十月二十八日、女房が中庶路にキヌメリガサを採りに行くのに付き合った。
午前はキヌメリガサ、午後は上庶路でエノキタケ。五年くらい前までよく採れた場所は、倒木の腐朽が進んだ。
それでも女房がエノキタケを探して近辺一帯を歩き回っている間、私は本格的な魚釣りの準備をしてこなかったが、釣果を期待しないで庶路川に竿を下ろしてみた。 なんと二時間足らずで、ニジマス(37㌢と34㌢)二匹、ヤマベ(最大18㌢)九匹、アメマス(最大24㌢)九匹が釣れたのだ。
釣り用長靴もなく、あり合わせの韓国製硬調手竿(3㍍)、0.8号の道糸に0.6号のハリス、か細い生イクラ用5号ヤマベ針。
これに37㌢のニジマスが掛かったときは、岸に寄せるのにかなりの技術と忍耐を要した。水中で暴れ回る魚に抵抗しないように竿を移動させ、立てた竿先のしなりを利用して魚の力を吸収するのがコツ。動きを見ながら少しずつ岸に寄せるが、急いてはならない。糸が緩むとニジマスはジャンプし針が外れるので、常に竿先をしならせる。大物のランディングにはタモ網を使うが、今回は小砂利の上で手で捕まえた。
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