タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪マー君(楽天)が沢村賞受賞(11年)≫

P1220016 十一月十四日、セ・パ両リーグのシーズン最優秀投手に贈られる沢村賞に、田中将大投手(楽天)が選ばれた。選考委員会では、ダルビッシュ有投手(日本ハム)と田中将大投手(楽天)の二人について、まれに見る激論があったという。
 土橋委員長、北別府・堀内・村田・平松の各委員、合わせて五名のうち三人が推した田中(完封で19勝目を挙げた田中=写真上段は、11月15日付『讀賣新聞』第25面から転写)が受賞。2対2と意見が割れ、最終的に、土橋委員長が「甲乙つけがたいが、防御率と勝利数でダルビッシュを上回った」(同新聞)として田中を推薦し、決着をつけた。
P1220020_2 ダルビッシュの奪三振数(田中とダルビッシュの選考基準成績=写真下段は、同新聞から転写)は圧巻だが、防御率・完投数・勝利数で勝る田中の受賞は妥当ではないだろうか。田中は過去四年間、怪我が多く、ローテーションを守り抜いたのは一年目だけだったが、今シーズンは、上体の力だけで力投するフォームを、身体全体にしなやかさを持たせる安定したフォームに改善することに成功した。長くプロ野球界で活躍するために、まず怪我をしないことを心がけるべきであり、身体に余計な負担がかからないフォーム作りが肝心となる。今シーズンの心がけを常に持ち続けることを期待したい。

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