Aspiring Bobby-dazzler Starlet

岸利至さんが好きです!が!今は映画ブログになりました☆トラウマになるくらいの重い、暗い映画が好きであります。

DVD「奇人たちの晩餐会」を観ました。2008年66本目

2008-05-31 19:44:50 | フランス映画
原題 : le diner de cons
製作年 : 1998年
製作国 : フランス

出版業に勤めるブロシャンはある楽しみを持っていた。参加者ひとりづつがバカをつれて来て
その中で誰が一番バカかを決める晩餐会に参加すること。
ある日、電車の中で出会ったマッチ棒で作品をつくっている男、ピニョンと出会う。
彼こそ最高のバカだと思ってピニョンをつれて晩餐会に行くことを楽しみにしていたのだが、
当日ブロシャンはぎっくり腰になって晩餐会に参加できなくなってしまう。
その日彼は奥さんにも愛想を尽かされ家を出て行かれてしまいさんざんな一日であったが、なんとそのバカ、ピニョンと
一晩中過ごすことになり、オバカさんに振り回されしまう。

このお話、晩餐会の様子を流すのかとおもったらそうではないのですね。
いますよね~こういうおバカさん。裏表なく純粋なんだと思いますよ。
にくめないオバカさん、今でいう、上地雄介(?字あってるかな?)みたいな感じですかね?
でも2人のやりとりは本当におもしろかったし、テンポよく映画が進んで行き、
終わり方も、ハッピーエンドかとおもいきや、ピニョン最高のおバカ発揮(笑)
天然ですね。
アンジャッシュの勘違いコントを思い起こさせる作品でしたが、これは、だれもがたのしめる映画なんじゃ
ないですかね。
元気出したいときとかにみたい映画です。
単純明快で、すっきりしますね!

*ピニョンを演じた役者さん、2005年になくなったそうです。ご冥福をお祈りします。

DVD「腑抜けども悲しみの愛をみせろ」を観ました。2008年65本目

2008-05-31 01:00:27 | 日本映画
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
主演;佐藤江梨子  佐津川愛美 、 永作博美 、 永瀬正敏

両親の訃報に故郷に駆けつけた姉、澄伽。
母の連れ子だった兄・宍道と結婚相談所の紹介で嫁いできた兄嫁、待子。
内向的な妹、清深。
この4人がおくるブラックなお話。
姉の澄伽は自分は特別な人間なんだと、女優になる為に4年前に東京に上京するも未だに大して目が出ない。
妹、清深は、おねえちゃんこそおもしろいと観察し、姉の暴露漫画を発表。
それを姉から恨まれざんざんいたぶられる。
兄は妹、澄伽のいうことに振り回され、兄嫁待子はコインロッカーベイビーで、施設で育ち、
世の中を知らない。この4人の暮らしぶりがたまらなくおもしろい。

この映画は永作博美が好演していたというので観てみたかった作品です。
ストーリーもよくできていると思います!満足!
まず痛々しくも自分が特別なんだと思い込む姉、澄伽の自己中ぶりは可笑しかった。
オーディションで審査員にぼろくそいわれると、いじめですか?と逆ギレ。
勘違いぶりがおもしろいけど、自分もそんな人間じゃないよね?と自答してみたり(笑)
でも4年前に上京資金貯める為に、
援交するくらいの軽い子なら、上京後、大物プロデューサーとでも寝ればよかったんじゃないですか?(笑)
澄伽みたいに計算高く、お調子ものならそれくらいできたと思う。
でも、今回、昔のクラスメイトに100万円の80回ばらいでの援交頼んだときのしかけ?はおもしろかった!
すごい。こんなことできるんだね~。東京の人って怖いですよね(笑)
それから、監督に返事もこないのにあんな大量に手紙かいてた澄伽、怖いです。ストーカーです。
姉の手紙を郵便局で盗み、送らなかったというのは、いたぶりに耐えていた妹の仕返しというわけですが、
本当に監督が見込んだなら、住所をもとに地元まで探しにくるはずですからね、しょせんそんな程度にしか
おもわれてなかったんでしょう。

まぁ、妹と一緒に東京にいった後に、青山にある事務所に行って、監督の元に直談判しにいけばいいんですよ。
あのあとのストーリーは、東京で成功する姉と妹のサクセウストーリーだと思っています。

永作博美ばかり話題になった映画ですけど、サトエリ、はまり役じゃないですか?
イエローキャブって小池栄子といいサトエリといい、いい女優いますね。
佐津川愛美ちゃんもネット検索したら、本当はアイドルのすごいかわいい子なんですね!
この映画、いい役者そろいじゃないですか~!

