<アズキナシの実と樹皮>
分類:バラ科ナシ亜科アズキナシ属分布:北海道~四国・九州
生態: 低山の乾燥した斜面や尾根筋に自生。剪定で樹形を整えやすいの
で、庭や公園に植栽され、街路樹としても利用される。
果実: 長さ6~10 ㍉・幅6~8㍉ 、 長楕円形の液果が秋に赤く熟す。
表面に白い皮目が疎らにあり、頂部に萼筒が落ちた痕がつく。冬を
越して春先まで枝先に残り、野鳥の格好の餌になるが、年によって
結実の豊凶の差が大きい。
樹皮: 灰黒褐色~灰茶褐色で平滑、後に菱形に裂ける。若枝には皮目が
見られる。
今月2日に「エゾヒヨドリとアズキナシの実」を投稿した際、 実があまりに見事だったので、 ウォーキングの途次、 再び訪れて撮影した。 ヒヨドリは、 メギの赤い実には見向きもしないのに、 アズキナシの実は大好物のようで、 相変わらず群れて飛び交っていた。 実の形は和名のとおり、小豆によく似ている。