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Aspiring Bobby-dazzler Starlet

岸利至さんが好きです!が!今は映画ブログになりました☆トラウマになるくらいの重い、暗い映画が好きであります。

日本インターネット映画大賞☆外国映画部門への投票

2007-12-29 23:32:11 | LOVE MOVIE
日本インターネット映画大賞というものがあります。
私も参加してみます!

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「パリジュテーム」     6点
  「パンズラビリンス」    5点  
  「ミルコのひかり」     5点
  「エンジェル」       4点
  「エディットピアフ」    4点
  「題名のない子守唄」    4点
  「ボルベール帰郷」     1点
  「バベル」         1点

  
【コメント】
パリジュテームは多くの「パリ好き!」に向けた最高傑作!
オムニバス映画は一つで何粒もおいしい!いろんな俳優女優が脇でこっそりでてるのもたのしみ。
パンズラビリンスはヲタク監督が新しいジャンルをみせてくれた。感動作。
ヨーロッパ映画に秀作が多かったと思う。

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【監督賞】              作品名
   [フランソワオゾン       ] (「エンジェル        」)
【コメント】
初の時代物、初の英語物語。有名監督となってもチャレンジする姿はすばらしい。
やはり今回の映画も、「女ってこえ~よな。」と皮肉タプリのオゾン節がでていて良い。

【主演男優賞】
   [メルヴィル・プポー       ] (「ゼロ時間の謎        」)
【コメント】
正統派美男子で、クラシックな雰囲気のこの作品で見事に役になりきっていた。

【主演女優賞】
   [マリオン・コティヤール          ] (「エディットピアフ」)
【コメント】
一人で、少女から老人まで演じたのがすごい。本当はすごい美人なのに、あのいやみったらしい
ピアフをここまで憎々しいほどに演じきっていました。
【助演男優賞】
   [セルジ・ロペス         ] (「パンズラビリンス        」)
【コメント】
非道な男っぷりがみごと。こいつの為に生きるなら、死んだ方が夢ね、っていう皮肉ですね。

【助演女優賞】
   [ロラ・ドゥエニャス        ] (「ボルベール帰郷        」)
【コメント】
もうぺドロ・アルモドバルの専属名脇役ですよね。

【新人賞】
   [ロモーラ・ガライ           ] (「エンジェル      」)
【コメント】
もう!かわいい!イギリスの田舎から良く出て来てくれました!
私、かわいい女優さん目当てに映画を見るんで(ルックスだけ?って残念がらないでください(笑))
そこも重要なポイント!だからロモーラガライがでる作品は見ますよこれからも。

【音楽賞】
  「エンニオモリコーネ 」
【コメント】
トルナトーレ監督との共作はいつもすばらしい。

【勝手に○×賞】
   [もう終わりにしてよ!賞           ] (「saw4        」)
 
いつしかジャンルがかわってました。どこまで続くのこのスプラッター。
オリジナルが一番おもしろかったよ~。

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日本インターネット映画大賞←公式サイト

日本インターネット映画大賞2006年度はこちら

2007 映画BEST5  (劇場で観たものonly)

2007-12-28 23:51:27 | LOVE MOVIE
1位パンズラビリンス
2位ボルベール帰郷
3位題名のない子守唄
4位ミルコのひかり
5位エンジェル


おまけ♪パリジューテーム

このブログを始めたのが8月なので、上半期BEST5ですかね?
全部ヨーロッパ映画だ!そして、女の人が主人公とか子供が主人公とか好きですね。
最後の12月にみたエンジェルは最高♪
ハリウッド作品が一つもはいってないのが私らしいですね(笑)
私、絶対映画の仕事はできないですね(苦笑)俗に受けそうな、ギャラの高い俳優使ってるだけの映画とか
内容の短絡なラブコメディとかアクションとかCGとかあまり好きではないから(笑)
興行成績重視の作品選びはできないなぁ~。
「ホリディ」とか駄作ですよね?「デジャブ」も‥(苦笑)

おまけに選んだパリジュテームは内容、云々よりパリそのものを満喫できる映画であり、
パリ好きの私にはたまりません。ナタリーポートマンとか薬指の標本に出ているモデルの女の子とか
出てますよね。日本人監督もいるし。

来年もお正月映画とか期待してます!


