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タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪改正検察審査会法と鳩山首相の偽装献金事件≫

P1090900 鳩山首相の資金管理団体の偽装献金事件に関して、昨年十二月二十四日、東京地検特捜部は、政治資金規制法違反(虚偽記入)容疑で、勝場啓二・元公設第1秘書を東京地裁に在宅起訴、芳賀大輔・元政策秘書を東京簡裁に略式起訴、首相本人は不起訴(嫌疑不十分)とした。二十四日夜、都内のホテルで行われた緊急記者会見(頭を下げる首相=写真下段<左>は、平成21年12月25日付『讀賣新聞』第31面から転写)で首相は、「政治家として使命を果たしていくことが私の責任だ」(同新聞・第1面)と述べ、辞任の「ジ」も口にしなかった。
P1090897P1090898 偽装の事実について口先だけの謝罪はしたが、「捜査で明らかになった実母からの巨額の資金提供については『知らなかった』などと繰り返し、詳細を明らかにしようと」(同新聞・第31面)しなかった。
 三月二十九日の初公判で明らかになった鳩山疑惑資金(具体的な金額=写真上段は、3月30日付『讀賣新聞』第3面から転写)は、総額十一億弱、そのうち公判で対象となったのは四億円弱。残りの七億円の使途は不明である。しかも、公判は一回だけで即日結審。政治的影響を考慮した検察や裁判所は国民を愚弄しているのではないか。
 四月二十二日、勝場啓二被告に対して東京地裁は、禁固2年執行猶予3年の判決(判決を受けて地裁を出る被告=写真下段<右>は、4月23日付『朝日新聞』第35面から転写)を言い渡した。無責任なバカ首相は、「政治家として責任を痛感している。一生の戒めとしたい」(同新聞)と語るだけで幕引きを図り、東京第4検察審査会も、鳩山首相不起訴(嫌疑不十分)に関して、四月二十一日付で「不起訴相当」の議決を出した。「上申書に疑問の声」を付言したところで何の意味があるのか。これで捜査は終結し、バカ首相は何の責任も負わないということ。なにが「友愛」だ、やがて天誅が下るぞ。

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