タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<『週刊新潮』の定価に見る時代の変遷>

<『週刊新潮』の表紙の今と昔>

1956年2月19日創刊号

2015年3月19日号

 <画像上段(左)> 1956年2月19日創刊号 (2月6日発売 )
 <画像上段(右)> 2015年3月19日号 (3月12日発売 )


 <画像下段(左)> 映画女優としてデビューした吉永小百合
 <画像下段(右)> 不倫騒ぎの渦中の衆議院議員

吉永小百合

中川郁子

 吉永小百合は私の二つ年下の昭和20年生まれである。年月を経て今はもう詳細が定かでないが、昭和35年(と思う)の『週刊新潮』正月号のグラビアで、前年に松竹『朝を呼ぶ口笛』で映画デビューしたばかりの女優・吉永の初々しい写真を見た記憶がある。週刊誌の定価は30円だった。鶏の卵1個、納豆1包、アンパン1個、キャラメル1箱などが10円で買えた。
 今朝コンビニで買った『週刊新潮』3月19日号の定価は400円。鶏の卵1個20円、納豆50㌘ × 3包100円、アンパン1個100円、キャラメル1箱100円と比較すると割高である。グラビアには、若かりし頃の吉永小百合とは似ても似つかない、不倫騒ぎの渦中にある若づくりの寡婦の写真が載っていた。盛時には100万部を売った『週刊新潮』だが、今は発行部数を大きく落とし挽回の兆しはない。
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