日本サッカーとオーストラリアサッカー両者が持つスキルを全部出し切った、ぎりぎり感のある試合だった。
こんなサッカーを日本はやるようになったんだなと、決勝も含め今回のアジアカップでは日本サッカーに対し新たな感慨を持った。
その萌芽は去年のW杯で見られたが、岡田ジャパンから新生ザッケローニジャパンに変わり一体どうなるのかと実は心配であった。
前々回のブログで岡田氏に謝ったが、W杯以前の岡田ジャパンのパフォーマンスは今でも全く認めていない。ひどいものだった。一体南アフリカに入ってから何があったか知らないが、金子氏が言っているとおり、急造による急変したチームがたまたま良い循環を繰り返し、良い結果を出したに過ぎないのかも知れない。
それでも結果が全てであるから、岡田氏に対する酷評は自然消滅する。
しかし、言ってみれば偶然のようなチームがその後どうなるのか?良い状態は続くのか?
また、ザッケローニという監督は一体何者か?
日本サッカー協会は岡田氏の後任選択ではかなり呻吟したようだった。
サッカー無知の日本大マスコミは「ザッケローニは本命ではない。本命の人物からは皆断られた。日本サッカー協会の無力と日本サッカーの危機」を声高に叫んでいた。その批判には全く裏取りが成されていない。無責任極まりない。
そんな全く期待されていない環境のなか、W杯の余韻もそこそこにザッケローニジャパンは歩みを始める。
メッシ擁するアルゼンチンが来日した。
そして親善試合とはいえ、アルゼンチンに勝利。ここからザッケローニのサッカーというものが徐々に顔をだす。
いや、先にも書いたが、選手選抜からザッケローニの個性はでていた。
また、香川、長友、内田などは本当に短時間のうちにヨーロッパという水の中で、急激に成長した。
様々な物事が良い化学反応を起こし、今回のアジアカップ優勝へと向かったように感じる。
さて、オーストラリ戦の内容だが、テレビで見た限りをいうと、本田は全く彼本来の能力を発揮出来なかった。パスミスなど愚鈍なミスを連発し、人が変わったようだった。試合後のインタビューで彼が語った言葉から類推すると、相当激しいマーク(単純に言うと)にあっていたようだ。
ただ、体調も悪かったか、痛めた左足首の悪化が原因しているのかも知れない。また本田も人間、疲労の極致だったのかも知れない。プロはそのことを語れないものである。
選手個々で言うと、岡崎は素晴らしかった。長友は今回15km走ったそうだが、岡崎もそれに匹敵するだろう。それにただよく走っていただけではない。まさに攻守に効果的な動きをしていた。ブンデスリーガ、ドイツのチームからオファーが来ているようだが、そのようなオファーが来ても当然な選手だと思う。
心配していた守備だが、高さのオーストラリアには岩政が効果的であった。
テレビでも言っていたが、高さのオーストラリアに対するために、守備陣が中に集まりがちになり、左右からオーストラリア選手がフリーで中に蹴り込ませていた点は今後の課題であろう。オーストラリアという技術的に稚拙なチームだったから良かったものの、サッカー列強国が相手であったら相当ゴールを喰らっていただろう(単純には言えないが)。
そして、川島は実に良い。結果を出したから言うが、今大会は彼の貢献が大変大きいだろう。しかし、キーパーが目立ってはいけない(PK戦は仕方ないが)。キーパーが目立つと言うことは守備陣に問題があることを意味するからだ。
最後に、今の日本代表を象徴する言葉は「献身と真摯」だと思う。
それが証拠に、決勝終了後誰一人として個々のプレーに納得していない。まだまだやることがいっぱいあるとの発言をしている。まだアジアでトップになっただけ、目指すは世界だとも言っている。実に頼もしい。
献身と真摯さを持って今後に進む日本サッカー。とても楽しみである。
そして何よりも、今回は選ばれていないが、10代、20代前半の選手に良いタレントを持った選手が多くいる日本サッカー。大いに進歩、進化して欲しい。また、どんどん世界に出て欲しい。
こんなサッカーを日本はやるようになったんだなと、決勝も含め今回のアジアカップでは日本サッカーに対し新たな感慨を持った。
その萌芽は去年のW杯で見られたが、岡田ジャパンから新生ザッケローニジャパンに変わり一体どうなるのかと実は心配であった。
前々回のブログで岡田氏に謝ったが、W杯以前の岡田ジャパンのパフォーマンスは今でも全く認めていない。ひどいものだった。一体南アフリカに入ってから何があったか知らないが、金子氏が言っているとおり、急造による急変したチームがたまたま良い循環を繰り返し、良い結果を出したに過ぎないのかも知れない。
それでも結果が全てであるから、岡田氏に対する酷評は自然消滅する。
しかし、言ってみれば偶然のようなチームがその後どうなるのか?良い状態は続くのか?
