ブログの練習

ブログを書く練習です。
最近はレトロな計算機(電卓、マイコン、パソコンなど)
に関することを書き始めました。

CASIO AL-1000

2022-06-04 10:34:17 | 電卓
CASIO AL-1000です。

Ledudu(AL-1000)で☆☆☆、CALCUSEUM(CASIO: AL1000)のcollector valueも10.0の正真正銘の稀少機種です。電卓博物館(Casio desktop calculator)によると「1967年10月に発売された世界で最初のプログラム付電卓」とありますが、それには異論があるようで、DoPECC(Casio AL-1000 Calculator)には、1965年発売のOlivetti Programma 101の方が先と書かれています。
この個体はオークションで入手したのですが、そのときの商品説明がこちら。
「カシオの初期型の電卓AL-1000です、通電しましたがボタン操作してたらパーンと言って煙が出たのでジャンク品でお願いします、その後もう一度コンセントにさすとディスプレイはまた普通に表示されてボタンも押せましたがここでまたコンセントを抜きました。もともと一か所数字が点灯しなかったです。ルートの計算までできたのは確認しました。とにかく古い機械なので修理ベースとお考えの上ご入札お願いいたします。」
整理すると、
・一旦通電したが部品が爆発した。(おそらくコンデンサ)
・ニキシー管点灯不良1ヶ所あり。
・数値入力、開平の計算、表示はできた。
ということなので、爆発したコンデンサを交換すれば良さそうです。爆発しているので故障箇所の特定も簡単そう。爆発した原因がコンデンサ以外にもある可能性もありますが、一番ありがちな原因は単なるコンデンサの劣化でしょう。
大型電卓3台(Sharp PC-7200, Toshiba BC-1001, BC-1411)をマイコン博物館に寄贈できたおかげで作業部屋が多少片付いたので、前からやらなきゃと思っていた修理に取りかかりました。
筐体を開けてみたら、確かに何かが破裂した残骸がありました。

電源基板の右上のコンデンサ(100μF, 25V)が破裂していました。耐圧の値からすると、高電圧がかかるところでもないので、純粋にコンデンサの劣化が原因だったのかな。

集めた残骸がこちら。

右下のコンデンサも膨らんでいたので除去。

他のコンデンサも交換した方が良いのでしょうが、とりあえず2つだけ交換しました。

電源を入れたところ無事どうさ。商品説明にあった1桁点灯しない現象を確認しましたが、単にウォーミングアップに時間がかかるだけで、30秒ほどしたらちゃんと点灯しました。

基板はこんな感じ。基板の詳細はネット上に大量にあるので、これ以上の分解・撮影はしないことにしました。

計算の様子。お約束の円周率の近似値sqrt(sqrt(2143/22))と、65536の開平。0除算をすると暴走して2桁目の表示が狂います。平方根の計算はかなり速いように思います。
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