失言のブラウン首相、高級2紙も見放したー英国

2010年05月02日 | 国際
失言のブラウン首相、高級2紙も見放した
5月2日7時56分配信 産経新聞

 【ロンドン=木村正人】6日の総選挙を前に、英高級紙2紙が1日、与党・労働党への支持を撤回し、二大政党制の打破を掲げる野党第二党・自由民主党や、世論調査で首位に立つ最大野党・保守党への支持を打ち出す社説を掲載した。長らく労働党を支持してきた高級紙ガーディアンは社説で、「ブラウン首相は英国の未来を描けず、議員経費乱脈で問われた政治改革を主導する能力も欠いた」とし、「本紙に1票があるなら、真っ先に自民党に投票する」と強調した。英紙が二大政党以外の政党を支持するのは異例だ。

 ガーディアン紙は、自民党の減税策は公共サービスの切り捨てにつながると心配しつつも、同党が掲げる、候補者に優先順位を付けて投票する中選挙区導入を強く支持した。労働党のブレア前首相を支援してきたメディア王、ルパート・マードック氏傘下の大衆紙サンは昨年秋、労働党との絶縁を宣言したが、同傘下の高級紙タイムズも「保守党のキャメロン党首は英国を健全で力強い未来へ導く不屈の精神と判断力、個性をみせている」と称賛し、18年ぶりに保守党への投票を呼びかけた。英有力誌エコノミストも労働党支持を撤回し、保守党支持を表明している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100502-00000018-san-int





「偏狭な女」で英首相謝罪 マイク気付かず、大失態

 【ロンドン共同】英総選挙で遊説中のブラウン首相が28日、英中部マンチェスター近郊で年金生活者の女性(65)と対話した後、側近らに女性のことを「あの偏狭頑迷な女」とののしった音声がテレビで放映され、野党やメディアが一斉に批判、首相が謝罪に追い込まれる騒ぎとなった。

 各種世論調査では野党の保守党、自由民主党に支持率でリードを許している与党労働党だけに、来月6日の投票日を目前にした党首の失言は大きな痛手になりそうだ。

 女性は、英国には東欧からの移民が多すぎるなどと労働党の移民政策を批判。首相は、多くの英国民も欧州連合(EU)域内で働いているなどと説明した上で専用車に乗り込んで別の場所に移動したが、テレビ中継用の小型マイクを着けていたことに気付かないまま「まったく台無しだ。あの女をおれに質問させるべきではなかった」などと発言した。

 ロイター通信によると、女性は長年の労働党支持者で、首相発言に対して「高等教育を受けた首相がなぜあのような言葉遣いをするのか。とても驚いている。今回は労働党には投票しない」と話した。

 首相はこの後、沈痛な面持ちで「自分のしたことには責任がある。謝罪する」と陳謝した。

http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042801001228.html









ラッド豪首相、排出権取引制度の導入を2013年以降に先送り
4月27日17時43分配信 ロイター

 [キャンベラ 27日 ロイター] オーストラリアのラッド首相は27日、地球温暖化ガスの排出権取引制度(ETS)の導入を少なくとも3年間延期する方針を明らかにした。
 その理由として、議会の強い反対や気候変動対策をめぐる国際的な協議が遅れていてる点を指摘した。これにより導入は早くても2013年以降となる。
 ETS導入を選挙公約に掲げ、2007年の選挙で政権交代を実現したラッド首相だったが、支持率は低下しており、議会の強い反対に屈した格好となった。ETS関連法案は、野党が過半数を占める上院ですでに2度否決されており、3度目の否決の可能性に直面していた。
 ラッド首相は記者団に対し、12年の京都議定書の期限切れまでETS導入を見送る方針を示し、「これにより、政府は導入に際し、気候変動に対する世界的な取り組みの度合いをより正確に判断することができる見通し」と述べた。
 政府データによると、延期により、5月11日発表の2010/11年度予算には、最大で25億豪ドル(23億米ドル)のETS関連補償金が盛り込まれない可能性がある。豪紙は今回の延期により、補助金をめぐる歳出減が反映されると報じているが、政府閣僚は直接的にはこれを確認していない。
 豪政府は、排出権取引を2011年7月に開始し、国内の約1000社の主要な温暖化ガス排出企業に排出権の購入を求めるETS関連法案の導入を目指していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100427-00000312-reu-int