映画「ゼロ時間の謎」を観ました。

2007-12-23 00:19:36 | LOVE MOVIE
こちらは、アガサクリスティー原作のミステリーをフランスの監督がとりました。
イギリス、フランス両国が大好きな私にはピッタリ。呼ばれたような作品でした(笑)
「2人の妻は多すぎる」というキャッチコピーがつけられていました。
プロテニスプレイヤーの主人公。現妻と、前妻とともに、叔母のクラス断崖絶壁にあるお城
カモメ荘でバカンスを送ることになった。友人達も集まった。メイドに執事も居ます。
そこである殺人事件が起こった。
三角関係による嫉妬と羨望とかお城の主の財産とか、
いろいろな気持ちが錯綜する中‥犯人はこのお城に滞在していた者なのか?
それとも?

時代設定はいつなんだろう。現代風じゃないなぁって気がしました。
俳優さん達の顔立ちがすごく正統派で、結構古い感じを醸し出してるんですよね。
お城や服装からも、50年代?60年代?それがクラシックな感じでよかったですね。
もちろんお話しはミステリーなので、誰が犯人なのか?一場面も見逃せないですよ。
でも、波乱の展開に、びっくりしましたね。
プロテニスプレイヤーの役に「ぼくを葬る」の主人公の人がでていたそうな。
フランソワオゾン監督作品なので、観ているんですが、わからなかったなぁ。
でも、わたしが好きなフランス人はこういう顔じゃないな~(笑)
すごい二枚目なんですよ。正統派かっこいい感じ。
前妻のオード役の女優さんは、カトリーヌドヌーブの娘らしいです。
たしかに、似てる!だから、クラシックな雰囲気漂ってたんだなあ。
ちなみに前妻はすごい上品で、現妻はお下品で自由奔放なっていう正反対な性格なんですけど、
だから、主人公はなんで今の奥さんにこの人を選んだんだろう?どこが好きになったんだろう?
って思ったんですけど、そこがまた犯人探しのヒントになってたんですよ。結果的に。
しかもどいつが一番嫌なやつで、計算高いのか?=「犯人」じゃないところがいっぱい見所が
あっておもしろかったですね。
最後まで人間観察楽しめます!
もう一度、DVDで観ますよ~。

渋谷BUNKA村 ルシネマにて上映中

映画「エンジェル」を観ました。

2007-12-19 23:53:08 | LOVE MOVIE
待っていました!大好きなフランソワオゾン監督作品。
今回も女の内面をえぐってる作品ですよね。

1900年代のイギリスを舞台にした作品。オゾン監督初の時代物、英語での作品なんですって。
エンジェル演じるロモーラガロイがかわいいですよ。
ロモーラガライ演じるエンジェルは、下級階層に生まれた少女。自分は貴族の生まれだと信じ、素敵な洋服、
宝石、お城にすむこと、王子様に出会えること、そんなことをのぞんでいる女の子。
小さい頃から家の側に会った「パラダイス」と呼ばれているお城に憧れていた。
実際の彼女の実家は食料品店。その2階にすんでいた。伯母さんからパラダイスでの召使いへの職を案内される。
それが彼女の身の丈だった。だけどエンジェルはそれをかたくなに拒み、お姫様になることを望み続ける。
そんな彼女はたぐいまれなる想像力を駆使し、小説を書き上げ、ある日、執念からか、その作品が出版されることになった。
本が出されるやいなや、たちまち流行作家になり、ペン一本で彼女はスターダムにのし上がった。
地位も名誉も、最後には自分の好きな男までも手に入れ、
ついにはあこがれていた「パラダイス」にすむことまでかなってしまう。
しかし、ある運命のいたずらが彼女を振り回した。シニカルです。最後の台詞が胸に迫る。自分もどうなんだろうって。

おすぎが言っていた。自意識が過剰な女は観た方がいいわよそして反省しなさいって(笑)
自分もあてはまるな~と思って観てみた(笑)

エンジェルは下級層の生まれらしく、召使いとして生計を立て、素朴でも彼女を愛してくれ、子供達に優しい旦那さんと暮らしていた方が幸せだったでしょうかか?
それとも、夢にまで観たお姫様生活、大好きな王子様(でも彼女を愛してくれているとは限らない)と結婚し地位も名誉も残していった生活の方がやっぱり幸せでしたでしょうか?

