タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 老母のロッケリー秋色 ≫

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 老母の入院はすっかり長引いてしまった。10月7日で46日間になる。入院した頃のロッケリーは、全体に緑色だったが、今は、晩秋の気配が濃い。
 上の写真では、石の背後でベニシタンの実が赤くなり始め、足元のイワツツジが紅葉している。石の周囲は太陽熱が籠もるため、小さなコメツツジは、ようやく色が付き始めた段階だが、ロッケリー上部のコメツツジは、既に赤くなっている。
 左のコマユミは、葉にはまだ緑色が残っているが、実は裂けて、橙赤色の仮種皮が見える。右のクロウスゴもまだ赤みが少ないが、今週末には完全に紅葉するだろう。
 主のいないロッケリーには、寂しい雰囲気が漂う。老母は、花や高山植物を具体的に認識できないようだが、花壇の話をすると、マリーゴールドの種子を取ったり、ダリアの球根を掘り上げて大鋸屑で保存したり、という長年の習慣的行為はよく覚えていて、喜んで会話に応じてくれる。

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