タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 釧路検察審査会 ≫

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 釧路市では、裁判所の庁舎の中に、国の四つの裁判関係機関、釧路地方裁判所・釧路家庭裁判所・釧路簡易裁判所・釧路検察審査会がある。
 平成20年1月22日付『讀賣新聞』第1面に、「検察審査会50か所廃止」と「都市部は14か所増」の二つの中見出しで、最高裁が、審査件数を勘案して地方の検察審査会を50か所減らし、大都市圏で14か所増やす統廃合案を公表した、という記事が掲載されている。
 来年5月までに裁判員制度が実施されるのに合わせて、大都市圏と地方とで審査員の負担に格差が生じている検察審査会の実状を是正するのが狙いだろう。地方都市では、地裁や支部に検察審査会が存在することさえ知られていない場合もあり、審査件数が少なければ、廃止統合もやむを得ないと思われる。P1020412
 知人の中に、釧路検察審査協会の会員が一人いて、平成12年に、協会設立『45周年記念誌』を発行するので、広告掲載に協力してもらえないだろうか、という話になった。ノルマがあるのだそうだ。
 私は単なる勤め人で、広告を載せるような立派な肩書きがあるわけでもないので、丁重に断ったが、記念行事が終わった後で、出来上がった記念誌を見せてくれた。この時のことを思い出し、今回の投稿のために、『45周年記念誌』の中の「目で見る検察審査会のしくみ」を撮影させてもらった。釧路検察審査会が存続するかどうかは知らないが、検察審査会に興味がある人の役に立てば幸いである。

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