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タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪江田法務大臣の職務怠慢=死刑執行を忌避≫

P1200554 昨年七月二十八日、千葉景子・元法務大臣の下で執行されて以来、「死刑執行がないまま1年以上がたち、死刑囚が過去最多の120人に達した」(8月1日付『讀賣新聞』第3面)という。刑事訴訟法で死刑判決確定から六か月以内に法務大臣が執行を命じるように規定されていることを知りながら、死刑廃止論者の江田五月氏が法務大臣に就任し、「震災で『命考えるとき』」とか「今は執行ということを考えられるほど自分の勉強が煮詰まっていない」(8月7日付『北海道新聞』第2面。写真は上下段ともすべて、前掲新聞から転写)などと述べるのは遁辞である。
 考えが煮詰まっていないのなら法務大臣に就任すべきでないし、北日本大震災は刑事訴訟法における死刑執行とは何の関係もない。個人的情緒論で死刑執行を忌避するのは、大臣として職務怠慢以外の何ものでもない。
P1200551P1200547 千葉景子とか仙石由人とかの連中は、人の命を虫けら同然に扱いゲバ棒を振るった「隠れ革マル」ではないか、何を今さら小狡く死刑廃止論者だ。過去の経歴が知られていないと思ったら大きな間違いだぞ。政治家としての江田の原点は社会民主連合だが、参加した連中の主軸は、暴力革命を是とした旧社会党離脱者であり、死刑反対論がどこから出てくるのか。
 行政・立法・司法が連携して成り立つ法体制の一部が、行政府の一政治家の個人的判断でゆるがせられることがあってはならない。

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