タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪空き缶内閣支持率またも急落(10年11月)≫

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 読売新聞社の世論調査(5~7日に電話方式で実施。上掲支持率推移グラフは11月8日付『讀賣新聞』第1面、調査項目結果は同新聞・第3面から転写)によると、十一月の空き缶内閣支持率は、十月の調査結果より18ポイント下がり、35%と内閣発足以来最低となった。そもそも、発足以来下がり続けた支持率が、内閣として成し遂げた成果が何もないのに、空き缶が眠酒党代表選で再選されて以後上昇に転じたのがおかしいのであって、支持率は35%でも高すぎる。外交も内政も党内問題も、国民は空き缶と眠酒党に手厳しい評価を下した。
P1140741_2 世論調査については、「今どき固定電話を使って調べた世論など」と否定的な見方をする向きも多いが、共同通信社による調査(グラフ=写真下段は、11月8日付『北海道新聞』第1面から転写)もほぼ同様の結果を示しているから、あながち実情を反映していないと無視するほど軽いデータではない。
 眠酒党内の政府筋は、支持率急落の「理由は外的要因に過ぎず、いずれ支持率は落ち着く」(同新聞)と楽観視するが、私は「理由は内的要因」だと思う。市民運動家上がりの素人政治家は、特定の問題について自説を主張する手管には長けていても、広範な内外の厳しい問題の解決にリーダーシップを発揮する能力に欠けている。自ら統治する側に立って、その欠点が露見したのが、支持率下落の最大の理由だろう。

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