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~ Blue Ocean 戦略 ~| zimaブログ |

北部九州(玄界灘・壱岐・呼子・佐世保方面等)をメインフィールドとした磯釣りや船釣り釣行記・関連情報アップします。

絶叫の磯(2013.12.7上五島)前編

2013-12-09 19:15:52 | 磯釣り釣行記
やや風邪気味でしたが、12/7(土)夜から、五島へ夜グロ・朝からヒラス狙いで釣行してきました。今回は1人での釣行です。

佐世保を夜21:00出港とのことなので、夕方早めに家を出て、途中、伊万里の"まるきん"さんで予約していたエサを購入。



今回お世話になるのはニューレインボーさん。予定よりだいぶ早く20:00少し前に佐世保の出港地へ到着しましたが、既に5組程の方々が準備を済ませていました。

出港前のニューレインボー


ポーターの方に聞くと、今日は29名だとのこと。昨日は20人で60本のヒラスが上がったと聞き期待が膨らみますが、船長いわく昼出しの他の船が良い瀬に上がっているらしく、上がるところが少ないだろうとも言われます。

船は21:00ちょうどに出船し、2時間弱で上五島へ着きました。クロ狙いの方々から順に下ろして行き、私は最後から2番目になり、00:30頃、どこかわからない足場が滑りやすいやや斜め形状の独立瀬に上がりましたが、他に良い場所がありそうだからやっぱりそこへ行こうとの船長判断で、すぐに回収されてしまいました(正味2分程の最短回収^_^)。

再度瀬付けしてくれたのは倉島の三角というところ。潮どおしは良さそうですが、足場が高くて狭い。畳2枚分程しか無いような狭くていわば壁のような切り立った地磯の先端です。

画像左先端です(九州釣り情報HP画像リンク)
倉島 三角

ポーターの方に「ここは足場が狭いからね。昔ここで海に落ちた人がいるので気を付けて」と言われさらに慎重になります。

12月上旬なのに水温がまだ暖かいせいで磯上は全く寒くない。上着を脱いで早速夜グロの準備に取りかかります。

水汲みバッカンを足元に投げ込みますが水際まで距離がありオーバーハングし中々上げられないので、少量づつ5回程でようやく必要量を確保。

足場右手側


足場左手側


今回は大物に備えて4号竿ハリス6号で望みます。足下の瀬際にボイルを撒き、仕掛けが沖に出ないように探っていると数投目で電気ウキがスウッと入ります。

足下のためすぐに竿に乗った手応えは40cmくらいのクロか?やりとりもほとんどせずにぶり上げにかかりますが、水面から1m程浮いたところで悲しい針外れ。

水面に落下した音の大きさからも40cmくらいか。正面足下の場合、向こう合わせになりやすいのでしっかりアワセをくれてやらないとダメですね。

条件は違いますが、前回釣行でも6回ものバラシに苦戦したので、何だか嫌な予感がしながらも、次を狙いますが反応が無くなってしまいます。

潮も良く流れているので次は沖を流しますが反応がないため、3:30過ぎ、少し冷えてきたので上着を着て、コーヒーでも飲もうかとお湯を沸かし、沸くまでの少しの時間にも竿を出します。

直接狙うと根掛かりしていた右手下のシモリ根がどうしても気になっていたので、ここへ流れ込む潮に乗るようにマキエを足下に打ち、仕掛けを流してみます。その数投目、仕掛けがシモリ根の少し横を通り過ぎる際にウキがスウッと入ります。

すかさずアワセを入れると強烈な引き!体制を整え今度は針はずれしないよう、追いアワセを2度程しっかり入れ込んでやりとりします。あまり緩めていないはずのドラグがジリジリ鳴るほどの強烈な引き。

尾長グレか?マダイか?手応えからマダイだったら60cmは超えてるだろうと確信し、少しドラグを締めて寄せにかかります。

次第に瀬際に寄ってきました。何度も下に突っ込んで4号竿を大きくしならせます。ようやく浮かせた重量感から2.5kgくらいはある感覚です。

ちょっと魚体が大きいようなのでぶり上げは困難と判断し、やむなく魚へライトを照らします。見ると瀬際の水面に浮いていたのはマダイではなく立派で綺麗な尾長グロ。足場が高めで判りづらいですが50cmくらいはあるようです。

自身最大の49cmの記録更新になりそうな魚に、テンションはクライマックス!急いでタモ入れにかかります。

タモ枠60cmと比較するとやはり50cmは十分あるようです。壁のような足場のため、自分が落ちないように慎重にタモ入れしようとします。

しかし、ここで予想もしていなかった問題が発生!何とタモが届かない?本当か?予想していなかった事態に混乱します。

タモ尻の先端を持って手を延ばしても中々入りません。手を伸ばしてもどう頑張ってもあと30cm程は足りないようです。タモの先っぽは魚に触れたようですが中々入らず魚は再度抵抗を見せます。

2分程頑張ってもどうしてもタモに入らないため、初めての経験で焦りが出てきます。こうなったら左手の足場が若干低いので、あそこへ回せばもしかするとタモ入れできるかもしれないと判断し、魚を移動させることに。その時、弱っていたはずの尾長が再度突っ込み!

ここで恐れていた瞬間が発生。急激に竿のテンションが切れ、竿と仕掛けが空を切り、私も壁側へ倒れ込みます。その衝撃で沸かしていたお湯もこぼれて「ブシューッ」と蒸気が吹き出します。

5秒程茫然としたのち、初めて磯の上で心の底から叫びました。「クソ------ッ!」。

文字通りの大バラシ。多分周りに上がっていた釣り人には、4:00頃の暗闇の中、悲鳴にも似た私の怒号が聞こえていたハズ。

ちょっと簡単には立ち直れないバラシ。実際、次の日である本日の朝までぶつぶつ言っていましたから・・・。

ぶり上げておけば良かったのか?ハリスが2ヒロあるからあの重さでは上がっていない?タモは本当に届かなかったのか?上げようとしていた反対側では届かなかった?さらに潮が下がるとこれからどうなる?

バラした大きなショックに加え、どこ
でどうやってもタモが届かないことが判明し、小さなパニックに陥ります。

釣りを再開し20分程やりますが、大バラシで魚がいなくなったのか釣れません。

すぐにクロ狙いは諦め、タイドグラフや瀬際の確認、どこかもう少しでも降りる場所がないかなど、30分ほど状況確認作業をおこないます。

その結果、どこからもタモ入れできる場所無し。これからあと80cm潮が下げることも判明。バラした尾長どころか、今回釣行の本番である朝からのヒラス狙いではどうなる?

ヒラス狙いの準備をすると、間も無く夜が明け始めます。



<次回記事へ続く>

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