サッカー見聞録

サッカーに関する記憶を留めるために

セルジオ越後氏へ

2018年07月04日 15時15分42秒 | サッカー日記
W杯、日本のベルギー戦が終わり、一種興奮状態と放心状態にいるが、日本サッカーは良く戦ったと思う。

そこに、セルジオ越後氏の水を差す発言が、私の気分を大きく害した。
彼曰く、日本は1勝1分2敗、1勝も10人のチームに勝っただけ、日本国民は「良くやった」などといっているが、
サッカー先進国では、こんな成績では批判される。
相変わらず日本サッカーはだめだ。
以上は記憶で書いているが、主旨はこのような発言だった。

セルジオ越後さん、サッカーは何でもサッカー先進国と同じでなければならないのですか?
このように素晴らしいゲームの後くらい、日本国民がある種の爽快感・達成感にひたってはいけないのですか?
日本人らしい応援があってはいけないのですか?
あなたの日本サッカーに関する発言(意図した辛口で日本で金もうけをしている)はブラジルへ帰ってから、ブラジルサッカーに対してやっていただきたい。
日本サッカーを愛するゆえに辛口だとあなたは言うけど、全くあなたの発言に愛は感じない。むしろ虐待と通低すると思う。あなたには日本サッカーに一切関わって欲しくない。
日本は日本人にあったサッカーを目指すし、応援の仕方、ゲームの後の国民感情など、日本独自のもので今後もいきます。

最後に、日本サッカーはあなたの発言を反面教師にし、逆に進んだほうがうまくいくように感じます。
リネカーがベルギー戦での評価を、「このゲームでは南米選手のようなダイブや、汚いプレーがなかった、このようなゲームがサッカー本来の姿だ」と言っていましたが、あなたはこの発言をどのように感じますか?あなたが日本で子供にサッカーを教えるとき、この汚いサッカーを推奨していますよね。
汚いプレーをして勝つ時代はいずれ終わると思います。
進化したAIによるVARは汚いプレーを見逃さないでしょうから。
また、ベルギー戦を終え、日本選手がドレッシングルームの清掃をし、ロシアの方々に感謝の走り書きを残したことに賛辞のツイートをFIFAのジェネラルマネージャーからされましたが、たぶんあなたは、こんなことで評価されるんじゃ「だめ」というのでしょうか?

いやはや、なんとも・・・・・です。

ハリルホジッチ解任に関して

2018年04月24日 14時57分08秒 | サッカー日記
まことに小さな国が開化期を迎えようとしている。小さなと言えば・・・・。
上は司馬遼太郎の「坂の上の雲」の書き出しである。
これを日本サッカーに置き換えると、
1960年初頭、日本サッカーは開化期を迎えようとしていた。となるか・・。
1964年の東京オリンピック開催が決定し、日本サッカーも、坂の上の一朶の雲を目指し歩みを始めた。

主だった事柄は、

① 元三菱商事会長、諸橋晋六氏等の尽力により、三菱ダイヤモンドサッカーのテレビ放映が1968年より始まったこと。

② 1960年デッドマール・クラーマー氏が来日し、日本に真のサッカーを伝導してくださったこと。

③ 1968年クラーマーさんの薫陶を受けた日本代表がメキシコオリンピックで銅メダルを得たこと。

④ 三菱ダイヤモンドサッカーで、1970年W杯メキシコ大会の全試合をテレビで見られたこと。

⑤ 同じく三菱ダイヤモンドサッカーで、ヨハン・クライフを中心とするオランダトータルフットボールの全容がテレビで見られたこと。

⑥ 日本サッカーにプロが誕生し、その後、正式なプロリーグであるJリーグが始まったこと。

⑦ ハンス・オフト氏が世界への扉を見せてくれたこと。

⑧ イビチャ・オシムさんが、日本サッカーの方向性を納得する形で示してくださったこと。

まだまだ沢山のマイルストーンがあるが、テーマに関係しそうなものだけを挙げた。

クラーマーさん来日前の日本サッカーはといえば、正確に蹴ることが出来ない、ヘディングができない、トラップができない状態だったと当時日本代表だった川渕さんは後年仰っていた。
それを手弁当でクラーマーさんはゼロベースから教えてくださり、1964年東京オリンピックではアマチュアリズムが強く出た時代だったが、強豪アルゼンチンを破り、1968年メキシコオリンピック銅メダル獲得という偉業達成に至らせてくださった。
余談だが、このメキシコオリンピックでの得点王は釜本であり、日本代表はフェアプレー賞も受けている。

