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峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

2007年 妖怪博士・水木しげるの 『妖怪大冒険』 ~玉川高島屋~

2007年08月11日 15時35分06秒 | ○○展の話

昨日は、東京世田谷区の玉川高島屋でやっている、
妖怪博士・水木しげるの 『妖怪大冒険』 に、三男と三男の友達のKくんを連れて行ってきました。

川崎市民ミュージアムからの特別展示、【地獄双紙(江戸時代)】や、妖怪の歴史などと共に、模型などもあってちょっとしたテーマパークのよう。

場内には小さな子供の恐怖の泣き声が響き渡り、楽しかったです。

 鬼太郎の家



美しくも恐ろしいステンドグラス調な空間。
ここでよく子供が泣いてた。 (゜ー゜)ニヤリ


 大かむろ (大きいです)


 見上げ入道


ぬりかべ


なお、一反もめんに乗って撮影するコーナーもありましたが、息子たち、小6にもなって並べませんでした。
ましてや、母親の私が並ぶなんてこと……

してませんってば!


この展示会、
8月14日(火)まで、
玉川高島屋S・C西館1F アレーナホールで開催されています。


くわしくは、 こちらをクリック → 『妖怪大冒険』



2007年 故郷からのおくりもの ~高橋まゆみ創作人形展~ 高崎シティーギャラリー

2007年06月29日 19時31分14秒 | ○○展の話

皆様こんばんは。 関東圏での まゆみさん人形展 追っかけ主婦、峰猫です。
きょうから始まった群馬県・高崎での 「故郷からのおくりもの」、早速行って参りました。

入口を入ったとたん、「あー、噂をすれば来た来た」 と、まゆみさんの温かいお言葉が。
まゆみさんのブログのコメント欄でよくお見掛けする先輩 (まゆみさんの人形ファンとコメントの) るーいーかあさん とお話中でした。

平日の午前中でしたが、盛況でした。
毎回のことですが、人形をじっと見入る方や目を真っ赤にしてすすり泣く方がいて、人形の持つ力の凄さを感じました。
前に、「人形自身が見る人の純粋な感情を蓄積しているようだ」 と書きましたが、やはり まゆみさんのお人柄が人形に表れているのだとも感じました。
るーいーかあさんやスタッフの方とお話したのですが、これだけの作家さんなのに、ちっとも偉ぶることのないお人柄。
それは人形の展示スタイルにも表れていると思いました。
手を伸ばせばすぐ触れる位置にあるのに、「手を触れないでください」 とベタベタ貼紙していません。
でも、みなさん心の中の宝物を見るように、大事に見ています。

今回、初めての人形がありました。
「駅」 にいるのは・・・・・
最初、ぽっちゃり系ハリーポッターかと思いました。
でも、どうやら学生時代の まゆみさん?
短く結んだおさげに眼鏡、本を持っている女学生。
今時の子はみんなコギレイになっちゃって、こういう素朴な女の子は見掛けなくなりました。
私は好きだなあ。こういう娘さん。

「感想ノートに、“駅にまゆみさん発見”って書いてあった」 と、るーいーかあさんが教えてくれました。
やっぱり思うことは同じなのね。
でも、ご本人が 「私じゃなーい」 とおっしゃるかもしれないので、ここは一般的に ‘娘さん’ ということで。

「駅」 にいる娘さん、ご近所のおばさんが、35~6年後に彼女にばったり会ったら、きっと こう言うでしょう。
「あらあ! すっかり美人さんになっちゃって! 見違えちゃったわ、まゆみちゃん(仮名)」


帰ってから銀行に行く用があったので、11時半からのサイン会には並ばないで帰りました。
それでも鈍足の私は、予定の電車に間に合わず、別ルートの特急電車で帰りました。
でも、そのお蔭で駅弁買う余裕が出来て、ラッキー 



  高崎駅特製弁当800円ナリ



故郷からのおくりもの~高橋まゆみ創作人形展~
2007年6月29日(金)~7月11日(水)10:00~19:00 (最終日は14:00まで)
場所:高崎シティーギャラリー(高崎市高松町35番地1)
入場料:中学生以下無料
当日券:大人700円 大高生500円 
前売券:大人600円 大高生400円 