鳩山首相は日本だけを滅ぼす亡国の温暖化法成立をなぜ急ぐのか
鳩山イニシアチブ CO2削減:排出枠の購入で“1兆7000億円が必要”…ドイツ銀行リポート
ノーベル賞経済学者らが警鐘! 排出権取引は百害あって一利なし
排出量取引詐欺で被害6千億円 欧州市場で横行
日本の排出枠代金が不明に ウクライナに調査要求
25%削減で日本はまた欧米の手玉に? 鳩山首相国連演説への大いなる疑問











年齢詐称・中国体操選手を失格、団体「銅」剥奪

 【ロンドン=近藤雄二】国際オリンピック委員会(IOC)理事会は28日、2000年シドニー五輪の体操女子団体総合で銅メダルを獲得した董方霄を失格処分とし、中国チームのメダル剥奪を決めた。

 IOCの発表によると、五輪当時、国際体操連盟(FIG)の定める年齢制限16歳に達しない14歳だったことによる規定違反。4位の米国が繰り上がる。

 08年北京五輪での中国女子体操選手の年齢詐称疑惑を発端に調査を行っていたFIGは今年2月、董のシドニー五輪と99年世界選手権時の全記録の抹消を決め、IOCに五輪のメダル剥奪を勧告していた。

 IOCは、シドニー五輪個人種目のゆかで6位、跳馬で7位となった董の記録も抹消を決めた。

 董はシドニー五輪時、83年1月20日生まれと登録したが、北京五輪に役員として参加した際、86年1月23日生まれと登録。現在所持するパスポートや履歴書も、後者の生年月日となっている。

(2010年4月29日00時53分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20100429-OYT1T00055.htm?from=y10











上海万博 カウントダウン 仏大統領 一番乗り
2010年4月29日 朝刊
 【北京=安藤淳】フランスのサルコジ大統領は二十八日、中国を公式訪問、胡錦濤国家主席と会談し「台湾もチベットも中国の一部分。フランスは一貫して同じ政策を続けている」と強調した。五月一日の上海万博開幕を前に主要国の首脳として一番乗りして協調姿勢を示し、チベット問題で悪化した両国関係の完全修復をアピールするとともに、“風見鶏”と評判の悪い自身のイメージ回復に努めた。
 華僑向け通信社、中国新聞社などによるとサルコジ大統領は二十八日午前、西安で兵馬俑(へいばよう)を見学。同日午後、北京で胡主席と会談し「中国は重要な戦略的パートナー」と持ち上げた。両首脳はまた、イラン核問題で具体的な協議を行ったという。
 二〇〇七年十一月の訪中では中仏企業間の大型商談を結ぶ一方、チベット問題に絡み北京五輪の開会式ボイコットをちらつかせ、〇八年十二月にはチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世と会談、中国との関係が大きく悪化していた。
 ただ中国紙、環球時報は「たとえ(サルコジ氏の)ご都合主義が見え隠れしようとも中国は友好的態度で歓迎するべきだ」と皮肉っぽく解説した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042902000065.html














ロシアの高速鉄道「サプサン」、沿線住民から投石や銃撃の嫌がらせ
2010年04月27日 14:49 

【4月27日 AFP】モスクワ(Moscow)‐サンクトペテルブルグ(St. Petersburg)間を3時間45分で結ぶ、ロシア初の高速列車「サプサン(Sapsan)」。前年12月の運行開始以来、裕福な通勤客にはおおむね好評だが、沿線住民からは投石などの嫌がらせを受けるほどまでに嫌われている。

 ロシア鉄道(Russian Railways、RDZ)によると、サプサンに不満をもつ住民らによる攻撃は、これまでに少なくとも14件発生しており、投石などのほかに銃撃までも発生しているという。

 今年1月には、トベリ(Tver)地域のある村で、氷の塊がサプサンに向け投げつけられ、窓ガラスが割れる事件があった。氷を投げつけた男は警察に対し、時速250キロで走行するサプサンによって発生した突風で驚かされたことが理由だと供述した。

 サプサンは在来線と同じ線路を走行するが、ロシアでは線路の周りにはフェンスなどなく、近隣住民は線路を歩道代わりに使用するため、特に危険度が高い。ロシア内務省高官によると、運行開始以来、4人がサプサンにはねられ死亡しているという。

 内務省運輸関連法規部門のアレクサンドル・ブレブノフ(Alexander Brevnov)氏は、サプサンが高速運転中もほとんど音がしないことや、住民が不便な場所にある踏切を使わずに線路上を横切ることなどが原因だと指摘。その上で、「イーゴリ・レビチン(Igor Levitin)運輸相は、サプサンは他の在来線とは全く別の線路を使用するべきだと言い続けている。まったくその通りだ」と語った。