メキシコオリンピックの後サッカー日本リーグが開幕する。
この頃が日本サッカー黎明の初期かと思う。

しかし、その後日本サッカーは低迷期を迎える。
W杯おろかオリンピック予選も突破出来ない状態が続く。韓国、中国に勝てない。
日本リーグも、開催時の三菱重工対ヤンマーディーゼル戦に3万人以上の観客が国立競技場を埋めたが、すぐに観戦者数は減っていった。
そのような状況の中、当時古河電工の選手であった奥寺氏が日本サッカープロ第一号としてブンデスリーガ、1FCケルンに移籍する。その後、三菱重工の尾崎氏などが続く。
そして、木村和司氏などがプロ化に拍車をかける。
多少時期はずれるが、水島武蔵氏、三浦知良氏らが単独でブラジルのサッカークラブに入るべく渡伯する。
この両氏の渡伯は明らかに、三菱ダイヤモンドサッカーによるW杯メキシコ大会のブラジルドリームチームの放映が影響しているように思う。
そこで見られたのは「ペレ」だ。
ペレを中心とするブラジル代表、セレソンの驚愕的なプレーだ。
これを見た日本のサッカー関係者、ファンは、一種、坂の上の雲、つまり目標をブラジルサッカーに自然に置いたように振り返って思う。
ただ、黄金期のブラジルサッカーは1970年を頂点にし徐々に衰退期に入っていく。

器用な日本人により、日本のサッカー選手のテクニックは、1977年高校サッカー準優勝に輝いた静岡学園に代表されるように、南米的テクニック取得という意味で大きな向上が見られた(静岡県はサッカー王国であるが、この年の静岡学園は突如として現れた)。

しかし、世界では、1970年代初頭より胎動していた、オランダアヤックスに代表される「トータルフットボール」が時代の寵児となるべく世の中に表出する。
1974年W杯西ドイツ大会のオランダ代表は、指揮官ヨハン・クライフを中心として竜巻のようなサッカーを世界に披露した(オランダのトータルフットボールはトルネードサッカーとも当時言われていた)。

その当時平行して世界を席巻しそうなサッカーをしていたのはユーゴスラビアである。
当時の著名なイングランドのサッカー評論家、エリック・バッティ氏は、「ユーゴスラビアサッカーこそ世界一華麗なサッカーだ」と絶賛していた(通常彼は、とても辛口な批評しかしない)。しかし、日本ではその東欧のサッカーは殆ど見ることが出来なかった。
且つ、チトー大統領死後のユーゴスラビア民族紛争により、この世からユーゴスラビアサッカーは消えた。
ユーゴスラビアのサッカーは、ブラジルをはじめとする南米の個人技と、ヨーロッパの組織的サッカーを併せ持ったサッカーであった。

この二つのサッカーの遺伝子は現在に繋がっている。
オランダのトータルフットボールは現在のバルサのポゼッションサッカーである。
ユーゴスラビアのサッカーは、1980年代後半から1990年代のレッドスター・ベオグラード、ACミランで活躍したサビチェビッチ(ジェーニオ=イタリア語で天才)やJリーグで活躍し、最後名古屋グランパスの監督をしたストイコビッチ等により世界を席巻する寸前まで迫った。
現在でもレアル・マドリードのモドリッチ(クロアチア)、バルサのラキティッチ(クロアチア)、ローマのジェコ(ボスニアヘルツェゴビナ)、ユベントスのマンジュキッチ(クロアチア)、イブラヒモビッチ(両親がボスニア・ヘルツェゴビナからスエーデンへ。イブラヒモビッチはスエーデンで生まれた)、ハンダノビッチ(スロベニア)など旧ユーゴ圏の多くの選手がユーゴスラビアサッカーを受け継いでいる。当然総体としてのユーゴスラビアサッカーは存在しないが。

上記の中でユーゴスラビア代表最後の監督イビチャ・オシム氏が、レアル・マドリードなどの監督就任オファーを断って日本に来て下さった。
それも、日本代表監督ではなく、ジェフ市原の監督としてである。
サッカー選手でなければ大学で数学の教鞭をとりたかったオシムさんだけあって、時に彼の言葉は哲学的で難解であったが、「走りながら考える」、「ライオンに追われているウサギは疲れない」など名言を残しながらジェフ市原で結果を出し、日本サッカー協会三顧の礼による代表監督就任要請に対し、熟考の末日本代表監督に就任する。
このオシムさんが示した未来の日本サッカー構想には光明と希望があった。
オシムさんは日本人に対して「サッカーにおいてすぐ結果が出ると考えてはいけない」と釘をさしながら、あるべき日本サッカーの目標を明確に示してくださった。
だからすぐ結果が出なくても我々は我慢できたのである。むしろ、その未来が来ることに対しワクワクしていた。
しかし、そのオシムさんを病魔が襲う。
この後、岡田氏などは良くやってくれたと思う。
この辺が大くくりで黎明第二期にあたるかと思う。

オシムさんの日本サッカーが雲散霧消したのち、この岡田氏、風間氏などサッカー関係者を驚愕させたのが、バルササッカーだった。
W杯南アフリカ大会でベスト16という結果を出した岡田氏は、サッカーからの完全引退を考えていたが、このバルササッカーを見て、「私にはまだサッカーでやることがある」と述べ、FC今治設立へと至る。

