各物語ごとに特殊なシステムがあったりするので、ここでは大まかに。

フィールドではドラクエやFFのように2頭身のキャラクターがテクテク歩くような感じ。

戦闘はフィールドに歩いている敵に当ったら戦闘になったり、急に戦闘になるパターンもある。
戦闘画面は、ライブアライブでしか見たことないようなバトルシステムになっている。

大きなマス目が引かれていて、そこでいつもよりもデカくなったキャラクター達を動かす。

簡単に言えば、リアルタイムなシミュレーションゲームといった感じ。
味方を動かすときはガンガン歩けるけど、敵もガンガン歩く。
味方がいれば、パスして他の仲間を動かしてもいい。

攻撃は技の効果範囲が用意されてあり、移動して敵を範囲に入れるように攻撃する。
それは敵も同じで、一見すさまじい攻撃力の相手も、技の範囲にさえ入らなければ、完封できたりする。

技には素早さ的な要素もあり、強い技は基本的に発動まで時間がかかる。
その間に、敵が範囲からいなくなってしまっては意味がない。



師匠がこの戦闘をやった感想としては、新しい感じのバトルでなかなかおもしろい。
…が、使いやすい強い技があれば、そればかり繰り返す単調なバトルになりがちな感じ。

まあ、それは差し引いてもおもしろい。
けどライブアライブはバトルではなくストーリーが凄まじいので、正直バトルはどうでもいいんです(いいんかい!)。






さて、大まかな紹介をしたところで、今度は7つの物語をざっと紹介。

と言っても、ウィキペディアのように深いとこまでネタバレをしないために、かなり浅い解説になるかも…





まず「原始編」!

「はるか昔の原始時代。
 キビし~い長老のもと
 相棒のゴリと気ままに暮らす少年が
 かりを許される年になった日…

 会話のない時代
 人は強い嗅覚を持っていた。
 においをかぐ事で 獣の居場所や
 危険などを知る事が出来たのだ。」


というわけで、主人公は原始人。
もちろん原始時代なので、言葉なんてない。

どう会話するかというと、前代未聞!
ジェスチャーのみ!!

それでも何を言っているのか、なんとなくわかるのがすごい!

原始編の独自のシステムは、ニオイを嗅ぐこと。
ニオイを嗅ぎ、姿の見えない動物を狩ったりするのだ!!

そして素材を組合わせて武器を作ったり…





「幕末編」!!

「時は幕末
 この天地動乱の時代にも
 影ながら生き続ける「忍び」に
 密命が下った…

 敵の城へ潜入し
 数々の敵や からくりを突破し
 とらわれの人物を救出せよ!
 なるか100人斬り!?」


主人公は忍。

幕末編の独自のシステムは、隠れること!
隠れることで、城内をウロつく敵の目をゴマかせ!!

もちろん、わざとバレて敵を切りまくっても良い。
100人斬りを達成しても良し!
隠れまくって、0人斬りでクリアしても良し!

そもそも、命令を無視して忍をやめて逃げても良しと、なんでもアリ。

未確認だが、FF5の神竜やオメガのパロディのボスがいるとか…





「功夫編」!!!

「所は中国、大志山という山に
 拳法使いの老人がいた。
 年老いてきた彼はその拳法を
 受け継ぐ若者を探す…

 3人の弟子を探し出し
 体力・速度・力の修行を行う。
 どの弟子が後継者となるかは
 老師の修行のつけ方しだい。」


主人公は心山拳の師範代!

年老いてきたために、後継者を探していた老師。

そこで出会った、男まさりの野盗レイ・クウゴ
巨体の大食漢サモ・ハッカ
心優しい小柄な少年ユン・ジョウ

この3人を後継者候補として、修行の日々が始まった…





「西部編」!!!!

「アメリカ大陸 西部開拓時代
 放浪を続ける おたずね者が
 無法者達におびやかされる
 サクセズ・タウンにおとずれる…

 ワナの材料を探し
 町の人々と協力してしかけ
 無法集団クレイジーバンチの襲撃を
 むかえ撃つのだ!」


主人公は放浪を続ける5000ドルの賞金首サンダウン・キッド。

彼を執拗につけ狙う賞金稼ぎのマッド・ドッグ。

ゴールドラッシュが過ぎ去ったさびれた街に、無法者の影…

立ち上がったサンダウンに協力する街の人々。
時間内に町を散策し、大群で街へ向かっている無法者の数を減らすための罠を作るのだ!

西部編は、慣れれば30分くらいでクリアできるシナリオ。

かなりお手軽なシナリオの割に、オチなどもしっかりしているシナリオだ。





「現代編」!!!!!