DVD「ピアニスト」を観ました。2008年64本目

2008-05-31 00:09:48 | フランス映画
原題 : La Pianiste
製作年 : 2001年
製作国 : フランス=オーストリア

主演;Isabelle Huppert イザベル・ユペール
Benoit Magimel ブノワ・マジメル

女の狂気?父親をなくした後、中年になってもなお、母親の支配下におかれながら、
その反動からか、のぞき趣味と変態的な性癖を持ち、しかしそれをひた隠しながら
過ごしていたエリカ。彼女は音楽院のピアノの先生をしていた。
ある日、青年ワルターと出会う。彼は彼女の音楽院の生徒として入学。
ワルターはエリカに近づいていくが、エリカはかたくなだった。
しかし、彼女もワルターに次第に心惹かれていくようになる。
彼女は彼に思い切って自分の性癖をかいた手紙を差し出すが、彼の反応は?

独身の中年の女性ってこんな感じなんでしょうね?
厳格に育てられて、男も知らないで、誰かの性生活を覗いては妄想をして。
エリカは、生徒や知り合いに対して、すごく冷淡じゃないですか。
キャリアはあるけど、恋愛をしていない中年女性、子供のいない中年女性ってこんな感じですよ。
まず自分が孤独で、人にたいして思いやりとかそういうものがないんです。
私は女性社会で働いていたのですが、結婚していない中年女性ってこんな陰鬱な人ばかりでした。
だからあまりにもリアルです。こういう人身近にいたんですよ。怖すぎます。
きっと彼女達も処女なんじゃないでしょうかね~(笑)

この年まで処女を貫いて、若者にもてあそばれたら、そりゃ、破滅しますわね。
20代そこそこの若い男の人って性をみたせればそれでいいみたいな、だからって彼は
究極の中年を選んでしまいましたね。
頑さがまた、こういう女とやってみたい(失礼(笑))って気にさせたのでしょうか。
彼は、途中までその気にさせて、やめるなんて最低。とも言っていましたが、
弄ばれたのは、彼なんでしょうか、それともエリカ?私はエリカに同情できなかったんですが、
どっちもどっち、みたいな。。

妙にリアリティを感じてしまった私ですが、この作品、ドイツ人の自伝が原案らしい。
うん、いますよ、こういう人達、日本にも。
エリカのように一見堅気なキャリア女性です。



DVD「親密すぎるうちあけ話」を見ました。2008年63本目

2008-05-25 00:38:08 | フランス映画
製作年 : 2004年
製作国 : フランス
主演;サンドリーヌ・ボネール 、 ファブリス・ルキーニ

精神科医をおとずれたつもりが部屋をまちがえて入ってしまった。
相談に乗る男、安心しきってすべてを話す女。
「4年間も夫と性生活がないんです。」
男は途中から間違いに気付いたが、女はそうとも知らず、次の予約をいれて帰ってしまった。
男は本当は税理士で精神科医でないことをつげるも彼女は彼のもとへ通い続けた。

パトリスルコント続きです。
フランスの男女関係がかいまみれるお話だと思いました。
性機能がなくなった旦那が妻に他の愛人をつくって寝ろ。という話は「奇跡の海」でみたような話だったけれど、
4年間性生活がないことが精神に影響をきたすなんてよっぽどフランス人はアレ好きなんですね?
結婚してもずっと、男と女でいたいと思う、愛の国なんですよね。
しかも、女は精神科医ではなく、税理士が自分の親密すぎるうちあけ話をきいたことに腹をたてたのか
(間違えたのは自分なのに逆切れ(笑))
旦那に精神科医に通っていて診療後その医者と寝ている。という嘘の話をしていたのです。
旦那はそれに怒り、彼女を第三者に尾行させ、税理士の居場所を突き止めました。
このクライマックスは、怒った旦那に税理士が殺されてしまうのかな?と思いましたが違いましたね。
フランス映画の王道、男女関係のもつれ、三角関係、愛情、嫉妬、恨み。その心理がよくあらわれていた映画でした。
個人的には、嘘をついて相手をふりまわし、税理士の人生をめちゃくちゃにした女の行動は好きです(笑)
それがきっかけで、もうカウンセリングの必要がなくなりましたからね。
精神がよわった時、必要なのは、お医者さんじゃなくて、きいてくれる誰かと解決法をみつけることなんですよね。
でも私的には、女が虚言癖で、税理士に話してたことが、全部嘘で‥‥‥な展開を期待してました。なんだ普通じゃん(笑)