 ロシア国内の線路上では、前年だけで2953人が死亡、1494人が負傷している。(c)AFP/Marina Koreneva

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2721715/5675390











ネパールでも「赤シャツ」毛派が50万人デモ 全国ゼネスト決行へ
2010.5.1 20:39

通りを埋め尽くしデモを行う毛沢東主義派の人たち=1日午後、ネパール・カトマンズ(ロイター)
 【カトマンズ=森川潤】ネパール制憲議会の最大野党、ネパール共産党毛沢東主義派が1日、首相のネパール氏の辞任などを求め、カトマンズで約50万人によるデモを行った。王制廃止後の反政府抗議活動としては最大規模。首相側は辞任の意思を見せておらず、毛派は2日から全土で無期限のゼネストを決行する構えだ。対立が深まれば、毛派と警察など治安部隊が衝突する可能性もある。
 ネパールでは2008年の王制廃止後、新政府が2年以内に憲法を公布することを決定した。今月28日が期限だが、連邦共和制の枠組みや毛派元兵士の政府軍への統合問題で与野党の対立が続いており、実現は絶望的な情勢となっている。
 政府側に要求の受け入れを迫る毛派は、ネパール全土の党員らを招集し、1日午前、赤シャツを着た党員らによるデモ集会をカトマンズ中心部で決行した。
 2日以降、全国規模のストライキが実施されれば、主要道路は封鎖され、交通機能がまひするほか、ほとんどの商店やオフィスの営業が中止される見通しだ。毛派は「平和的なデモ」としているものの、一部過激派から火炎瓶や手榴(しゆりゆう)弾が押収されている。

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100501/asi1005012049004-n1.htm











ロ大統領、歴史認識見直しけん制 戦勝65周年軍事パレード
2010/5/9 18:47

 ロシアで9日、第2次世界大戦での対独戦勝65周年を祝う軍事パレードが盛大に行われた。モスクワの会場となった「赤の広場」で演説したメドベージェフ大統領は欧米や旧ソ連諸国の代表が多数出席したことについて「戦争結果の見直しや新たな悲劇は許さないという共通の覚悟を示した」と表明。第2次大戦に関する歴史認識や評価の見直しにつながる動きをけん制した。

 戦勝記念行事には胡錦濤・中国国家主席やメルケル独首相など約25カ国の首脳や元国家元首らが出席。軍事パレードには過去最大級の1万人を超すロシア軍のほか、米英仏軍が初めて加わった。オバマ米大統領も8日に声明を発表し「(独ファシズムを敗北させた)偉業は米ロを含む多くの人々の驚くべき自己犠牲によってもたらされた」と強調した。

 記念行事に続いてメドベージェフ大統領は胡主席と個別に会談し、中ロ関係の発展で一致した。胡主席は8日のプーチン首相との会談で「近年、いくつかの国によって第2次世界大戦でのソ連の貢献を抹消するため歴史を見直そうとする試みが行われている」と指摘した。「歴史の見直し」に関する中ロ首脳の発言は、北方領土を巡る交渉に微妙な影響を与える可能性もある。

(モスクワ=石川陽平)
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE2EBE2E2858DE2EBE2E7E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2




戦勝65周年 日本との戦争で記念日求める声も
25.03.2010, 21:41

 5月9日に迫った第2次大戦の戦勝65周年。ロシアではナチス・ドイツに勝利したヨーロッパ戦線だけでなく、極東戦線における勝利も何らかの形で記念すべきではないかとの議論が持ち上がっている。

 推進論者の一人となっているのが、上院(連邦会議)のミロノフ議長だ。軍国主義の日本を破ったソ連兵の貢献も子孫に伝えることが重要と考えから、米戦艦ミズーリ号で降伏文書の調印が行われた翌日の9月3日も戦勝記念日として祝うべきとの考えを明らかにした。5月の記念日のようには定着しなかったソ連最高会議幹部会の決定を蘇らせる形である。

 国際関係大学のセルゲイ・ルジャニン教授も賛成派だ。
「第2次大戦の終結は普通、欧州での出来事と捉えられている。5月9日の対独戦勝利などだ。しかし実際に大戦が終わったのは極東である。満州の戦場で終結した。また形式的にも、9月2日にミズーリ号上で行われた調印式が歴史的・法的に有効な終戦だ。だから私はミロノフ議長の提案する2つの記念日案に完全に賛成する。祝日が2つに増えたからといって、5月9日の戦勝記念日を蔑むことにはならない。」

