ここ数年姿を見せなかったツグミが、十七日お昼過ぎ、今季初めて飛来し第一給餌箱に入った。バス通りのナナカマドの木に留まっているのを女房が見つけ、「すぐ来るかも」と言ってから十日が経過していた。
ツグミは、嘴の形状からヒマワリの種は食べられず、もっぱらスズメ用のアワ・ヒエ・キビ・カナリアシード等を啄むが、餌場に長居はしない。今回は、たまたま女房が自室の窓から餌箱に入ったところを見つけ撮った写真のうち、未使用の三枚を借用した。 写真下段は、左がツグミの、右がシジュウカラの後ろ姿。鳥は種ごとに、体型や嘴だけでなく色彩も独特の模様を形成し、眺めて飽きることがない。特にシジュウカラは、頭部と頬の白黒、背の黄緑色と青灰色、大雨覆先端の白線、風切外縁の青灰色と白色、嘴下部から胸・腹を通って下尾筒に至る黒い縦線などが渾然一体となり、全体として見事な芸術作品の趣を呈している。
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