サッカー見聞録

サッカーに関する記憶を留めるために

推測 ウズベク戦

2011年09月07日 22時26分25秒 | サッカー日記
先の6月下旬は、中国瀋陽に出張した。単独出張だったため、かなり暇な時間が出来たのでブログもじっくり書くことが出来た。

8月31日から今度は上海に単独出張している。9月10日までの11日間の出張である。
日中仕事をしている間はいいが、宿に帰ると一人きりである。

私はあまり酒が強くない。
よって、未だかつて一人で飲みに行くといった冒険をしたことがない。

父は全く酒が飲めない体質であった。朝出勤前のオーデコロンを吸い込んだだけで全身が赤くなった。医者からは、アルコールを体内に入れられない体質なので飲酒を止められていた。だから、父が生きている間(その後もそうだが)家での晩酌などは全くなかった。
しかし、社会人になってから、酒に関しては酒が強いものの論理が如何に横行しているかを目の当たりにしてきたため、父の苦労が偲ばれた。

「社会人たるもの上司と飲んだ翌日は這ってでも出社しろ」とは若い頃よく言われた。
今思うと「全くふざけた言葉だ」と思う。
同じ酒の量を飲まされた場合、酒の強いものは上記を軽々と励行できるだろう。しかし、とても弱い者にとっては、死の淵にいる者に「寝ていないでサッカーをやれ」と命じているのに等しい。

酒の強い人から「君は人生で大きな幸福を無くしている」とも言われた。
「大きなお世話だ」。

母は酒が強かった。
しかし、酒が弱いマイナス因子と強いプラス因子が結合した場合、たいてい遺伝的にはマイナスになると以前何かの番組でみた。

長くなったが、ここ上海では飲みに出ていない。

ましてや、先の日曜日に38度の発熱をともなう強烈な下痢に襲われ、腹の調子も良くない。良くても一人では飲みに行かないが。

だから、部屋でテレビを見たり、読書をしたり、音楽を聴いたり、このようにブログを書いたりしている。

こちらのホテルでは、日本語の放送はNHKしか見られない。
だから昨晩のウズベク戦は見られなかった。
せめてスポーツニュースでと思っても、放送契約で(日本と中国との契約で)、サッカーの国際試合は静止画しか見られない。

これでは、WEBでテキストベースでの情報しか入らない。
なぜテキストベースの情報しか入らないかというと、ユーチューブも見られないからだ。

1対1のドローだったようだ。
日経新聞の武智氏の記事によると日本チームは相当かみ合っていなかったようだ。

北朝鮮戦も薄氷の勝利。

まー、マスコミはネガティブなことを書くことによって、大衆の耳目を向けさせることが仕事だから真実は分からない(武智氏のことを言っているのではない)。

ただ、今更ながらの中村憲剛、阿部の復帰にはどのような理由があるのだろうか?

また、本田の穴は大きいのだろうか?

試合を見ないとやはり書けない。隔靴掻痒の体だ。

しかし、ザッケローニは未だ無敗である。

本田圭佑

2011年09月03日 20時12分17秒 | サッカー日記
先日、本田が膝半月板損傷のため戦線を離脱するとの報道があった。
どのようなことが原因で半月板を痛めたのかは報道されていない。

私はこの本田選手半月板損傷の原因の仮説を勝手に立てた。

つまり、チェスカモスクワのホームグランドは人工芝である。長い間人工芝で練習をし、ホームでの厳しい試合をこなしてきたため、本田選手の半月板は損傷するに至ったという仮説をだ。

ずいぶん前のブログで、サッカーグランドの人工芝に苦言を呈した。
アマチュアがサッカーをするグランドや学校のグランドであれば構わないが、プロサッカーでは人工芝グランドは絶対に禁止すべきである。

有能な選手の選手生命を短くする。

この理由は種々ある。
先のブログでも書いたが、メジャーリーグで活躍する松井選手のコメントが、その説明に一番適していると思った。

松井選手がニューヨークヤンキースを退団し、他球団に移籍せざるを得ないとき、スポーツニュースの対談の中で、元ジャイアンツで同僚だった方が松井選手に「日本の球団に戻るという選択肢もある?」と質問したとき、松井選手はきっぱりと「絶対にない」と言い切った。その言い方に毅然としたものがあったのでかなり印象に残った。
「なぜ?」の質問に松井選手は、「日本の野球場は殆ど人工芝であるため、自分の膝が保たない」ということが最大の理由であった。

今回の本田選手の場合は人工芝が原因かは分からない。
しかし、少なからず影響があったのではないかと考えるのは決して外れた考えではないと思う。

人工芝製造メーカーはきっと「天然芝と遜色なく、最近の人工芝は良く作られています」と言うだろう。現に言っている。
この発言は、あえて言うと、「嘘」だ。

過日、学生時代体育会で野球をやっていた方と話をする機会があった。
私はその方に「アメリカメジャーリーグのグランドは天然芝なのに、なぜ日本のプロ野球場の殆どが屋根が解放されなていなく、人工芝なのですか?」と聞いた。
その方曰く、「経費削減が一番の理由でしょう。また、ドームにしたことは、日本の気候からくるスケジュール安定化のためやむを得ないのかも知れません。アメリカも以前は、多くの球場を人工芝にし、ドームにした時期がありました。しかし、ダイナミックなプレーの減少含め、デメリットのほうが多かったので、その後現在のように天然芝に戻し、屋根を解放したのです。この事によりアメリカメジャーリーグは観客をとり戻しました」とのことだった。

サッカーは蹴ることだけとっても、踏み込んだときの膝にかかる荷重は相当なものである。
本田選手があのフリーキックの精度を上げるために、人工芝グランドで何度も何度もフリーキックの練習をしていたら、まだ30才前とは言え、膝が悲鳴をあげると考えるのは自明の理である。

本田選手には徹底的に現在の半月板損傷だけではなく、人工芝で痛んだであろう箇所を治療し、出来るだけ早めにチェスカモスクワから移籍することを勧めたい。

ロシアは超寒冷地なので、雪が多い。そのため人工芝にしていると聞いたが、それは分かるが、本田選手がその犠牲になる必要はない。

彼は今年が自分のサッカー人生の中で大きな変革期として大切な年であると言っていた。
今回の怪我は明らかに、彼にとって誤算だったであろう。

しかし、くじけるな。