バルサの選手の体格は日本人に近い(ピケなど一部の選手は除く)、イングランドやドイツの巨大な選手を闘牛のマタドールよろしく、その突進を相手の逆を突くパスでいなしまくる、身体が小さいからデュエル的状況を作らない。
いなされたデュエルに強く巨大な選手はそのうち疲弊し、その後、バルサの選手(当然メッシやイニエスタ)はとどめを刺す。
いや、快哉すべき華麗なサッカーである。
相手のボールもフィジカルの強さで奪うのではなく卓越した「技術」で奪う(一種、柔よく剛を制す的な動きで)。

このバルサのサッカーは、オランダトータルフットボールのエンジンだったクライフのバルサ移籍によってスペインで開花する。
クライフの教えを受けたグラウディオラが具現化したのである。

ただ、思い起こせば、シャビ・エルナンデス&アンドレス・イニエスタのパフォーマンスが最高な頃のバルサが最強だったと思うが。

シャビ・エルナンデス・・・試合中に俯瞰で状況が見える天才。
いわゆる司令塔だが、最近の司令塔では世界一の選手だったと断言する。

日本にも司令塔の役をこなせる選手が多く輩出された(1968年メキシコオリンピックの時には、宮本輝紀という優れたゲームメーカーがいたが)。
中村俊輔、遠藤保仁、小野伸二、中村憲剛、小笠原満男、現在では大島僚太、柴崎岳などなど。
これらファンタジスタが排出されたのち、徐々に韓国に日本が勝てるようになる。
しかし、ハリルホジッチは中盤の司令塔を排除した。
最近、韓国サッカー関係者が何故日本は中盤の司令塔を無くしたのか?
それによって、日本は韓国の敵ではなくなった。と言っている。
事実、先の東アジア選手権では完敗を喫している。
それに対するハリルホジッチのコメントは、「韓国は素晴らしいチームだ」である。
このコメント一つとっても日本のサッカーファンは、彼に憤りの感情しか持たない。

ここからが本題だが、W杯出場を決めた、オーストラリア戦まで私はハリルホジッチを誤解による評価をしていた。

このオーストラリア戦、オーストラリアが予想した日本の戦術をガラッと変え、プレミア、レスター的なキックアンドラッシュサッカーにて快勝したからだ。
この時、私は、ハリルホジッチは戦術オプションを増やしたなと、W杯本大会出場権を得た喜びとともに思わず微笑んだ。
まだまだ、技術的に高い位置に日本サッカーは無いので多くのオプションを増やせないが、パスサッカー、キックアンドラッシュサッカーの二つあれば十分だと思っていた。

しかし、この私の推測は間違っていた。
ハリルホジッチは完全に中盤の司令塔を必要とするサッカーを排除したのだ。
キックアンドラッシュサッカーは複数のオプションを持っていればある程度機能する。だが、これだけだと日本に対するチームは非常にやりやすい、つまり守りやすい。
キックアンドラッシュサッカーを行う典型的な国はイングランドである。
気候的な事も影響しているかと思うが、基本的にこのサッカーだけを続けてきたイングランドは、1966年W杯イングランド大会以降全くと言っていいほど精彩を欠き華々しい結果を出していない(現在のイングランドサッカーは多少変わってきてはいるが・・・)。
また、ハリルホジッチの言う、デュエルに強くなるための体格づくりは一朝一夕にはできない。

前述した1968年メキシコオリンピック後に発足した日本リーグ時代の日本代表のサッカーは、まさにこの間のウクライナ戦の日本代表と同じだった。
つまり、攻撃面にて、意図したパスを出すのではなくて、相手のプレスに追い込まれて仕方なく前に蹴るという前近代的なサッカーに先祖返りしてしまった。
多分、この点は、サッカーをプレーしてきた方、日本サッカー、世界サッカーの流れを知っている方は同じ意見を持たれたかと思う。

今、サッカーを良くわかっていないサッカー素人ジャーナリストが、「ハリルホジッチジャパンの最終形を見たかった」などとマダラボケのようなことを言っているのをメディアで散見するが、サッカーを良くわかっている方は、だいぶ前から最終形など見る必要もないくらい、そのサッカーの崩壊が見えていたと思う。

また、選手固定を回避したことは悪いことではないが、この時期、代表の核が決まっていないのには開いた口が塞がらなかった。

確かにデュエルを避けるポゼッションサッカーを今すぐバルサのように出来ないのは分かっている。
しかし、そのために、日本サッカーは爪に火を灯すように、体格差、技術の差からくるネガティブ状況を脱するために、一歩一歩進んできた。
我々はその方向性を正しいと信じているし、これは私見だが、オシムサッカーの最終形に行きつく道だと思っている。

2008-9年、2010-11年CL決勝時、バルサはマンチェスター・ユナイテッドに正攻法にデュエルを挑んだか?
否である。
バルサの選手は小さいからである。
2010-11年CL決勝はイングランド、ウェンブリースタジアムで行われた。
観衆の多くを占めたイングランド人は、1対1のデュエルをよしとするため、バルサのティキタカにイラつきブーイングをしていたのを記憶する。
しかし、バルサのパスサッカーに完膚なきまでにマンチェスター・ユナイテッドが撃破されたため、そのブーイングもむなしいものになった。

