ニコニコニッキ

夫婦とチョコラブの小家族に突然襲ったNK/T細胞リンパ腫。同種移植を終えて、ビーグルを迎え家族再編成であります。

スパイシーブレッド戦争

2007-10-04 10:39:45 | 暮らし
 毎度毎度に、取るに足らない些細なことで「もう 絶交!」となる我が家です。
夜勤から帰って一眠りして、目覚めた時に「お雪ちゃんのパンが食べたい!」と思うのは毎度のことです。
お好みパーティーの時に注文していたパンの中に、スパイシーブレッドがありました。
これは我が家の初物で、先に食べていたivoryの面々から「それはそれはもう美味しくて、クミンの香りがほわぁー 噛んだらまたまたほわぁー ほわぁー」・・・と聞いていました。クミンってあの、インド料理のお店のレジの横に小さい器に盛ってあるモミガラみたいなやつです。
それ以来、何度となく雪ぼーろに行ったにもかかわらず、いつも売り切れとか、別のパンの日とかで、私たちの口に入ることはありませんでした。
 最初にivoryに聞いてから、一月や二月は経っていたので、思いは相当募っていました。
今回ようやくその機会が訪れて、めでたくスパイシーブレッドとご対面です。
 『これは 絶対夜勤明けに食べよう。それが一番美味しいから。絶対に!!』と、喉から出ている手を振りほどきつつ、固く決心して封印しました。
『帰ったらクミンのパンが食べられる・・・』辛い辛い苦難の夜勤の間も、冷凍庫にあるパンを思い浮かべるだけで、時間が倍の速さで進むようでした。
帰ってもまず、何事もなかったかのように眠りました。
そして2時間後、私の目覚めの気配を察しただんなさんが「ミートソースしようか 、おいしいでー ミート君」ミートソース??この人は一体何のことを言っているのだろう・・ 私の心の中はクミンのパンでいっぱいなのに・・!
「いいえ 私はパンを食べます。スパイシーブレッド。そのために夜勤したんだから!!」・・という私にだんなさんは一瞬青ざめ硬直しました。
「えーーっと・・・ 食べました・・」  
「ひ・・ひ・・ひえーーーつ!!」
冷凍庫に残されていたのは、三日月形の端っこ二つだけ。明らかにむーちゃんとティケの分でした。
 もう戦争です。絶交なんて素通りして、すぐさま戦争です。
こんな事いうのもなんですが、あの時はだんなさんを売り飛ばしてでも、クミンのパンが食べたかったんです。
 とにかく この手のことはうちではよく起きます。それもこれも、好物はすぐ(しかもあるだけ全部)食べちゃう長男と、好物は一番最後に取っておく次女の組み合わせなのだからタチが悪いです。
 事情を察したivoryが、自分のところの在庫を持って来てくれました。
ありがとう ありがとう! 日曜日 ルーラルカプリのヤギチーズもつけて持って行くからね!

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