< ひとりごと >
人形展でいろんな方にリアルで会うと、
「峰猫ってだと自分で言ってるけど、本当はスリムで美人なのではなかろうか」
と思ってる人もいるかもしれないという妄想が崩れていく……





2007年 高橋まゆみ創作人形展 『故郷からのおくりもの』 ~鎌倉~

2007年04月23日 11時06分34秒 | ○○展の話
4月21日 (土)~ 5月9日 (水)、北鎌倉の鎌倉古陶美術館にて、高橋まゆみさんの人形展が開かれています。
で、早速21日にサイン会の時間に合わせて母と三男とともに、行ってきました。

鎌倉古陶美術館は、とても風情のある建物でした。 なんでも、個人のお宅だとか。 



建物の古さと、人形の雰囲気がよく合っていて、入間市博物館のとき千葉三越のときとはまた違った雰囲気になりました。

お庭も素敵でした。




人形展では、楽しみにしていた新作 「駅」 も見ることができました。
‘暇なおじさん’ さん作の、地図を覗き込む中年の登山夫婦。

この地図は、よーく見ると、真弓岳を中心に未来山、雑男(一休さん)山、章魚庵峠、空海望峠、
かたつむり(花水木さん)原、みえ湖、ひろりん村など、こちらのコメント欄にも来て戴いてる方の名前があります。 (峰猫峰も。

そして駅で電車を待つ人々、駅員さん。
珍しく、若い男女の人形もありました。 
駅で別れを惜しむ2人は、昭和初期から中期のレトロな雰囲気がありました。いいなあ。


サイン会の列の後ろに並んで順番が来ると、まゆみさんは私の顔見るなり、
「あら~」 と、嬉しそうに笑ってくれました。 顔を覚えててくれて嬉しかった~。

サイン会のあともしばらくお話させて戴きました。
お時間取らせて、すみませんでした。
母もとっても喜んでました。

             

人形展を見たあと、すぐ近くの円覚寺に行きました。



八重桜、牡丹、芍薬(だと思う)などが咲き、暑くもなく寒くもない陽気の中で風が心地よく、古都 鎌倉の小さな旅はいい感じ。

ウグイスの声を聞きながら急な坂道を下っていたら、母が言いました。
「この坂、ゴザかなにかでザーッと滑ったら面白そうね」
お、お母さん。 風情ってもんが……。

            

母が子どもの頃、祖父母は銀座で商店をしていたので、母と伯父叔母たちは ひと夏を鎌倉の染物屋さんの2階を借りて、お手伝いさんとともに過ごしたことがあるそうです。
母は久しぶりの鎌倉で、その頃のことを懐かしく思い出していました。



2007年 章魚庵さん作品展 『墨で遊ぶ、印で遊ぶ』

2007年03月13日 19時37分01秒 | ○○展の話
 は~るばる行ったぜ千葉成田~ 
     さ~かまく東京乗り越えて~ 

日暮里からスカイライナー乗ったら、海外旅行用スーツケース持った人が大勢いました。
乗る前にトイレ行ったら、スッチャーデスさんみたいな人もいました。
私はどこへ行くんだろう…と思いながらの旅気分。
 

京成成田駅から成田山新勝寺方面への道は、観光に来たと思われる欧米人が大勢いました。
そして、その欧米人を捕まえては英語で話し掛けるという課題を遂行中の小学生のグループがいっぱいいました。
そんなことはどうでもよいのです。


さて、参道の途中にある 「なごみの米屋」 の2階ギャラリーが、章魚庵さんの作品展の会場です。
「コメヤ」 ではなく 「ヨネヤ」 と読めば羊羹屋さんであることがわかります。
ほら、「ヨネヤの水羊羹」 ってたら、有名でしょうが。





階段を上がると、そこには章魚庵さんの背中がありました。
あっち向いて座ってました。
声を掛けて、自己紹介しましたが照れ臭いやら恥ずかしいやら。 こんなんで、すみません。