 ミロノフ案について、一部には露日間の平和条約および領土問題との関連をみてとる人々もいる。日本は第2次大戦の結果としてソ連領となった南クリル諸島(いわゆる北方四島)を求める声を大きくしており、ロシア側には圧力となっている。歴史的な側面以外にも露日関係の面から歴史的現実を内外に知らしめる意味もあるようだ。

 ソ連軍による8月9日の対日参戦がアジア太平洋地域の戦局に決定的な影響を与えたのは、旧連合国のいずれも認めている。広島と長崎への原爆投下は即時終戦という成果を挙げなかった。英国のチャーチル首相も、「日本の命運が原爆によって決まったと考えるのは間違いではないか」と発言している。

 関東軍がソ連の侵攻を受けたことで状況は一気に変化しし、侵攻の始まった45年8月9日の政府会合で当時の鈴木首相は、ソ連の侵攻により戦争継続が不可能になったと語っている。
アレクサンドル・レトチェンコ

The Voice of Russia
http://japanese.ruvr.ru/2010/03/25/6412518.html

ロシアの対独戦勝65周年式典の大謀略が、今度は日本を直撃する
http://sakainobuhiko.com/2010/05/post-94.html#extended
【佐藤優の地球を斬る】「ロシアの声」の乱暴なメッセージ









 獄中のホドルコフスキー、釈放求めハンガー・ストライキへ
  不正蓄財、脱税、不法送金などプーチンがでっち上げた冤罪
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 かつてロシア新興財閥の象徴にしてロシア第二の財閥だったミハイル・ホドルコフスキー(元「ユコス」社長)は03年に突如逮捕されて以来、まだ獄中にある。
 「刑期は終わったのに、新法による新しい裁判が待っている。かれは不正な手段でカネを儲けたのだ」とする権力側は、どうしてもホドルコフスキーを社会復帰させない決意を固めている。

 クレムリンが恐れるのは、ホドルコフスキーを潜在的に支持するロシア国民が相当数いること、彼は稼いだ資金を惜しみなく野党や政権批判のマスコミに投じ、プーチンの独裁を根底から揺らしたからだ。

 プーチンはこの男を目の敵として、旧KGBを駆使し脱税、不正蓄財の「証拠」なるものを集め、いきなり逮捕した。ホドルコフスキーが経営していた「ユコス」を解体し、「ロフネフツ」という会社が買収した。

 それまで「ロフネフツ」という会社は実態のない幽霊会社に近かったが、ロシア第二位の企業だったユコスを事実上、乗っ取って資源開発、原油精製、運搬、小売りなどに進出し、いまや欧米株式市場にも上場する巨人企業に成長した。 
 つまり、この企業はプーチン株式会社である。

 ホドルコフスキー逮捕、長期拘留はプーチンに逆らった政治勢力への「見せしめ」である。刑期が終わっても別の裁判、プーチン政権が続く間、獄中にある。こういう遣り方は全体主義システム特有のもので、中国でも普遍的だ。
 ホドルコフスキーは決然とハンガー・ストライキに突入した。


 ▲暗黒に光、新しいイコン

 ホドルコフスキーへの「懲罰」的措置にふるえたロシアの他の財閥は、すでに海外へ逃げるか、メドベージェフにおべんちゃらを言って政権に擦り寄るか、非政治立場に埋没するか、した。

 アブラモウィッツはロンドンへ逃亡し、サッカーチームを買収した。デスパリカはプーチンに擦り寄り、外交政策に沿った海外進出に精を出し、反プーチンの象徴は、いまや獄中のホドルコフスキーだけとなった。そして獄中にあればあるほど、嘗てのマンデラのように、神話的存在になってゆくだろう。

 中国民主党の王丙章博士が中国の獄中にあって「無期懲役」のように。いま王博士は欧米で「中国のマンデラ」と評価されはじめ、ワシントンや香港では「オバマ政権は釈放要求を中国へ」というデモが展開されている。

 王丹もウルカイシも柴玲も魏京生も海外へでたなかにあって、中国国内の獄中にあるのは、反政府の象徴、英雄となる。
 ロシアはプーチン独裁が強まれば強まるほどに、新しいイコンが誕生する趨勢となった。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成22年(2010年)5月19日(水曜日)
http://www.melma.com/backnumber_45206_4854708/

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