タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 中山国交相辞任に関する所見 ≫

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● 9月24日 麻生自民党総裁、首相に選出・新内閣発足
● 9月26日 中山国土交通相、閣議後の記者会見で問題発言(直後に撤回)
● 9月27日 中山国土交通相、自らの問題発言により辞任の意向
● 9月28日 麻生首相、中山国土交通相の辞表を受理
P1000210 記者会見での二人の表情(9月29日付『北海道新聞』第1面から転写)には、組閣直後に「適材適所」と強調したにもかかわらず、わずか五日での閣僚辞任に憮然とする首相と、「これ以上、迷惑はかけられない」といいながら、平然と胸を張る中山氏のそれぞれの思いが、好対照をなして表出している。
P1000201 問題発言の骨子(9月28日付、前掲新聞・第1面から転写)は左のとおりである。太田・前農水相の場合は、場当たり的な低劣な放言だったが、中山氏の場合は、いずれも強い個人的信条を吐露したもので、彼の経歴とこれまでの言動から、少なくとも日教組批判に関しては確信犯であって、単なる失言ではない。
 26日の発言後、河村官房長官に注意され発言を撤回し、道ウタリ協会・加藤忠理事長に謝罪したが、日教組批判は辞任後も撤回しなかった。既に路線を転換し、国に協調姿勢を示している日教組について、正確な事実認識も持たない碌でなしを重要閣僚に任命したことは、首相も同類だからではないのか。
 ■ 写真上段は、<左>が9月25日付、前掲新聞・第1面、<中>が26日付・夕刊・第15面、<右>が28日付・第1面、から転写 ■

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