章魚庵さんのブログやコメントでのイメージは少年風おとっつぁんだったのですが、 ( 書きたい放題だなー )
実際は 『通販生活』 あたりのCMに起用されそうな芸術家的雰囲気の方でした。カッコエエやん。
( あれ、通販生活のCMって、どんなんだったかな。 ?(゜_。)?(。_゜)? )

さて、作品展ですが、今までブログで発表されたものが大半ではありましたが、ナマで見るとさらに迫力がありました。
宮沢賢治を題材にした絵などは、ネットではわからない和紙の質感がなんともいえずにイイ感じ。
百均ショップの商品を利用しての作品とは、とうてい思えません。

本物の光岩島諸島の図にも会えて、感激。
切り字の般若心経も、全体像を目の当たりにすると圧巻でした。

『墨で遊ぶ、印で遊ぶ』 のタイトル通り、高尚な和漢の彩りのなかに大人の遊び心が散りばめられた、とても味わい深い作品展でした。

行ってよかったー。




章魚庵さんの作品展、『墨で遊ぶ、印で遊ぶ』 は、

成田山新勝寺の表参道 「なごみの米屋聰本店」の2階
「成田生涯学習市民ギャラリー(ギャラリーなごみ)」 にて、

3月13日(火)~18日(日)午前10時~午後4時


となっています。


2007年 故郷からのおくりもの ~ 千葉三越8階催事場

2007年01月31日 16時53分13秒 | ○○展の話
コメント欄でも書きましたように、昨日は チバ!まで行きました。
 車でチョイトそこまで…と行けた入間市博物館と比べて、電車に乗って2時間半。
 
そういえば子どもの頃は、その先の館山に毎夏のように海水浴に行ったっけ。
シュッポシュッポと、蒸気機関車で…。
などと思いながら、やっと辿り着いたチバ!は、都会でした。

平日の昼頃でも、人形展はたくさんの人が入っていました。

入間市博物館のときはガラスケースに入っていた人形も、今回はすぐ近くで見ることが出来ました。

入間市博物館では展示されていなくて、今回初めて見た人形もいくつかありました。
【にらめっこ】 はおじいちゃんと孫のにらめっこ勝負。
間に置かれたダルマが、なんとも良い表情でおじいちゃんに向かって ‘かち’ と書かれた旗を揚げています。
うん。たしかにこの顔はおじいちゃんの勝ち 
近くにいた女性が、連れに、「来て良かったねえ。 ホント、笑顔が出ちゃうねえ」
と言っているのを聞いて、頷いてしまいました。

【自転車に乗っているおじいちゃんと孫と犬】 も、初めてだと思います。
カゴにちょこんと乗った犬は可愛いし、自転車もよく出来てること 
自転車は、まゆみさんのブログでよくお目にかかる、‘暇なおじさん’ の作だそうです。
拍手~。


【瞽女(ごぜ)】 は、入間市博物館でも見たけれど、一緒にあった三味線を弾く盲目の老女は初めてでした。
他の人形と少し違う顔立ちで、一段とリアルな感じがしました。
それまでの人生の重さや、背後に東北の自然までが想像される姿でした。

そして、「母」という文字の下に飾られた、【からっぽの碑】 。
地味な、どこにでもいるような初老の女性が、手ぬぐいを手に立つ姿。
その目は、強烈でした。
凄みがありました。

人形の前に書いてある文章には、「からっぽの碑を見つめて」 とか、「怒り」 という言葉はあったように思いますが、(よく覚えていなくてすみません) 詳しい説明はありません。

作者である高橋まゆみさんのブログコメントによると、原爆の写真展で、家族を亡くした母親の目を見て、動けなくなったとのこと。
それを人形にしたそうです。

あの目。 
身体全体から放つ、怒りと悲しみ。

まゆみさんのコメントによると、
「被災者は見たくも無い・・・思い出したくも無い・・・と思うかもしれない・・・そんな思いもあった中で、展示しました。」
という配慮をなさっていますが、あの人形を作らせたものは、作者の中に存在する強い正義感ではないでしょうか。

【からっぽの碑】 の人形は、静かな、そして確かな反戦メッセージであると思います。


       

