四月三十日のワサビ採りのもう一つの余禄は、何の変哲もない早春の湿地の植物。毎年、春になると、同じような写真を撮り、同じような記事を書いている気がするが、ま、組み合わせが異なるのでよしとしよう。
四月二十六日の時季外れの暴風雪は、ミズバショウに大きな損傷を与えた。純白の仏炎苞も、伸び始めた葉先も、暴風雪に痛めつけられ、茶色に変色し、適切な被写体を選ぶのに苦労した。 ミズバショウは、例年、別保左奥沢で写真を撮っていたが、この春は、たまたまワサビ採りのポイントで群落を見つけ撮影した。葉先の黄変や仏炎苞の白色の汚れに難点があるが、ブログの写真として問題はなかろう。
この場所のエンコウソウは、開花が始まったばかりで、満開にはまだ数日を要する。エゾノリュウキンカの変種で、花の径も数もエゾノリュウキンカに及ばないが、それはそれで質素な趣がある。 エゾニワトコの新芽も、四月四日に撮ったものと比べると、雲泥の差がある。もう少し茎が伸びれば、指でつまんで折り採って、天麩羅にすると、独特の青臭さが消え、タラノメに勝るとも劣らない。ただし、食べ過ぎると下痢を起こすので要注意。葉が薬用になるくらいだから、なにか特別な成分が含まれているのかもしれない。
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