タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

エゾシカの食害を受け樹皮が剥がれたアオダモ

 エゾシカは近年、全道的に生息数が減り、農林業被害は漸減傾向にあると云われる。しかし、雪が解け、山菜採りで山に入る機会が増えると、北海道東部では相変わらず樹木の食害の跡がそこかしこに見られる。

 以前多かったミズナラ・トドマツ・カラマツなどの被害が減ったのに対して、今はもっぱらアオダモ(コバノトネリコ)の被害が目立つ。画像上段は、積雪期に立木の中ほどが喰われ、上部の樹皮が捲れた被害例。同下段は、融雪期に株元の樹皮がぐるりと剥がされて裸になった被害例。いずれも厚岸群界林道沿いの林内で撮影した。

 北海道東部の農林業被害額は突出しているので、今後も手を緩めず、有効な捕獲計画を継続する必要があるだろう。
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「自  然」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事