私は後者派です。前者だったら後悔したまま死んでいくだけでしょうね。愛する人に自分からプロポーズ!かっこいい!
ちょっと自己中ですよね?でも今時の女はそんな人一杯いると思うけど(笑)
夢は強く願えば、叶うもの。流行とかそういうものに流されず、自分の意志を持ち、夢を持ち、嘘をつくなら徹底的につけ!!!と、自力で夢を叶えていったエンジェルは凄いと思う。流行も自分が生きているうちでよかったじゃない。
自分が死んでから才能が認められても自分はわからないんだから。
今後も、ますます女は強くしたたかになっていくんでしょうね(笑)
オゾンはそんな女性を皮肉っているのですよね(笑)やっぱ女っていやよねって(笑)
そして、ゲイの監督らしく、わかってくれるのはやっぱり同性よね。と締めているのがなんともおかしかったです(笑)
原作はエリザベステイラー。女性が成功するには、何かを失わなければならない。という風刺小説らしいですよ。
確かにその時代はそうだったかもしれないけど、今や女性の社会進出は当たり前になってきましたからね~。
今どきの世代は両方でも、なんでも手に入れちゃうんじゃないでしょうか♪



映画「君の涙ドナウに流れハンガリー1956」を試写会で観ました

2007-11-02 22:09:42 | LOVE MOVIE
ハンガリー映画です。
ドナウの真珠とよばれるハンガリーの首都ブタペスト。1956年に失われた革命とオリンピックの栄光があった。独裁的な共産主義政権下にあったハンガリーで市民達は自由を求める声を上げた。彼らの前にはソ連軍が立ちはだかる。
その数週間後運命の女神のいたずらか、メルボルンで開催されたオリンピックでハンガリー水球チームはソ連チームと戦うことになった。のちにメルボルンの流血戦としてオリンピック歴史に残る悲劇のゲーム。
1956年の歴史的事実から感動的な映画が生まれた。1956年は、一方でハンガリーの動乱と呼ばれる失われた革命ともう一方にオリンピックの栄光がある。まさに事実は小説よりも奇なり。私はこの事実を知らなかった。この映画を見る前は、共産主義とか、スターリンとか、世界史的なことはわからないのよね?みたいな感じでしたが、この映画を楽しめたのは、ドキュメンタリー的ではなく、一般市民の感情、自由をひたすら願う気持ち、愛の気持ち、悲しみ、ただただ歴史に翻弄された
人々の姿を描いていたからだと思う。あと、もう一つ思うに、女性は強い。主人公のヴェキは、革命を信じ、自由をつかみ取りたい!そう強く願い実行する女性だった。決してソ連軍に屈しない強さ。将来の自由をみんなの自由を得ようとする気持ち。芯の強い女性。逆にこの中に出てくる男性は、仲間を見捨て、戦いから身を守るように革命を放棄し隠れてしまう男性や
オリンピックへの夢を一つの恋愛で投げ出してしまう男性。自分のことしか考えていない軟弱野郎だと思った。男性っていざとなると情けない(笑)正直みててイラッとしました(笑)終盤のオリンピックの白熱した水球の試合と、ヴェキが共産主義機関にとらえられ尋問されている緊迫したシーンとのコントラストが絶品だった。最後のシーンは切ない。そして、最後のテロップ。「自由の国の人は理解しがたいだろう。自由を求める為に何人の血が流れただろう。」自由であること、普通の生活、人権、そういう今では当たり前のことを得る為に、何人の人が亡くなったのだろうか。何人のちいさな幸せが奪われたのだろう。
自由の尊さ、平和な生活の大切さを実感して涙が出てきました。こんなことがたった50年前の出来事なんて。
それと劇中のソ連の裏切り行為は許せない。その情報はニュースで世界にながれたので、悲劇のハンガリーと有名だった。
だから、五輪でソ連対ハンガリーが行われているときの会場のハンガリーへの声援が大きかった。
それが気持ちよくって!ハンガリーの栄光は世界中のよろこびだったと思う
ちなみに、水球の試合のシーンでは、実際に五輪2大会連続出場のハンガリー代表選手がでているそうです。
試合のシーンは本当にわくわくしますよ!
こういう歴史を、真実を知ることは本当に大事だと思う。映画ってこういう為にあるんですね。
11月17日からシネカノン配給で公開です。必見ですよ!