「世界に点在する
 あらゆる格闘技の奥技を身につけ
 「最強」の座を手に入れようと
 野心をする若者の激闘!

 ムエタイ・プロレス・ルチャ・骨法
 サンボ・スモウ…
 すべての格闘技の必殺技を
 その肉体で受け 習得するのだ!」


主人公は格闘家。

己の体のみを武器とし、最強を目指す男の物語。
6人の強敵と戦い、技を体で学び、最強を目指せ!!


独自のシステムは、なぜか格闘ゲームのようなノリの画面になり、6人の敵を選んだりするところ。
そして、敵の必殺技を受け、本当に自分の必殺技として習得していくところ。

主に戦闘だけだが、それでも最後のボス戦前のメッセージが好き。




「近未来編」!!!!!!

「今よりちょっとだけ未来。
 超能力を持つ少年がいた。
 人々の本音を見すぎケンカに
 あけくれる日々だったが…

 人の心を読む事が出来る
 読心能力を持っている少年…
 はたして古代ロボット魔神
 ブリキ大王は復活するのか!?」


主人公は相手の心を読むことができる青年。

自宅のチビッコハウスにいる子供の心を読むと…

「や やだなあ…
 またボクの心 読んでる…」

といった感じのセリフが出る。
すごい重い話になるかと思いきや、そんなに深くストーリーに関わらない子供。


独自のシステムとしてはこのように相手の心が読めること。
例えば、敵を追い詰めたとき、普通に話しかけると…

「誰がオマエにアジトを教えるか!」
という感じのセリフだったとしても、心を読めば…

「研究所がアジトなんて、絶対言えない!」
という感じで、あっという間にわかるわけだ。

心を読むシステムのおかげで、近未来はかなりおもしろい雰囲気になっている。

これまた最後のボス前の主人公のセリフは最高だ。





最後に「SF編」!!!!!!!

「地球にむけて航行中の
 貨物輸送船コギトエルゴスム。
 その中で今 新たな生命が
 生まれつつあった…

 船内で次々と起こる事件…
 メカニックのカトゥーに
 作られたばかりのロボットも
 乗組員達と共に巻き込まれて行く。」


舞台は惑星間貨物輸送船「コギトエルゴスム」。

ここで、メカニックのカトゥーによって生み出された機械「キューブ」。

そのキューブが主人公!!


船内には捕獲したベヒーモス…
連絡のない船長…

アドベンチャーのようにセリフばかりのシナリオだが、これはRPG。
歩いていると死ぬイベントもある。

音楽がほとんどなく、緊迫した船内がまた異様な雰囲気をかもしだしていて、地味に怖い。









さて…
この7つの時代を終わらせると…

実は………おっと!!!!


この先は言えません!!
わずかなネタバレも許されないです。

ぶっちゃけ、自分はネットを見ていてネタバレされたので、ショックでした…


が、それでもラストのイベントはトリハダモノです。

衝撃的すぎるイベント。

ちょうど友人と師匠はライブアライブを同時期にやり始め、師匠が先に全クリ。
すぐさま、すごすぎるから早く全クリしたほうが良いと報告。

そして後日…

「全クリしたぞ!」との連絡!!

お互いに学校帰りで、夜の8時近くだというのに、集合。

そのまま夜、ライブアライブのエンディングなどなど、ひたすら語ったのは良い思い出。




また、ライブアライブの魅力の1つとして音楽はかかせない!!

場面場面にマッチした名曲の数々!
作曲者は下村陽子さんという人なのだが、この人はマリオRPGとかの曲の人だ。
今回、こうしてレビューしている一番の要因…
ライブアライブのサントラを偶然にも発見して買って、再び音楽だけで感動したからです。


そして、いたって普通の場面でのセリフもおぉっ!
…と、思ってしまうほどのセリフ・メッセージの良さ!

特に、各シナリオの最後のボス戦前のセリフなどは最高のものばかりだ!
これまた曲とマッチしすぎでトリハダもの。




マイナーなゲームだけども、確実にやったプレイヤーにグッとくるものがあると思う!

そして7つの物語を終えたは、さらに衝撃が走る!
下手すればトラウマになるくらいかも!(大げさ…ではないと思う!)

というわけで、ネタバレしたくないがために浅いレビューになってしまったかも。

それでも「LIVE A LIVE」を気になった方はぜひ、プレイしてみてください!


ライブアライブの初プレイは2006年。
個人的には2006年にプレイしたゲームの中で、ベストゲームだったかも…