繰り返しになるが、オシムさんは「日本は経済的に成功し、なんでも手に入る国であるが、サッカーにおいてすぐ栄光が得られるとは思わないでほしい」と日本人に言った。
それを頭に刻み付け、時に大きく前進したかと思えば、しかし、世界のサッカーの背中が遠くなるといった事を繰り返しながらも一歩一歩歩みを進め、小石を積み上げてきた。
それを、砂山を崩すように彼は一瞬に破壊した。

オシムさんとハリルホジッチは同郷である。
しかし、オシムさんは常にエレガントなサッカーを目指していたが、ハリルホジッチのサッカーはつまらぬサッカーであった。
ハリルホジッチの日本サッカーにおける未来構想には希望が無いのである。
ロシアW杯において結果を出せばよいのでは?と反論があるかもしれないが、そうではない(ハリルホジッチジャパンではその結果も惨憺たるものになっただろうが)。
デッドマール・クラーマーさんから始まった日本のサッカー改革は、日本蹴球協会、後の日本サッカー協会含め、サッカーに関わった方々、新旧のサッカーファンによって、最良の道を探りに探って今に至っている。
ロシアW杯は、誤解を恐れず言えば日本サッカーが世界一になるための通過点に過ぎない。
W杯で良い成績をあげることも大事だが、日本サッカーの未来が見えていなければならないのだ。
ハリルホジッチは日本サッカーの未来の灯を灯すことが出来なかった。
日本サッカー協会田嶋会長の会見内容に不満を抱くサッカー素人がいるが、
コミュニケーション不足=勝てない=結果を出せないという事である。
だから、辞めて頂くという事である。
簡単な話である。
ハリルホジッチはA代表が負けたゲームの後、「メッシが日本チームにいれば」とか「クリチャーノ・ロナウドがいれば」などと言っていた。
こういった御仁に日本サッカーの未来は託せないし、託したくないということである。

以上は完全な私見なので、今回のハリルホジッチ解任の真相には迫れていないと思う。
また、物事に、一方が100%間違っているということは無い。
ただ、日本サッカー協会の決断を私は支持する。
また、西野ジャパンを応援する。

日本サッカー、文化としての退化

2018年01月08日 15時40分52秒 | サッカー日記
新年早々だが去年の話である。

12月のクラブワールドカップ決勝、レアルマドリードとグレミオの試合をテレビ観戦していて、
改めて、日本のサッカー文化の退化を心底感じた。
以下は日テレアナウンサーと解説の岡田武史氏とのやりとりである。
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前半40分頃、
日テレアナウンサー:このような緊迫した試合の時、両監督とも大変だと思いますが、岡田さん、
監督経験者としてお聞きしますが、両チームの監督はどんな心境になるんですか?

岡田氏:(このようなすごいチームの監督になったことがないため)このような状況になったことが無いから分かんないね。

都並氏:ハハハと笑う。

少し時間をおいて、
日テレアナウンサー:グレミオは今我慢の時間ですね。

岡田氏:いや、ずっと我慢している。
    終わりまで、こりゃ我慢だよ。

都並氏、城氏:無言

後半、
日テレアナウンサー:今はレアルの時間ですか?

岡田氏:ずっとレアルの時間。

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この部分だけ書くと、岡田氏はなんと意地の悪い人間かと思われがちだが、
意地悪く話しているのではないことが、声のトーン、強弱等で分かる。
岡田氏は問われていることに正確に答えていただけだ。

Jリーグが出来て25年を迎えた。
いわば日本サッカーが25年前に本格的に世界に船出したわけだが、
日本のマスコミは「サッカー文化」という点では明らかに退化している。
特にひどいのが民放だ。
NHKはそれなりな努力がみられる。
今は亡きサッカーマガジン編集長に以前聞いたが、
Jリーグ発足時、NHK山本浩アナウンサーから、
ベースボールマガジン社サッカーマガジン編集部に電話があった。
内容は、「これから、NHKではJリーグ中継が多くなるので、
サッカーを基本から教えていただけないか」との依頼だった。
サッカーマガジン編集部は快諾し、何回かに分けて集中講義を行った。
余談だが、当時NHKの女子アナで人気のあった久保アナは、
講義中少々居眠りが多かったようだ。
NHKはこのような努力を今でもしているように感じる。
あと、衛星放送のサッカーチャンネルアナウンサーは問題ない。
以前見たワウワウのリーガエスパニョーラのクラシコでは、毎回解説が岡田氏ではないが、
岡田氏とワウワウアナウンサーとのあうんの呼吸が感じられる。
スカパー、ダゾーンでも同様だ。
サッカー専門チャンネルだから当然だろうと思われるかもしれないが、
それにしても地上波民放はひどい。