DVD「オールアバウトマイマザー」を観ました。

2007-10-27 20:10:59 | LOVE MOVIE
ペドロ・アルモドバル監督作品。
女性讃歌3部作といわれている「帰郷ボルベール」をまず観て、「トークトゥーハー」を観て、
最後にこの「オールアバウトマイマザー」を観ました。
この作品は、マヌエラという女性主人公が居て、17歳になる息子が交通事故で死んでしまいます。
そしてその父親を17ぶりに探しにいくという物語。
17歳で事故死してしまった息子が知りたがっていた母の物語、母の秘密があきらかになって
いくところが、この映画のタイトルなのかなと思いました。
途中昔の仲間?女装の男性、女しか愛せない女優ウマ、シスターのロサと心を打ち明けていくお話。
女ばんざいという作品ですかね。
マヌエラは子供の父親に妊娠したこともつけず逃亡し、一人息子を育て、臓器移植センターで働いている。
アグラートという男性も女になりたがっているし、女優も自分の道でプロとして生きている。
シスターは妊娠しHIVに感染していると知りながらも子供を産む決意をする。
ちなみに、シスターのロサはベネロペクルスです。
彼女はスペイン映画にでてスペイン語を話しているときが、もっとも美しいと思う!
本当に、顔がちいさくて、印象的な瞳、セクシーな口元!かわいいですよね~。
そしてスペイン映画は色あざやか!ボルベールでも思ったのですが、ペドロ・アルモドバル
の作品はビビット!
女っていざというときに強いと思います。男っていざという時に泣くしか出来ない。
そんな対比がおもしろい映画でした。


ちなみに、ペドロとベネロペコンビがかえってくるらしい!
原作はティエリ・ジョンケの『蜘蛛の微笑』で、仮のタイトルは「La piel que habito」。共演はブランカ・ポルティージョ、ルイス・オマール。新作できるらしいですよ?

DVD「ニューシネマパラダイス」を観ました。

2007-10-19 22:28:11 | LOVE MOVIE
この映画は名作傑作です。
シチリアの村での唯一の娯楽は映画。教会で、映画を上映していたのです。
小学5年生のトトは映画が大好きで、映写室の魅力に取り付かれてしまう。
映写師アルフレッドに師事し、上映の方法を教えてもらう。ある日映写室の火事により
アルフレッドの視力が失われてしまう。その命を救ったトトはアルフレッドの代わりに映写室を
まかされることになりました。
青年になっても映写室を愛し、上映を続けるトト。ある日美しい青い目をした女性に恋に落ちてしまうのだが
相手は身分が上の女性。
彼女からは愛していないといわれても、粘り、待ち、やがて愛し合うようになります。
ある日、両親の都合で都会に引っ越すことになった彼女。
別れを余儀なくされるのだが、駆け落ちをしようと、2人は待ち合わせをするが彼女は現れない。
すっかり落ち込んだトトだが、アルフレッドの言葉に背を押されて心機一転やりなおそうと
ローマへと向かいます。
それから30年後、ローマでかつて映写室を愛したトトは映画監督になっていました。
突然のアルフレッドの死により再びシチリアへ戻ることとなったがそこで
かつて愛し合った彼女に再会します。彼女はすでに他の男性と結婚し、娘もいました。
そこで過去の真実を知り、動揺するトト。
アルフレッドの遺したフィルムを観て涙ながすシーンでこの映画は幕を下ろします。