また、ザッケローニという監督は一体何者か?
日本サッカー協会は岡田氏の後任選択ではかなり呻吟したようだった。
サッカー無知の日本大マスコミは「ザッケローニは本命ではない。本命の人物からは皆断られた。日本サッカー協会の無力と日本サッカーの危機」を声高に叫んでいた。その批判には全く裏取りが成されていない。無責任極まりない。
そんな全く期待されていない環境のなか、W杯の余韻もそこそこにザッケローニジャパンは歩みを始める。
メッシ擁するアルゼンチンが来日した。
そして親善試合とはいえ、アルゼンチンに勝利。ここからザッケローニのサッカーというものが徐々に顔をだす。
いや、先にも書いたが、選手選抜からザッケローニの個性はでていた。
また、香川、長友、内田などは本当に短時間のうちにヨーロッパという水の中で、急激に成長した。
様々な物事が良い化学反応を起こし、今回のアジアカップ優勝へと向かったように感じる。
さて、オーストラリ戦の内容だが、テレビで見た限りをいうと、本田は全く彼本来の能力を発揮出来なかった。パスミスなど愚鈍なミスを連発し、人が変わったようだった。試合後のインタビューで彼が語った言葉から類推すると、相当激しいマーク(単純に言うと)にあっていたようだ。
ただ、体調も悪かったか、痛めた左足首の悪化が原因しているのかも知れない。また本田も人間、疲労の極致だったのかも知れない。プロはそのことを語れないものである。
選手個々で言うと、岡崎は素晴らしかった。長友は今回15km走ったそうだが、岡崎もそれに匹敵するだろう。それにただよく走っていただけではない。まさに攻守に効果的な動きをしていた。ブンデスリーガ、ドイツのチームからオファーが来ているようだが、そのようなオファーが来ても当然な選手だと思う。
心配していた守備だが、高さのオーストラリアには岩政が効果的であった。
テレビでも言っていたが、高さのオーストラリアに対するために、守備陣が中に集まりがちになり、左右からオーストラリア選手がフリーで中に蹴り込ませていた点は今後の課題であろう。オーストラリアという技術的に稚拙なチームだったから良かったものの、サッカー列強国が相手であったら相当ゴールを喰らっていただろう(単純には言えないが)。
そして、川島は実に良い。結果を出したから言うが、今大会は彼の貢献が大変大きいだろう。しかし、キーパーが目立ってはいけない(PK戦は仕方ないが)。キーパーが目立つと言うことは守備陣に問題があることを意味するからだ。
最後に、今の日本代表を象徴する言葉は「献身と真摯」だと思う。
それが証拠に、決勝終了後誰一人として個々のプレーに納得していない。まだまだやることがいっぱいあるとの発言をしている。まだアジアでトップになっただけ、目指すは世界だとも言っている。実に頼もしい。
献身と真摯さを持って今後に進む日本サッカー。とても楽しみである。
そして何よりも、今回は選ばれていないが、10代、20代前半の選手に良いタレントを持った選手が多くいる日本サッカー。大いに進歩、進化して欲しい。また、どんどん世界に出て欲しい。