1968年に始まった、三菱ダイヤモンドサッカーのアナウンサーは、
金子さんだった。解説は岡野さん。

今も、テレ東は低予算放送局と揶揄されているとおり、
当時、金子さんは、テレ東で扱うスポーツ番組すべてを担当していた。
私はサッカー以外見たことがないので他のスポーツでの金子さんを知らないが、
サッカーに関して、金子さんは徹底して勉強していた。
当時の日本リーグもよく観戦していた。
東京赤羽西が丘競技場では、私の前に岡野さんと並んで観戦し、
真剣に岡野さんに質問をしている金子さんをよく見かけた。

民放は金子アナを見習うべきである。

日本を代表するキー局がサッカー無知では、サッカー文化は高まらない。
サッカー文化が高まらなければ、日本サッカーの底上げは実現しない。
また、世界中がサッカーに注目する中、日本の恥をさらすことになる。

再び国の借金に関して

2017年09月29日 16時53分47秒 | 雑感
いやー、3年ぶりのブログ執筆。
3年の間にサッカー界ではいろいろありました。
小生、サッカーに関しては、ゆっくりしたいと思いブログ執筆はしばし休筆です。
だけど、今シーズンはJ1とJ2をそれぞれ1試合づつ見に行きました。
また、ACL(これはテレビ観戦)、浦和アウェイで良く1点返し引き分けました。
ホーム戦は埼玉スタジアムで見たいが、行けるかな。

さて、昨今、また日本を貶めようとする馬鹿が、日本の財政赤字の膨大さを強調しだしているので、
そのフェイクを正すべく書きます。

日本の財政は、バランスシート(貸借対照表)でみれば、他の先進国と比べそれほど変わりはない。
馬鹿は、貸方の負債のみを強調し、借方の資産を言わない、この資産には日本が有する外貨も含まれる。
借方の資産に対して、貸方には、負債と、純資産がくる。
日本の借金は1000兆円と言われている。貸方が1000兆円である。それに対して、借方の資産は、
大体800兆円くらい。

つまり、日本の純然たる借金は200兆円ほどである。
これは、他の先進国と比較しても問題のある数字ではない。

この意見に対して、馬鹿は分かってか全くの受け売りか知らないが、借方の資産は「処分できない」という。

そんなことはない。
資産の大半は金融資産なので換金できるのですよ。
偏向報道のマスコミや日本をつぶしたい経済評論家は、なぜかこのことを言わず隠し国民を騙す。

今回の選挙では正しい知識を持って投票する必要がある。日本のために!

全くサッカーとは関係ないこと。

2014年10月14日 14時58分13秒 | 雑感
サッカーとは全く関係ないことを記す。
今日の日本経済新聞朝刊、浜田宏一氏執筆である、経済教室、消費税再増税の論点~大幅な法人減税が大前提~のなかの一文である。
以下、氏の論説から引用。

~さらに、日本の税当局が海外で言い回る「政府債務残高がGDPの200%超」という数字は、粗債務、つまり総債務の額である。例えば円売り介入の際、政府が調達する円は債務に入るのに、それで得た資産である外貨は考慮されない。債務から資産を引いた純債務が問題なのに、往々にして総債務で議論される。純債務比率でみると日本は120%台と米国との間に総債務ほどの差はない。~

これは、高橋洋一氏が以前から主張していたことだが、彼の主張は彼が豊島園の温泉内で窃盗をしたということで幕を閉じた。確か小泉政権から麻生政権に変わった頃かと記憶する。

プライマリーバランス正常化のために、消費税再増税は必要と説く財務省。

財務省だけではなく、5%から8%への引き上げ論議のとき、IMFのラガルト専務理事が「日本の消費税アップは絶対必要」との圧力をかけたが、8%から10%への論議をしている現在、同じくラガルトさんは「絶対必要」とのたもうた。

財務省が反対する法人減税。
財務省が推し進める消費増税。

これは省益確保だけの行動だろうか。一国の省庁の省益確保にIMFが口を挟むのはなぜか。それともIMFは、日本は財政健全化をせよ、それが世界経済安定のために必要なことの一つであると表向き言っているに過ぎないのか。どうもそうではないような気がする。

昔、宗教が科学を弾圧した時期があったが、いつの世も正論が時の権力者には都合が悪いことがある(アメリカの一部の学校では、キリスト教の主旨から反するために、ダーウィンの進化論を教えないところが今でもあると言うことだが)。

また、経済学者が痴漢か窃盗で逮捕なんて記事が出るかもしれない。

我々愚衆はできるだけ正確な情報を得るべく行動しなければならない。
しかし、時の権力は愚衆には正確な情報が行かないような施策をとる。

ネットから正確な情報を取得できるかと夢想したが、いまやネットも権力者の掌中にあると考えた方がよさそうだ。
そういった中、この浜田氏の一文には大きな意味があると思った次第。

あと、宇沢弘文氏が逝去されたが、彼の著作は熟読すべきであると感じる。

再び本田圭佑のこと

2014年07月18日 17時08分32秒 | サッカー日記
「今回のW杯では(優勝という)結果を出します。批判は結果を見てから言って下さい。」
正確ではないが、W杯直前の本田の言葉だ。