さて、ゆっくりと人形展を楽しんだあと、ちょっと蕎麦でも食べていこうかな…と思いましたが、時間がありません。
デパートの地下で、話題の ‘銚子ぬれせんべい’ を土産に買って、
駅までの道を2度聞いて、(駅前ったって、反対方向に歩き出せば悲惨な目に遭う)
無事に家まで帰り着きました。 
ばんざーい。



    追 記  

高橋まゆみさんの過去記事はこちら。

2006年  8月 7日

2006年 10月13日

2006年 11月30日

2006年 故郷からのおくりもの ~ 入間市博物館

2006年11月30日 15時29分19秒 | ○○展の話
先ほどひとつ記事アップしたけど、今見てきた人形展で気付いたことがあったのでもうひとつ。

何度か記事にしてきた、『高橋まゆみ創作人形展 ~故郷からのおくりもの』 ですが、
今日、4回目見てきました。

なんとも不思議なんです。
やっぱり波動を持ってるですよ。 人形が。

で、今日、気付いたことがありました。 主観的だから単なる思い込みかもしれないけど、
前に立ってジンジン来る人形と、よく出来てはいるけど、それほどでもない人形があります。

もしかしたら、高橋さんの技術的上手さだけじゃなくて、見る人の思い入れが 人形に蓄積されているんじゃないか…。
そんな気がしました。
ジンジン来る人形は、身近な人々を思い出させる人形ばかりでした。

失礼ながら、まだお若い高橋まゆみさんに、あれだけのパワーを持つ人形が作れることにも驚いていました。
でも、見る人の人生の、多種多様な重さが 幾重もの層になって人形に貯まっているとしたら。
納得できるものがあります。

ですから高橋さんのすごいところは、見る人の思い出や情念を引き出し、それを堆積させられる人形を作れるところにあるのではないか。
そして、人形展という形で多くの人の目に直に触れれば触れるほど、人形の不思議なパワーが増大するのではないか。
そんな気がしました。


入間市博物館は、辺鄙な場所にあります。
平日の昼間など、見学者はほとんどいないのではないかと思われるところです。(関係者の方が見ていたらごめんなさい)
しかし、『故郷からのおくりもの』 をやっている間の見学者の多いこと!
本当にびっくりです。
しかも、会場内からは時折、すすり泣きが聞こえます。

で、今日は見学者も うぉっちんぐ♪

ほとんどが熟年世代の女性同士ですが、御夫婦の方や、ひとりで見に来ている女性もいました。(私もひとり)
その中で、女性同士の会話を聞きかじってきました。

「これ、あの坂の上に住んでたおばあちゃんを思い出すわ~」
「この顔見てると、自然に笑顔になっちゃうわね」
「この人形は、私の母よ。 そっくりなの」
「ほら、お腹が出てる。お年寄りって、痩せているようで案外お腹が出てしっかりしてるのよね」

そして入ってきて すぐのグループから聞こえてきた会話。
「この人(作者)、まだ生きてるの?」
「生きてるわよ。 この前、徹子の部屋に出てたもの」

わ~。伝説の人になりつつある…。




いろんなことを感じつつ、感想ノートにお粗末な歌を残してきました。

見た人の 想い積もれり人形の 胸に迫りて 涙あふるる  (峰猫)





高橋まゆみ人形展 『故郷からのおくりもの』

2006年10月13日 09時12分47秒 | ○○展の話
以前、記事にしました、高橋まゆみさんの人形展が入間市博物館でとうとう始まりました。
昨日が初日でサイン会もあり、早速行ってまいりました。

写真集や高橋まゆみさんのHPでは作品を見たことがありますが、実物を見るのは初めて。
見事なんです。細部の作りまでが見事なんです。
でも、そういう技術的なこと以前に、作品の前に立つとなんかこう、波動といいますか、不思議なモノが伝わってきます。
私はそういう感性が優れているわけではないのに、それでも感じるものがあり、涙がじわっと滲みました。

高橋さんの人形にはユーモアもあります。
たとえば、おばあちゃんと、おばあちゃんの肩を叩く男の子の人形。
ただ、孝行な孫と幸せなおばあちゃんっていう人形じゃありません。
おばあちゃん、口を開けたサイフを握っています。
思わず、「そうそう、これがバアちゃんと孫の関係」 と、ニヤリとします。
おばあちゃんも、お小遣いをあげるのが嬉しいのよね。