DVD「橋の上の娘」を見ました。2008年62本目

2008-05-24 23:58:43 | フランス映画
原題 : La fille Sur le pont
製作年 : 1999年
製作国 : フランス
主演;ヴァネッサパラディ
ダニエルオートゥイユ

運のない人生に嫌気がさし、橋の上で自殺しようとしていたアデルに声をかけたナイフ投げの男。
身を投げようとしている人を自殺をとめようというのではなく、どうせ死ぬなら
ナイフ投げの的になってくれないかと、スカウト。橋の上で求人をしているという。
結局その説得にも応じず、アデルがは川に飛び込むのだが、助かってしまう。
死ぬことさえもできない運の悪さを嘆いていた。でもガブルの根気にまけ、ナイフ投げの的になることにした。

パトリスルコントの世界観ってやっぱり好きです。
アデルは目が合う男性とは誰とでも寝てしまうような女だったけれど、自分がもとめていたものはそんなものではなく
ナイフ投げの的になっている時の恐怖と快感を同時に感じるという究極の境地を知ったのです。
彼女は彼に会うまで、自分は運のない女だと思っていました。
でも2人で居る時は本当に怖いものしらずの運を発揮したのです。
運はまっているだけでなく自分からつかみに行くものでもあると思うし、
呼び寄せるものでもあると思います。
2人の波動が強烈に相性の良いものだったから、運を呼び寄せたのかもしれません。
でも実際に運がいい時は運がいいことがつづけておきたりしますよね。不思議ですけど。
ガブルのいっていたセリフで「運はみかたによって違う風にかんじる」と。
たしかに彼とであってから彼女は彼から「運」の捉え方を変える方法を学んだのかもしれません。
しかも!パトリスルコントの力ですね!脱いでいないのにセクシーや官能を感じる映画でした。
バネッサパラディって胸が小さいんですよ。映画の仲でも言われています。
だからエロスは体つきからくるものでもないし、表現力なんですね。
ちなみに最後にナイフ投げの男が、アデルに出会うシーンは彼の空想なんだと解釈しております。
死ぬ前にみた夢。みたいな感じ。その方が、私は好きです。

ちなみに私は胸の小さい女性の方が魅力感じますよ。
スタイリストさんからも洋服のきこなしとか胸が小さい方がスタイリッシュだという
話も聞いたことがあります。スーパーモデルもだいたい胸が小さいですよね。
これは、男性と女性で、意見が違うかもしれないですね。

ヴァネッサパラディ。スキッ歯がなんともコケティッシュなかわいい女性ですね~。
ジョニーデップにふさわしいです☆

DVD「髪結いの亭主」を観ました。2008年61本目

2008-05-15 20:26:52 | フランス映画
原題 : Le Mari de la coiffeuse
製作年 : 1990年
製作国 : フランス
主演;ジャン・ロシュフォール
アンナ・ガリエナ

12歳の頃、近所の床屋の女主人に恋し、将来は床屋の旦那になると決めた、アントワール少年。
大人になって、ふと訪れた床屋で人生で2番目に、恋をした床屋の女主人マチルダにその場でプロポーズ。
2人の恋愛模様を描いた作品。

うぅ~~ん。フランスは本当にアムールの国!
少年ですら、想像力豊かに、大人の女性に、‥‥。あれは恋ではなく、愛ですよね!
本当に、ヌードは一切見せないのに、この映画から醸し出されるエロスはスゴいと思いました。
愛か死。なんですね。そんな人生も素敵ですね~。
映画の中で、夫婦の間が、子供を作ったり、友達とバカンスに行くのは
2人の愛が欠けているのを補う為だといっていました。
私のフランス人の友達は「愛とは、2年5年?10年?絶対一生は愛せない」て言ってましたよ。
愛ってそれだけ一瞬に情熱をもやして、頂点達したら、あとは消えて行くだけなのかもしれないですね。
だからマチルダのとった行動はすごく理解できます。
マチルダも極端に愛にうえていたんでしょうね。また、この愛もいずれ消えて行く人生てつらいわね。
そう思ったのだと思います。