W杯というサッカーの頂点を競う大会の地区予選を突破し、これからその本大会に臨むとき、この本田の発言は当然の発言である。
「優勝を目指す」でも良いが、この発言のどこがおかしいのか。繰り返すが、今の日本サッカーにはそれを実現させる力がある。スペイン、イタリア、イングランドが早々に敗退したが、これらのチームには優勝する力がないと言い切れるだろうか。
中国が「日本は優勝するなどと発言し、全く高慢だ」などと批判したが、おまえらに言われる筋合いはない。おととい来いってんだ。すっとこどっこい。

結果を出せなかったのは事実なので、「口先だけの人間と思われるでしょうね」と本田はうなだれていたが、そこは甘んじようではないか、本田よ。
しかし、サッカーを良くわかっている者は、君の大会前の発言が荒唐無稽なものでないとわかっているから、もう、W杯のことは忘れ次に行こう。

W杯では大きなお金が動くようになってしまった。
一説には日本の敗退により経済的損失が300億円と言っているマスコミもあるが、本田が絡んだ商業的な部分を考えれば、その点も彼は憂慮したのかもしれない。
この点を私はどうこう言わない。プロなんだから当然なことだろう。

ただ、前のブログに書いたが、今回の敗退の主原因が本田の不調によることは歴然である。
なぜかというと、2010年前回大会での予想外の活躍は本田によるところが大きかったからだ。だから、2010年以上に大きなパフォーマンスを本田が出せていれば今回のW杯でも相当上に行けたと予想することは間違いではない。本田自信もそう思っていたがゆえ、上記発言をしたのだろう。

しかし、本田の不調。

病気からくるのであれば、彼の責任ではない。

ザッケローニも病気が快癒したと判断しスタメンとしたのであろう。
また、本田中心のチームを作ってきた彼として、彼抜きでは戦いたくなかっただろうし、彼に賭けていたのかもしれない。
このザックの判断を私は否定しない。
と、こうは書いたが、私は以前のブログで不調の本田ははずした方がよいと書いた。本戦の1年前くらいだ。
ここは、内実を知らなかった者の与太だと勘弁願いたい。

本田は最高のプレーヤーの一人であることに間違いはない。

病気かどうかは機微な個人情報でもあるので彼も公にする必要はないが、もしそうであれば早く完治させ。セリエAでベストパフォーマンスを見せて欲しい。本田にはその力があると信じる。

彼のますますの活躍を祈る。

W杯ブラジル大会の日本代表と日本サッカー

2014年07月13日 21時25分57秒 | サッカー日記
今晩、正確には明朝に決勝が行われる。アルゼンチン対ドイツだ。ドイツメルケル首相は決勝を応援しに行くと言っていたので、すでに現地入りしているであろう。

しかし、ドイツは常に安定した力を有する国だ。以前のブログにも書いたが、ドイツの強さは、「蹴る、止める、ヘディングをする」というサッカーの基礎技術がしっかりしている中、他の国を圧する頑健なフィジカルが加味されているがゆえだと思う。ただ、そこに、エジルなど元々他の国のテイストも加味され、そのサッカーは大きく進化している。

一方、アルゼンチン。マスケラーノが大きく注目されているが、それは誰もが得心できることだろう。メッシも代表である程度厳しいマークの中結果を出している。

どちらを応援するでもなく、私は良い試合を期待したい。

さて、日本サッカー。

結果がすべての勝負の世界、今回の結果ではさんざんな誹謗中傷にさらされているが、究極的な意味で日本サッカーはだめだろうか。
私はそう思わない。
日本は世界で戦える力を持っていると今でも思っているし、それは事実だ。W杯を前にした試合では批判したが、それはW杯で結果を出してほしいからだ。

竹中平蔵の子分で元官僚の岸なにがしが、日経ネットでサッカーに関する何の知識もなくW杯の結果をドイツ、オランダ経済のすばらしさに比し、日本経済のだめさ加減を今回の結果と重ね合わせていたが、このような駄文を書いて原稿料を稼ぎ糊口をしのぐ彼を哀れと感じた。

まー、サッカーの知識を有しない者の意見は無視し、日本サッカーだが確実に進化している。当然、結果が出なかったのでこれから改善しなければならない点、もしくは取得しなければならない事柄がたくさんあることは事実だが、早々に敗退した、スペイン、イングランド、イタリアなどサッカー列強にも同等な課題はある。

今回結果が出なかったことの理由。それは一つ。本田の体調不良。これだけだ。このブログのあとで書くが、文春のナンバーの中吊りに本田の言葉なのか「この4年間は間違っていたのか」なる見出しが書かれていたが、本田よ、絶対君は間違っていない。君のメンタルだったらすでにマインドチェンジできていると信じるが、次も攻撃的サッカーを目指し精進してほしい。まずは、ACミラノを掌中に収めてほしい。その前に噂でしかないのであれば良いが、健康を害しているのならば早期に治癒させ、君本来のパフォーマンスが出せるようにしてくれ。ますます、本田を応援する。