また、私がグッときた展示に、葬式の家族6人の人形がありました。
無表情なお婆さん。もう若くはない息子。泣いている嫁と小さな子。中学生くらいのお姉ちゃんは神妙にしているけれど、ちょっと退屈そう。小学生くらいの弟は、しびれる足に我慢できなくて顔をしかめている。
人形の前には、お婆さんに視点を合わせた言葉がありました。
たしか、「途方にくれている。泣くでもなく、ただ途方にくれいている」 というような言葉でした。
(帰ってから写真集で確認しようと思ったら、載ってなかったので残念。)
亡くなったのは、お爺さんでしょう。
この言葉を見て、お婆さんの無表情の奥にある心の重さが伝わってきました。
同時に、作家である高橋まゆみさんの視点の妙 (「いうにいわれぬほど優れていること」の意) に感銘を受けました。

ほかにも、素晴らしい人形がたくさんありました。
人形の大道具として昔の家や庭などもあり、それも郷愁をそそられます。
また、ジャガイモ・サツマイモなどなどの小道具も良く出来てます。
一度見ただけではもったいないので、期間中何度か行こうと思っています。

さて、会場には高橋まゆみさんご本人がいらっしゃいました。
先日、高橋さんのブログにもコメントさせて戴いたので、
「あのぅ、ブログに時々お邪魔させて戴いております、みね…」 まで言ったら、
「ああ、峰猫さん!」 と分かってくださったので感激。
サイン会の少し前だったというのに、図々しくもしばらく個人的なお話などさせて戴きました。

しかし、驚きました。
パンフレットの写真でお顔は知ってましたが、ああいう写真っていうのは2割増し3割増しになるのが普通かと思ってたのに、実物の方が美しかった。
柔和なお顔立ちで、輝いているようでした。

高橋さんとのお話の中に、一休さん (高橋さんのブログでは「たそがれ清兵衛さん」) の話題も出ました。

ふっふっふ。
九州出張中の一休さん。
実物に会えて、羨ましいでしょ~。

高橋さんも仰っていたけど、ネットの繋がりって不思議で楽しいですね。



       10/14 追記 
昨夜、『作品集・草の道』 をよく見たら、お葬式のお人形の写真が出ていました。
一昨日は見落としてしまったみたいです。

2006年 新宿高島屋 ピーターラビット展

2006年08月23日 19時35分01秒 | ○○展の話
※この記事は2006年のものです※

今日は父方の2人目の祖母の祥月命日です。
つまり、祖父が70歳のときに再婚したお相手です。
祖父は76歳で亡くなりましたが、50歳で初婚であったその祖母は90過ぎて亡くなりました。
私が物心ついたときには祖父は既に亡くなっていて、父方の祖父母といえばその祖母しか私は知りませんでした。
祖父の亡くなった後はずっと一人暮らしでしたが、晩年の数年は母が看て、そのあと数年は施設に居ました。
施設は遠かったし、子供がまだ小さかったので私は一度も見舞いに訪れないままに
亡くなりました。
その祖母の命日である今日、母が墓参りに行くというので私も一緒に行くことにしました。

さて、話はいつタイトルのピーターラビット展に行き着くのでしょうか。

墓参りを済ませて間もなく、私の中学時代の友達から携帯メールが届きました。
子供の夏休みの宿題のことと、「明後日、新宿高島屋にピーターラビット展見に行く」という内容でした。

最初は「立川あたりで食事しようか」と言っていたのですが、急遽「新宿行こう」という話になりました。

今年はピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの生誕140周年ということで、各地でイベントがあるようですが、新宿高島屋のイベントもその一環ということでしょうか。
ピーターラビットは絵は知っていたものの、ほとんど読んだことがなく、あまり馴染みがありませんでした。
今回展示を見て、初めて知ったことがいろいろありました。