この映画は映画ファンにささげるオマージュと言われているようです。
それはかつての名映画がパラダイス座で上映されているから?
その当時の映画ファンなら喜ぶでしょうが、わたしはその映画を観たことも無いし、
生まれてもいないので存在すらしらない作品です。だからそのような感情はないし、
映画をテーマにしたストーリーだからそういわれるのかな?とも思ったのだすが。
でも、なにより人生の成功とはなにか?それを問う作品なんだと思ったのですね。
トトはアルフレッドの助言で、「人生は映画のようにはいかないんだよ」といわれ
一人ローマへいって修行を積み、キャリアを築きました。
アルフレッドの助言が無ければ、そして、アルフレッドのある行動がなければ、
トトは彼女とかけおちして人生でただ一人愛する女性と家庭を築けたはずです。
どちらが幸せなんでしょうね。そういうことを考えさせられました。
アルフレッドはシチリアの田舎で映写室で一生を終えるような男になってほしくないという
思いでトトをローマへ旅立たせたはずです。
そして、トトとアルフレッドの関係。人生を変える人物との出会いの大切さ。
そういうテーマの作品だともうのです。幸せってなんでしょうね?
ビジネスでの成功か。つつましくもささやかに愛する人と人生を送ることなのか。
若いうちは前者でしょう。老いていけば後者なのだろうと思います。
ある一つのテレビ番組を思い出しました。
もう7.80歳にもなる男性。20代で恋愛関係にあり、急に理由もわからず他の男性と結婚して
しまった女性にもう一度会いたいというのです。
今は彼も他の女性と結婚して家庭があります。でもその初恋が今でも忘れられずに強烈に
思い出に残っているとのこと。そこでテレビ局がその女性を捜し出したのですが、
彼女の答えは「会わない方がいい。昔の思い出はきれいなままのこしておくほうがいいのじゃないか。」
ということ。壮年のトトもかつての恋人に再会しなかった方が良かったと思います。
そこでアルフレッドのある行動を知ることになるのですが、そんなことも知らずにすんだし、
会ってもどうにもならないし。思い出は思い出として今はキャリアもあるのだし、
それに感謝して新しい他の人を捜した方がいいと思う。探し求めて様々な女性と関係をもったのだと
思うのだけれど。過去の亡霊に悩まされずに前を向いていって欲しいと思います。
でも、実際彼女にあって、老いた姿を見て、きれいなままの思い出はやっぱり今は存在しないって
事を認識して前を向いてあるいていけるのかな?
わたしは、キャリアをつめるよう助言してくれたアルフレッドのような師がほしいです。
オリジナル版ということで3時間という長編でしたが、よかったです。
少年時代のトトがすごいかわいくて、牛乳の買い物代で映画館にはいったことがばれ、母親から叱られる
トトをアルフレッドが救った時の2人が合図をするシーンがあるのですが、あの場面が大好きです。

映画「パンズ・ラビリンス」を観ました。

2007-10-18 21:18:18 | LOVE MOVIE
製作年 : 2006年
製作国 : メキシコ=スペイン=アメリカ
主演;イバナ・バケロ

内戦後のスペイン。
ゲリラと独裁者達がいまだに戦っている。
少女オフェリアはおとぎ話の大好きな女の子。母が独裁者の男と再婚する為に
山奥に引っ越してきた。
父親は冷酷非情な男で、オフェリアは好きになれなかったが、メイドの女性とすぐにうちとけた。
ある日、妖精が彼女の前にあらわれ、ついていくとパンとよばれる珍獣と出会う。
(だからパンズラビリンスというタイトルなのですね。)
彼はオフィリアこそが伝説の王女(プリンセス)だというのだ。その証拠にオフェリアの肩には
あるしるしがついているという。王女になる為の3つの試練を言い渡される。
彼女は試練を乗り越え、王女になれるのか?

この映画はR15のファンタジー?ですね。
出てくる珍獣や獣達は不気味だし、現像と想像される世界も暗くおどろおどろしい。
しかし、現実世界はオフィリアにとってはもっとつらいもの。
そこから逃げ出す為にはどんな過酷な試練でものりこえられるはずと思われた。
少女がでてくる映画としては、明るい世界ではないし、夢見る妄想もダークなもの。
目を覆うようなグロイシーンもあるし、想像していたものをはるかに上回りました。
ディズニーの世界かな?とおもったけど、それにしても幻想の世界の生き物が気持ち悪い。
そんな不気味な世界にでも現実逃避したくなる、オフィリアの気持ちを考えると、現実はもっと
過酷だと思わせます。
「人生はおとぎ話のようにはいかないのよ」そういう母の言葉よりも彼女はおとぎ話を信じる。
内紛状態の世の中は過酷だし、現在だって、同じように日本だって現実社会はいろいろきびしい。
ま、わたしにとっては映画を見ることが現実逃避なんですけどね。