日本サッカーが進化していると思わない方々。日本サッカーが世界の中で駄目だと断じるサッカー無知のマスコミよ、Jリーグをしっかり見てからものを言ってほしい。海外でプレーする選手を逃さず見てから批判してくれ。

ただ、大きな才能を持った若い選手が、大きく伸びる前に駄目になっていく姿を多く見る。この点是正されれば日本サッカーは更に飛躍するであろう。

そして、まずはアジアで完全な一番になり、ヨーロッパ、南米に挑もう。そのために、ACLでの優勝は絶対必要である。

サッカー選手の足の速さ

2013年10月17日 17時11分42秒 | サッカー日記
まず、このようなテーマでサッカーの議論をすると次のような反論が聞かれる。
・足が速くても止まれなければね。これは、カズと中田の意見だ。
・100mが速くてもサッカーでは意味がない。
・足が速いだけでテクニックが伴わなければサッカーでは通用しない。

カズの100m走が何秒かは知らないが、彼の全盛期はそんなに遅くはなかったように感じるが、中田は遅い。カズと中田がどのような意味でこの発言をしたか知らないが、この発言こそ相当頭が悪い発言だ。足が速くても止まれないサッカー選手を前提にサッカーにおけるスピードスターの話をしているわけがない。ヨーロッパの標準的な選手での話である。スピードスターはその速力が奏功してこそ切り返しが生きて相手を振り切れるのである。切り返しが出来るということは止まれるのである。

サッカーにおいて100mを単独で走るシーンは全くあり得ない。しかし、100m走の遅い選手が50m走、10m、5m、3mのダッシュが速いことはない。100m走が速い選手が前半の50m走に8秒かかり、後半の50mで3秒で走れることは人間の作りからあり得ない。
つまり、100m走が速い選手は50m以下の走りも速いのだ。走ることが速いイコール瞬発力が俊敏であることを意味する。
データとして50m走の走力をチームが把握する必要はあるだろうが、先に書いたヨーロッパ選手の100m走のデータが存在すると言うことは、ヨーロッパのチームは100m走の走力も重視していると思われる。

足が速いだけでサッカーのテクニックが伴わなければ意味がないという意見はまさにその通りである。
しかし、ここもカズ、中田の項と同じく、陸上競技の100m走選手のことを語ろうとしているのではない。サッカーのテクニックを持っていることを前提としてものを言っている。反論すれば、今の日本代表はサッカーテクニックはそこそこだが、走力に速さがある選手が少ないことを問題視しているのだ。

足が速いことは天性のことがらなので、走力に劣る者は残念ながらどんなに努力しても速くなれない。100mを13秒かかる者が努力して11秒台には成人してからは「絶対」にありえない。

昨日の台風の中、私はベルギーとクロアチアのW杯予選を見た、いや、見ようとしていた。しかし、拙宅はケーブルテレビではなくアンテナにて電波を受信しテレビを見ているため、天候が荒れてくるとBSの受信ができなくなるときがある。今回も途中から見られなくなった。だが、今、ベルギーサッカーの評判がとてもよいので、はて、どんなサッカーかと途中まで見たのだが、素晴らしいサッカーだった。特にプレミアエバートンに籍を置くルカクという選手に驚愕した。このような選手がエバートンには悪いがプレミアのトップチームに在籍していないことに不思議さも感じた。フェライニは香川のポジションを奪ったということで知っていたが、あの高身長での前線守備の完璧さにも恐れ入ったが、ルカクである。

フィジカルが強く(まるで肉弾のようだ)、足が速く、テクニックも申し分ない。ヘディングも強い。なんと21歳である。
日本A代表の最低なサッカーを見た後この選手を見たため、日本代表の大きな欠点の一つが浮かび上がった次第である。
まー、ベルギーはFIFAランク6位、クロアチアは10位か11位だったか、このような世界トップレベルの本気の試合と先のベラルーシ戦を比べることに意味はないが、改めてヨーロッパサッカーのゲームの速さは個々の選手の走力によるのだと思わされた。

ロンドンオリンピックで永井の足の速さが大きな武器になった。
だから永井を代表にとは言わないが、今、日本代表はカウンターのチャンスに突進しようとしたとき、相手選手に追いつかれてしまうほど足が遅い。

ゆえに、3バックによるオプション追加も良いが、カウンターチャンスを活かすオプションとして足の速い選手が日本代表には必要と動議したい。

宮市君が100m10秒台とは知らなかった。100m10秒台というのはとてつもない速さである。

日本A代表は足が遅い選手が多すぎる

2013年10月16日 19時59分23秒 | サッカー日記
またまた先のオシムさんインタビューにて「本田は足が遅い」と言っていたが、これは前から言っていた。
以前は「本田は足が遅いので、クリスチャーノ・ロナウドのような選手にはなれない」とより具体的に言っていたが、今回のベラルーシ戦に限らず、日本代表は足が遅すぎるということをこの日記の次に書きたい。