皆さんは「愛のある人生」と「ただの人生」。どちらを選びます?
ま、それが子供愛でも、男女の愛でも、種類はかまわないと思いますけどね。

あと、作中で、「人生は単純だよ。望めばかならず叶う。かなわないのは望み方が足りないから。」
というセリフがありました。私は昔、かなわなかった夢があったのですが、今、違う形で見方を変えたら、
なんか、実現しそうなんです。強く望めばかならず叶うのは本当だと思いますよ。
でもそれを実現することが、本当に幸せの形なのかは、わかりません。

DVD「スパニッシュアパートメント」を観ました。2008年60本目

2008-05-13 23:14:59 | LOVE MOVIE
スパニッシュ・アパートメント - goo 映画

ジャンル : コメディ
製作年 : 2001年
製作国 : フランス=スペイン

スペインバルセロナ。ヨーロッパ各地から集まった留学生達がアパートの一室で合同生活を送る。
フランス、イギリス、スイス、イタリア、ベルギー。
習慣も言葉も違う彼らが、奮闘して行く姿を描いている。

これは、出演者はあまり関係ないですねね。有名な役者がでているかどうかは別問題。
この映画。すごくおもしろい企画だと思います。
私も留学をしたときにいろんな国の人達と語る時、共通語は、英語でした。
それぞれのお国のなまりがあるんですよね。
そんな似たような経験があるのでものすごく共感しちゃいました。
そして、かならず居ます。飛行機の中で友達になって、「困った時は電話して。」っていわれて本当に電話しちゃう人。
それは私です。これもおもしろかった!遠慮せずに、連絡先等は交換しておくべきですよ。実感。何があるか
わからないですからね。
ヨーロッパって島国の日本からしたら陸続きなのに、言葉も、習慣がこんなに違うんですね。
しかし、様々な国から集まって来た人達の「国柄」というよりは「個性」によって、
この映画のようなひとつの物語が生まれるんですね。

特に印象に残ったエピソード。
イギリス人のウエンディがアメリカ人と浮気をしていて、イギリスから本命の彼氏が突然サプライズでやって来た時。
住人達が一斉に彼女をなんとか助けようと一致団結したシーンが好きです。
また、イギリス人のウェンディの弟が突然アパートにやってきて、彼はまだ子供だからすごく素直に
それぞれの国の典型的な人物をおもしろおかしく斬るんですよね。
き真面目なドイツ人。おおげさな身振りてぶりで話すイタリア人。その国の断片をみて全部を観た気になっている人
を皮肉っています。
でも国が違っても心はひとつというか、人間は仲良くなれるんです。
良いお話でした。

追伸ですが、最近観た「モンテーニュ通りのカフェ」の主人公だったセシールドフランスがベルギー人として
出ていました。彼女はベリーショートがすごくかわいい女のこです。
これからも新作の公開が待っているそうです。楽しみな女優さん!



DVD「アヒルと鴨のコインロッカー」を観ました。2008年58本目

2008-05-11 00:36:07 | 日本映画
ジャンル : ドラマ
製作年 : 2007年
製作国 : 日本
主演;瑛太 濱田岳 関めぐみ

仙台に引っ越し突然本屋の襲撃を誘われた椎名。誰かを待っていた男、河崎。
深夜の本屋襲撃は何が目的なのか。
ミステリーサスペンス映画。

私の50本に1本の邦画です。貴重です(笑)
タイトルをみただけで、何の話だかさっぱりわからないところにひかれて観てみたいと思っていたのです。
これは、これは!!見出して、なんてつまらなそう。と思った自分反省。
河崎がいってるブータン人とかきっとネタでしょ。って思わせといて、やっぱりそうだった!
だからなによ?!って思っていたら‥。
後半畳み掛けられるように画面に吸い込まれてしまった。
暴漢、復讐ネタ大好きです!!タイトルも、最後まで観て、納得。
気になったのが、女の子が元モー娘。の飯田かおりに似ていて、それで気が散った(笑)
それと、ブータンからの留学生、日本語読めないなら、日本の大学に留学できなくない?
留学生って設定じゃなくてもよかったんじゃないかな~?と。それでも、琴美とは出会えたもんね。
でももう一度最初から最低2回はみたくなる作品ですね!!
原作は読んでないけど、これが活字だったらどうなるんだろう。気になるキもします。
冒頭のシーン。あれは誰と誰が車に乗ってるんでしょうね。