約一ヶ月かかったけれど 読み終わった本 わたしは瞽女 杉本キクエ口伝 大山真人著
最後の高田瞽女さんの半生を長い取材でかきあげた本 なかよし文庫で借りたものです
りこさんが 瞽女さんのことがよくわかるわよって言ってたけれど 入り込んで読んでしまいました
キクエさんの実家は東中島・・・私の住所のすぐ近く だからかしら親しみを感じました
目が見えない女は 瞽女かあんまになるしかない 私は瞽女でよかったという言葉が心に染みました
戒律の厳しい高田瞽女社会 一年のほとんどを旅して唄い生計をたてる。。
三味線・着替え一式・寝具・米・草履30足をしょって歩く旅は さぞかし過酷だったでしょう・・・
行き着く村での手厚い歓迎・唄をきいて涙してくれる人々・・・・農村の数すくない娯楽
その様子はドキュメンタリー映画でみたことがあります
私ら瞽女はだるま芸者とはちがう・・・男にころんだりしないよ!
でも 戒律を破り 追放されて はなれ瞽女や遊郭に身を落とす人も多かったらしい・・
キクエさんは最後まで 高田瞽女をつらぬいた人 その生き方は尊敬します
私は最近まで瞽女さの存在は知らなかったけれど 強く惹かれるものがあるんです なんでかな?