
コメント欄でも書きましたように、昨日は チバ!まで行きました。
車でチョイトそこまで…と行けた入間市博物館と比べて、電車に乗って2時間半。









そういえば子どもの頃は、その先の館山に毎夏のように海水浴に行ったっけ。
シュッポシュッポと、蒸気機関車で…。
などと思いながら、やっと辿り着いたチバ!は、都会でした。


平日の昼頃でも、人形展はたくさんの人が入っていました。
入間市博物館のときはガラスケースに入っていた人形も、今回はすぐ近くで見ることが出来ました。
入間市博物館では展示されていなくて、今回初めて見た人形もいくつかありました。
【にらめっこ】 はおじいちゃんと孫のにらめっこ勝負。
間に置かれたダルマが、なんとも良い表情でおじいちゃんに向かって ‘かち’ と書かれた旗を揚げています。
うん。たしかにこの顔はおじいちゃんの勝ち

近くにいた女性が、連れに、「来て良かったねえ。 ホント、笑顔が出ちゃうねえ」
と言っているのを聞いて、頷いてしまいました。
【自転車に乗っているおじいちゃんと孫と犬】 も、初めてだと思います。
カゴにちょこんと乗った犬は可愛いし、自転車もよく出来てること

自転車は、まゆみさんのブログでよくお目にかかる、‘暇なおじさん’ の作だそうです。
拍手~。


【瞽女(ごぜ)】 は、入間市博物館でも見たけれど、一緒にあった三味線を弾く盲目の老女は初めてでした。
他の人形と少し違う顔立ちで、一段とリアルな感じがしました。
それまでの人生の重さや、背後に東北の自然までが想像される姿でした。
そして、「母」という文字の下に飾られた、【からっぽの碑】 。
地味な、どこにでもいるような初老の女性が、手ぬぐいを手に立つ姿。
その目は、強烈でした。
凄みがありました。
人形の前に書いてある文章には、「からっぽの碑を見つめて」 とか、「怒り」 という言葉はあったように思いますが、(よく覚えていなくてすみません) 詳しい説明はありません。
作者である高橋まゆみさんのブログコメントによると、原爆の写真展で、家族を亡くした母親の目を見て、動けなくなったとのこと。
それを人形にしたそうです。
あの目。
身体全体から放つ、怒りと悲しみ。
まゆみさんのコメントによると、
「被災者は見たくも無い・・・思い出したくも無い・・・と思うかもしれない・・・そんな思いもあった中で、展示しました。」
という配慮をなさっていますが、あの人形を作らせたものは、作者の中に存在する強い正義感ではないでしょうか。
【からっぽの碑】 の人形は、静かな、そして確かな反戦メッセージであると思います。

さて、ゆっくりと人形展を楽しんだあと、ちょっと蕎麦でも食べていこうかな…と思いましたが、時間がありません。
デパートの地下で、話題の ‘銚子ぬれせんべい’ を土産に買って、
駅までの道を2度聞いて、(駅前ったって、反対方向に歩き出せば悲惨な目に遭う)
無事に家まで帰り着きました。
ばんざーい。
追 記 
高橋まゆみさんの過去記事はこちら。
2006年 8月 7日
2006年 10月13日
2006年 11月30日











そういえば子どもの頃は、その先の館山に毎夏のように海水浴に行ったっけ。
シュッポシュッポと、蒸気機関車で…。

などと思いながら、やっと辿り着いたチバ!は、都会でした。



平日の昼頃でも、人形展はたくさんの人が入っていました。
入間市博物館のときはガラスケースに入っていた人形も、今回はすぐ近くで見ることが出来ました。
入間市博物館では展示されていなくて、今回初めて見た人形もいくつかありました。
【にらめっこ】 はおじいちゃんと孫のにらめっこ勝負。
間に置かれたダルマが、なんとも良い表情でおじいちゃんに向かって ‘かち’ と書かれた旗を揚げています。
うん。たしかにこの顔はおじいちゃんの勝ち


近くにいた女性が、連れに、「来て良かったねえ。 ホント、笑顔が出ちゃうねえ」
と言っているのを聞いて、頷いてしまいました。

【自転車に乗っているおじいちゃんと孫と犬】 も、初めてだと思います。
カゴにちょこんと乗った犬は可愛いし、自転車もよく出来てること


自転車は、まゆみさんのブログでよくお目にかかる、‘暇なおじさん’ の作だそうです。
拍手~。



【瞽女(ごぜ)】 は、入間市博物館でも見たけれど、一緒にあった三味線を弾く盲目の老女は初めてでした。
他の人形と少し違う顔立ちで、一段とリアルな感じがしました。
それまでの人生の重さや、背後に東北の自然までが想像される姿でした。
そして、「母」という文字の下に飾られた、【からっぽの碑】 。
地味な、どこにでもいるような初老の女性が、手ぬぐいを手に立つ姿。
その目は、強烈でした。
凄みがありました。
人形の前に書いてある文章には、「からっぽの碑を見つめて」 とか、「怒り」 という言葉はあったように思いますが、(よく覚えていなくてすみません) 詳しい説明はありません。
作者である高橋まゆみさんのブログコメントによると、原爆の写真展で、家族を亡くした母親の目を見て、動けなくなったとのこと。
それを人形にしたそうです。
あの目。
身体全体から放つ、怒りと悲しみ。
まゆみさんのコメントによると、
「被災者は見たくも無い・・・思い出したくも無い・・・と思うかもしれない・・・そんな思いもあった中で、展示しました。」
という配慮をなさっていますが、あの人形を作らせたものは、作者の中に存在する強い正義感ではないでしょうか。
【からっぽの碑】 の人形は、静かな、そして確かな反戦メッセージであると思います。