ちなみにググッてみたら、世界のサッカー選手快速ベストテンが掲載されていたので、コピペする。

1.セオ・ウォルコット: 10.30秒
(イングランド/アーセナル)

2.クリスティアーノ・ロナウド: 10.63秒
(ポルトガル/レアル・マドリード)

3.宮市 亮: 10.84秒 Σ( ̄∇ ̄!
(日本/アーセナル)

4.ガブリエル・アグボンラホール: 10.98秒
(イングランド/アストン・ヴィラ)

5.ハビエル・エルナンデス: 11.08秒
(メキシコ/マンチェスター・ユナイテッド)

6.ティエリ・アンリ: 11.09秒
(フランス/ニューヨーク・レッドブルズ)

7.アリエン・ロッベン: 11.34秒
(オランダ/バイエルン・ミュンヘン)

8.ガレス・ベイル: 11.39秒
(ウェールズ/トッテナム)

9.アントニオ・バレンシア: 11.45秒
(エクアドル/マンチェスター・ユナイテッド)

10.ロビン・ファン・ペルシ: 11.54秒
(オランダ/アーセナル)

やはり、スピードは攻撃、守備両面での武器である。
日本選手は足が遅い。日本A代表で足が速いのは内田くらいか。
以前の代表でレッヅの坪井も速いと聞いたことがある。
柿谷、長友も速そうだが、はてさてどのくらいなのか興味がある。

強化?試合 日本 対 ベラルーシ

2013年10月15日 23時07分36秒 | サッカー日記
ひどい試合だった。先のブルガリア戦並のひどさだった。
ザッケローニは監督就任4年目に入った。その出足はよかった。そして3年強の間、徐々にその出足の良さが更に上向くと思っていたが、日本代表は右下がりになったという印象を持つ。

まるでチーム全体が沈鬱な雰囲気である。特に今年に入ってからA代表から輝きがなくなった。
メンタルおよびフィジカルコンディション調整はどうなっているのか。もし、レギュラー選手に調子の悪い者がいるなら、なぜ他の優秀な選手に替えないのか。

コンフェデ含め、ここ数試合で明らかにパフォーマンスが悪い選手の名を挙げてみる。
1.本田 2.吉田 3.長谷部 4.香川 5.今野 6.川島・・・ほぼ全員か。
本田は今日の試合どれだけミスをしたか。昨日の練習が別メニューだったので、怪我か疲れかとにかく調子が悪いようだったが、あんなミス、それも致命的なミスを繰り返す選手をなぜ使い続け、負けるのを傍観しているのかザッケローニは?
本田はこのままでは、来年1月にACミラノに移籍できないどころではなく、どこも欲しがらないであろう。
香川もモイーズが使う使わないのレベルではない。ボールが足につかない。
海外組でチームから引導を渡された選手をなぜ使い続け、負けるのを傍観するのか、ザッケローニは?

個を批判することの無意味さは重々知っているが、しかし、今年に入ってから連続してこの最低なサッカーを見せられ続けては、個を変えることによって、よい化学変化を期待するしかないだろう。

先の東アジアカップはわくわくさせる日本代表だった。
サッカーは一種エンタテイメントなので、サポーターなり自国の観戦者を興奮させ歓喜に沸かせなければ辞めなければならない。
だから、ザッケローニよ大手術を敢行してくれ。
だめだ、今のレギュラーでは。
本田は好きな選手だが、彼が今代表の中心選手であり、全体の雰囲気を左右する位置にいるのであれば、早いうちに彼を代表から外すべきだ。最近の彼の発言からして、かなり彼は勘違いしているように感じる。

たぶん、スターティングメンバーのスキルは高いのだろう。ここは間違いがない。だが、どんなよい選手が揃っていてもよいパフォーマンスが出せないことがある。それがサッカーだ。そのときは大幅な変化を必要とする。
ザッケローニの顔にも覇気がない。

次はオランダ代表との試合?冗談だろう。オランダの高校選抜にも負けそうな日本代表だ。

先のオシムさんのインタビューで「ザッケローニを変えた方がよいと思いますか」の質問に、「変えない方がよいだろう」と答えていたが、この返答の意味は「変えても今よりよくはならない。なぜなら、少なくとも3年間のデータは彼が持っているのだから」と言っているような気がする。それにW杯目前の監督交代は現実的ではない。

だが、レギュラーは代えてもよい。それをしてよい結果をだした前例があるのだから。

最後に内田の試合後のインタビューで「僕はよいゲームを行うのではなく、勝ちたい。勝たなきゃ意味ない」と言っていたが、これは、彼がザッケローニからあまり攻撃参加するなと言われていたことへの反発と感じた。
この内田の発言から、ザックジャパン内部ではかなり深刻な病魔が広まっているように感じる。
ザッケローニよ監督に選手からの信認がなくなったらそのチームはコントロール不能になる。
彼の賢察を切に期待する。