昭和50年代前半、つまり三十代中頃の元気盛んなころ、ホンダCB250にキャンプ用具と、その時の目的によって、釣り用具か登山用具を満載して、道内各地のキャンプ場によく出かけた。CB250に次いで、水冷VツインGL400に数年乗った後、昭和57年からは、屋根付きの自動車(セダン)になった。 写真は、昭和53年8月初旬、芦別岳北尾根の西側に南北2キロに及ぶ、石灰岩の露出した崕山(現在は入山禁止)を近くで眺めようと試みて、急性腸炎のため途中で諦めた、目的外の無念の映像記録である。
まずは、山部自然公園太陽の里キャンプ場にテントを張り、夕食の準備をしながら、真正面の夫婦岩を眺め、明日のユーフレ川沿いの旧道コース登山に思いを馳せる。キャンプ場からは芦別岳本峰は見えない。
未明からの体調不良を危惧しながら、早朝から上り始めた旧道コースを、結局は夫婦沢とユーフレ沢出会いの遙か手前で諦めざるを得なかった。単独登山での無理は厳禁である。せめて北尾根までは、と思いつつ、早々と下山と決めた。
上の芦別岳の写真は、帰路、山部から釧路へ向かう国道38号線から撮影した。左から、ポントナシベツ岳・芦別岳本峰・雲峰山・半面山が並び、右端に半分雲に隠れて夫婦岩が見える。山腹の青緑色と、成熟した秋蒔き小麦の金茶色との対照が美しい。
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