まず、最初は作品を出版社に送ったけれども6社から送り返され、自費出版からスタートしたこと。
自費出版も馬鹿に出来ません。
それから、ピーターのお父さんは人間に捕まって肉パイにされてしまっていたこと。
有名になる主人公というものは、暗い過去を背負っているものです。


恐竜王国2006夏休み恐竜研究所

2006年07月31日 11時06分08秒 | ○○展の話
昨日は、東京世田谷区にある玉川高島屋で開催されている恐竜展に行ってきました。
妹の仕事がらみなので母と見に行ったのですが、夏休みの日曜ということもあり、
小さい子がたくさん来ていました。

昔は私も恐竜好きでしたが、今はそれほどでもありません。
それでも太古の世界に思いを馳せるのは楽しいです。

トップ画像やこういう大きな骨格標本、
       



それに小さめの骨がたくさん展示してあり、
チビッコもびっくりの動く大きい恐竜もありました。
              






でも、私が一番気に入ったのは、子供に一番人気のないコーナー、恐竜研究家の机。
なぜか私が昔使っていた机にソックリで、郷愁に誘われました。
            



壁に掛かった帆船も、小さな地球儀も、年代を感じました。
          



7月26日(水) ~ 8月15日(火) まで開催しています。
入場料は 一般・大学生・高校生600円/中学生・小学生300円/幼稚園以下無料です。


2006年 金田一さん! 出番です。

2006年05月24日 15時32分59秒 | ○○展の話
今日は午前中、仕事でした。
ロッカールームで看護師さんに会ったので、一昨日転倒した利用者さんの様子を聞きましたが、
その後全然異常なしとのことで、ホッとしました。C=(^◇^ ;


さて、今日は仕事の後、前から見たかった狭山市立博物館の企画展を見に行きました。
画像はもらったパンフレットなんだけど、カラーで載せようと思ったらサイズが大きすぎて(?)ダメだったので、白黒にしました。
こういうのはプログで使っていいの?
自分の作品のようにして盗用してるわけじゃなくて、宣伝になるからいいかな?


『金田一さん! 出番です。~博物館で楽しむ横溝正史~』

子供の頃から、江戸川乱歩や横溝正史の世界が好きでした。
独特で異様な世界。
トリックや話そのものより、その雰囲気が好きです。

平日の狭山市立博物館は空いていました。
『獄門島』の一場面、地面に伏せられた大きな釣鐘をテコを使って開けてみたら、
着物姿の美女の死体が…
という情景を、マネキンを使って再現。
その横にも、着物の美女マネキンの死体が仰向けに横たわっていました。

静かな館内には、『悪魔が来たり笛を吹く』のフルート曲が流れ、ちょっと異次元空間。

展示されている小説の表紙絵はエロチックで美しく、ふと、ガラスに映った自分の顔と比べてゲッソリ。
いえ、例えどんなにエロ美しくても、死体になったり事件に巻き込まれるのはイヤですけど。

昔は殺人事件は特別に異常な出来事でした。
それこそ小説になるような。

ここ数年の現実社会での猟奇的な殺人事件の多発は、いったいどうなっているのでしょう。
小説の世界より現実の方がよっぽど怪奇。
金田一耕助が今いたら、むしろ世の中がイヤになって世捨て人になるかも。
解決しても解決しても事件事件事件。
まさにザルで水を汲むようです。

日本がこのような異常事態になった背景には、ある出来事が!!
次回、なんちゃって大胆推理を展開しようかなあ。


花びらと葉っぱで作った絵葉書

2006年04月28日 16時54分12秒 | ○○展の話
今日は母親と、世田谷にある玉川高島屋で開かれている「ぐりとぐらの絵本の世界展」に行って来ました。

「ぐりとぐら」はあまり読まなかったけれど、かこさとし の だるまちゃんシリーズなど、懐かしいものも展示していました。
やっぱり絵本作家の描く絵は上手いな~と感心しつつ、図々しくも今日は自分のデザインした絵葉書を公開。

数ヶ月前に、埼玉県にある和紙の里、小川町の道の駅にある、紙すき体験コーナーで作ったものです。

今後もあと4枚、順次公開していきます。
別に見たくないでしょうけど、彩りってことで。