ジャンル : ドラマ
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
監督・脚本 : 黒沢清
主演: 香川照之 、 小泉今日子 、 小柳友 、 井之脇海 、 井川遥 、 津田寛治 、 役所広司
線路沿いの小さなマイホームに暮らす家族。
リストラされたことを家族に言えない父。ドーナッツをつくっても家族に食べてもらえないママ。
家族で内緒でアメリカ軍へ志願する兄。そして、家族に内緒でピアノを習っているボク。
いつしか家族は不調和音を出していた。
家族が囲むテーブルをピアノに見立てたパンフレットの写真。不調和音という言葉。
そうこのストーリーの要はピアノ。
ピアノを奏でるのは、ボク。大事な役だ。
今回の試写会はイベントつきでした。知らずに行くと、なんと!そのイベントとは、
この映画での重要な曲。ドビュッシーの「月の光」の生演奏。
実はこの映画でボクが弾いている「月の光」は実際の演奏は天才少年ピアニストの
高尾奏之助君が演奏しています。
今日はその高尾奏之助君が実際にピアノで魅了してくれました!
ボク役の井之脇海君も挨拶に来てくれて感動でした!
主演俳優に会えて感動しました。撮影時小学校6年生だった彼も今は中学校1年生。背も13センチも伸びて声変わりも
したそうです。子供って成長が早いですね!
そんな彼の演技も楽しみでしたが、やはり、香川照之さん、小泉今日子さんは、すごいですね。この映画がみたかったのは
彼らが出るということと、カンヌで審査員賞を受賞したという、その作品の内容。
今、漫画、エッセイ本の映像化が多い中、オリジナルの脚本っていうのも惹かれます。
偶然にも今日、試写会の日はあの「911テロ」が起こった日。
今、日本は誰もが将来に不安を抱え、見えない恐怖と戦っています。それを家族という形で表しただけなんでしょう。
だれもが、この作品のだれかに、なにかに自分を投影し、共感できるものがあるんだと思います。
実際黒沢監督は、これは日本だけの問題だとおもっていたら、世界に認められたことで、
世界でも人々は同じように不安をかかえているのだと実感したそうです。
リストラ、自殺、強盗事件、戦争。狭くは、先生と生徒との関係。親子の関係。
でも、なにか、希望の光をみつけて、生きて行って欲しい。そういうメッセージです。
人生いつでもやりなおしが出来る。そのセリフは、すごく心に残りました。
いろいろあったけど、最後は家庭の食卓に集まる。そんなシーンも良かったです。
帰る場所ってあるんですよね。
このラストが衝撃であるため、ある理由で(ネタバレなのでかけません!)
その後、エンドロールには音楽がありません。マイクをセッティングしている時のようななにか機械のすれすような
音。それが響いているのみです。ラストシーンに酔いながら、エンドロール最後まであっという間に終わってしまいました。
9月27日より全国ロードショー
製作年 : 2008年
製作国 : 日本
監督・脚本 : 黒沢清
主演: 香川照之 、 小泉今日子 、 小柳友 、 井之脇海 、 井川遥 、 津田寛治 、 役所広司
線路沿いの小さなマイホームに暮らす家族。
リストラされたことを家族に言えない父。ドーナッツをつくっても家族に食べてもらえないママ。
家族で内緒でアメリカ軍へ志願する兄。そして、家族に内緒でピアノを習っているボク。
いつしか家族は不調和音を出していた。
家族が囲むテーブルをピアノに見立てたパンフレットの写真。不調和音という言葉。
そうこのストーリーの要はピアノ。
ピアノを奏でるのは、ボク。大事な役だ。
今回の試写会はイベントつきでした。知らずに行くと、なんと!そのイベントとは、
この映画での重要な曲。ドビュッシーの「月の光」の生演奏。
実はこの映画でボクが弾いている「月の光」は実際の演奏は天才少年ピアニストの
高尾奏之助君が演奏しています。
今日はその高尾奏之助君が実際にピアノで魅了してくれました!
ボク役の井之脇海君も挨拶に来てくれて感動でした!
主演俳優に会えて感動しました。撮影時小学校6年生だった彼も今は中学校1年生。背も13センチも伸びて声変わりも
したそうです。子供って成長が早いですね!
そんな彼の演技も楽しみでしたが、やはり、香川照之さん、小泉今日子さんは、すごいですね。この映画がみたかったのは
彼らが出るということと、カンヌで審査員賞を受賞したという、その作品の内容。
今、漫画、エッセイ本の映像化が多い中、オリジナルの脚本っていうのも惹かれます。
偶然にも今日、試写会の日はあの「911テロ」が起こった日。
今、日本は誰もが将来に不安を抱え、見えない恐怖と戦っています。それを家族という形で表しただけなんでしょう。
だれもが、この作品のだれかに、なにかに自分を投影し、共感できるものがあるんだと思います。
実際黒沢監督は、これは日本だけの問題だとおもっていたら、世界に認められたことで、
世界でも人々は同じように不安をかかえているのだと実感したそうです。
リストラ、自殺、強盗事件、戦争。狭くは、先生と生徒との関係。親子の関係。
でも、なにか、希望の光をみつけて、生きて行って欲しい。そういうメッセージです。
人生いつでもやりなおしが出来る。そのセリフは、すごく心に残りました。
いろいろあったけど、最後は家庭の食卓に集まる。そんなシーンも良かったです。
帰る場所ってあるんですよね。
このラストが衝撃であるため、ある理由で(ネタバレなのでかけません!)
その後、エンドロールには音楽がありません。マイクをセッティングしている時のようななにか機械のすれすような
音。それが響いているのみです。ラストシーンに酔いながら、エンドロール最後まであっという間に終わってしまいました。
9月27日より全国ロードショー