でも、ヨーロッパのかわいい女の子の洋服はやっぱり目についてしまいます(笑)
最後はハッピーエンドなのか、哀しい物語なのか。見る人によって異なると思いますが、
私はハッピーエンドだと思いました。少なくとも、オフィリアにとっては。
哀しい愛らしい怖いいとおしい。いろんな感情をひきださせる、
新しいジャンルの映画を見た気分です。

シネカノン有楽町1丁目にて観覧。

DVD「トークトゥーハー」を観ました。

2007-10-15 20:25:47 | LOVE MOVIE
ペドロアルモドバルにはまって借りてきました。
男と女。静と同。生と死。そんな対立する2つのお話。
共に愛する女性が昏睡状態に陥ってしまった男性の友情の物語かな。
「孤独」この映画にはこの言葉がキーワードですね。
DVDの表面が女性2人の顔だったので、女性2人の視点からなのかと思うと
この映画は男性側から観ているようですね。
でも私は2人の女性に注目してました。
アリシアという女性が昏睡状態という状態でありながら存在感のある演技でした。
リディアという女性。闘牛家という姿がかっこよかったです。
最後、昏睡状態だったアリシアに奇跡が起こるのですが.....。
4人ともが、切ない愛の形ですね。
アリシアを看護をしていたペグリノという男性の愛し方。
女性として、ここまで愛してくれたら嬉しい気もするのだけれど。
男女4人がなんらかの形で交錯していって、運命ってどうなるんだろう。て
いろいろ考えさせられました。
アカデミー脚本賞でしたっけ?でも印象にのこる作品であります。
こういう人間の内面に焦点を描いた作品って好きです。監督はゲイであることをカミングアウト
したんですよね。ちょっと男性2人も友情以上の感情があったように思います。
とにかく、一見の価値ありの作品だと思います。

みれば観るほど奥の深い作品かなぁ~とも思います。また観たいですね。

ちなみに、またファッションの観点からいますと、ワンピース「シビラ」がスペインの象徴ですね。
かわいいですよね~。

映画「ボルベール帰郷」を観ました。

2007-10-13 21:39:42 | LOVE MOVIE
飯田橋ギンレイホールにて鑑賞。
ベネロペクルスものは気になってみてしまいます。

今回は監督の女三部作の最終章!
女達流した血とともに花咲かす!だっけ?広告でみたコピー。
極道の女?みたい。でも痛快!

ベネロペ演じる主人公は失業中の夫の分まで働く精力的な女性。
娘は「本当の父親ではないから」と関係を迫られたため父親を刺し殺してしまう。
その死体を隣の空きレストランの冷凍庫にいれ保管することにした母。
ある日映画クルーからレストランでランチを頼まれ死体のあるレストランで料理することになる。

故郷ラマンチャでは、夫が殺された翌日に叔母が亡くなる。
姉と隣人の女性を中心に葬式が営まれた。
故郷では、死んだはずの主人公の母親の幽霊の噂があとをたたない。
迷信をしんじる風潮のあるラマンチャではよくある話だった。

主人公、娘、主人公の姉、姉の隣人、主人公の母(幽霊?)。
5人の女性を取り巻くさまざまな出来事。
母であり、妻であり、一人の女であり。
女性であることの誇りを持てる、そんな痛快な映画でした。
ベネロペの演技はすばらしい!ハリウッドでも出てるけど、こういうスペイン映画でがんがん活躍してほしい。
精神的に強い女性を演じさせたらすごいいいと思います。だってあの顔。自己主張強そうだもん。
でも、魅力的なフェイスですよね~。
つけ尻をしていたという話だけど、やっぱり強い母はお尻が大きいのね?はくがあるってのかな?

題名になったボルベールとは、ラマンチャのタンゴのこと。
映画クルー達がレストランを貸し切って打ち上げパーティーをしたときに、お礼に主人公が歌ったもの。
吹き替えだよね?(笑)でも、過去に背負ってきたもの。そんなことを憶測するととても哀愁あるシーンでした。
ストーリーとしては、衝撃的な事実は重いけど、ラテン系な女の爽快さで面白い映画でした。
女性は一見の価値ありですよ。