さて、ゆっくりと人形展を楽しんだあと、ちょっと蕎麦でも食べていこうかな…と思いましたが、時間がありません。

デパートの地下で、話題の ‘銚子ぬれせんべい’ を土産に買って、
駅までの道を2度聞いて、(駅前ったって、反対方向に歩き出せば悲惨な目に遭う)
無事に家まで帰り着きました。

ばんざーい。



高橋まゆみさんの過去記事はこちら。
2006年 8月 7日
2006年 10月13日
2006年 11月30日
あわただしく見たので、もう一度、人形展行きたいけど、貧乏暇なしで、なかなか…。
トンネル入るときには、窓を閉めたんだから。
人形展、次は岩手です。
そちらへ いらしたらどうでしょう。
なるほど、岩手なら、小岩井農場も見れるなあ…
「想い出の鉄道写真 総武線沿線風景」を検索し当てました。確かに、電化の遅れた千葉県は、昭和40年代、SLの宝庫でした…。
峰猫さまが乗ったのは、昭和40年代の、夏の臨時急行「うち房」です。
そして昭和45年3月24日に、千葉からSLが消えました…。
ナント、今年、2月1日から12日のうち6日間、内房線にSLが復活するそうです(残念ながら、既に予約で満席)
ぜひ「想い出の~」で検索なさって下さい(つなぎ方が僕にはわからない…ので)
あなたが少女だった頃の、セピア色の思い出に、きっと出会えることでしょう…。
見に行きたくなるような、すばらしい文章、そして私の内心まで見透かされたようなコメント、さすがです。
蒸気機関車ですかぁ~。懐かしいですね。私は乗った記憶が無いのですが、また12日間も内房線を走るんですね。千葉、今度はゆっくり仕事抜きで廻りたい所です。
峰猫様、今度またいらっしゃる時があれば、顔
チバだけには縁がないと思ったんですが…
親父は全国津々浦々、ホント良く歩き回る人で、元
ツアー・コンダクターと言っていたけどまんざらウ ソではないらしい。
オレも蒸気機関車乗ったよ~。
高崎から水上まで。しかもタダ!
親父がまたインチキしてどこからかチケット手に入 れたのでしょうが。
あの人、目ざとくて、海外航空券なんか格安ではな く、激安をGETする名人。どうやら、旅行社時代の 後輩が海外でもう偉くなっていて、半分脅し取って くるみたい。
だけど、沖縄だけはダメ。
「お前のように1、2日前に言っても、手に入るわけ ないだろ」
だって、沖縄哀歌書いてたとき、解らないことがあ ったんだもん。行かなきゃ書けないでしょ。
どうやら、元凶はオレのようで…
機関車は大好きで、海外では今も現役だそうな。
親父をだまして、また乗って来るかな。
峰猫さんやその仲間のコメント。どえらく古い時代 のことでしょ。
一休さんのイメージも解ってきました。
オレ、昭和61年生まれだから、40年代はまだ卵にも
なっていなかったからなぁ。
そんな、オ・チバーに住み着いてしまうとは人生は解からないな~。
「トンネル入るときには、窓を閉めたんだから」とおっしゃる峰猫さん、「私は乗った記憶が無いのですが」とおっしゃるまゆまゆ様………いやいや、それがどうした!と言われても困るんですが
ワタシもますます行きたくなりましたわぁ。
次は岩手なんですね。
どんどん遠くなってるし・・・・(ρ_;)くすんっ
作品集の中では「頑固ばーさんの家出」
におもわず噴出しちゃいました。
自分の将来の姿だったりして。(´0ノ`*)おほっ。
まゆまゆさま。こんにちは。
「まなざし」も届きました(*^。^*)♪
今月は父の誕生日があるのでプレゼントしたいと
思ってます。
たしか、電化された列車でも行けるところを、親がわざわざSLに乗せてくれたんだと思います。
しかし車窓から見る景色は広かった。
畑の中に、ところどころ広告の看板が立ってて。
地平線が見えるかと思う場所もありました。
懐かしいな~。
入間市博物館は5回行ったから、6度目です。
千葉、今度は海水浴で行かれては?
長野も埼玉と同じく海がないですよね。新潟に行くのかな?
剣道の合宿で何度か新潟の寺泊に海水浴に行きましたけど、水の透明度は太平洋の方が上みたいです。
激安チケットを脅し取れるステキなお父様をお持ちで、羨ましいです。
>峰猫さんやその仲間のコメント。どえらく古い時代 のことでしょ。
ええ、ええ。
あの頃、線路の先に ときどきステゴサウルスが寝そべっていて、どかすのが大変で…。
な、わきゃ~ありません。
せいぜい、黒船が来てたくらいよ。( ̄‥ ̄)=3 フン
あれ、昭和44年頃には千葉にいらしたんで?
先日、三男が友達のお父さんに幕張メッセに連れて行ってもらいました。
いやいや、それがどうした!と言われても困るんですが。
北の果てまで行ったら、次は南かもしれません。
「頑固ばーさんの家出」、私も好きな作品です。
いつかぜひ、ナマで見てほしいなあ。
ぽこり様のお父様て、おいくつになるのでしょう。
まだお若そう…。
ちょっと早いかもしれないけど、お父様お誕生日おめでとうございます。