※ 上掲北海道地図は、5月 23 日付『北海道新聞』第 28 面の記事のデータを基に、筆者が作成した。
進まぬ市庁舎禁煙
道内 35 市で16 市のみ
道民の高喫煙率 背景
道民の高喫煙率 背景
(上掲『北海道新聞』の記事の見出し)
北海道内 35 市のうち「庁舎内禁煙」を実施しているのは、半分に満たない 16 市にすぎない。庁舎内に喫煙室を設け分煙を実施している 19 市では、「職員や来庁者の喫煙率が高い」ことを理由にしているが、「来庁者の場合は、在庁時間が長くなく、禁煙に耐えられる。問題は職員」と私は仄聞している。分煙といえば聞こえがよいが、喫煙者が出入りするたびに煙が外に漏れ、非喫煙者には遠くからでもそれと分かる。
私が居住する釧路市は、喫煙室どころか、市の生涯学習センター正面出入り口横に灰皿を設置し恬として恥じない不健康都市である。同じ道東に位置しながら、根室市や帯広市にできることが、何故釧路市にできないのか。市長には市民を肺癌などから守る、という認識が欠落しているのではないか。市民に小うるさく「特定健診」を強要する暇があるのなら、まず職員の禁煙を徹底してもらいたい。