おはようございます。
週末の二日間,久々に晴れ渡った東京地方です。
こういう日は散歩日和。。であったのですが、前日発生した実家での水回りトラブルで緊急工事が入ったため、14時ごろまで棒に振ってしまいました。。
工事作業を横目で見ながら「散歩行きたい・・」と思っておりました。
今週末,晴れてくれたら嬉しいんですけどね。
---
今日はPCのお話です。
先日プライベートの知人から連絡があり、以下のような会話が発端で話が進みました。
知人:「〇〇(自分の名前)のPCってIntel系だよね?」
自分:「8世代/9世代プラットフォームだけど、何?」
知人:「実は最近AMD系にプラットフォーム変えてさー」
自分:「ああRyzenね。いいんじゃない?」
知人:「でさー、今まで使ってきたパーツを売り出しているだけど。。。」
自分:「ん?何か問題でもあった??」
知人:「CPU・・・買わない?」
自分:「んー、とりあえず話聞くよー」
という感じで知人と会話した結果・・・。
はい。やってきました。
Intel Core i9-9900K。第9世代CPUにてメインストリーム系で”i9”の冠を持つクロックフリーCPUです。
このCPU,発売当初から色々と話題をかっさらいましたね。
まずは目にするのは”12面体プラスチックケース”。
アキバにある某ショップの知人からは「陳列棚に置きずらい!!」と、そのいびつな形状に相当嫌われていました。当然自作ユーザーからも「邪魔すぎ」「保管が面倒」という声も。
一方でブルーアクリルを使用した半透明のケースは完成度も高く、モニュメント(置物)としてヤフオク!などで数百円から数千円(!)で取引をされていたりします。
そして”激熱”CPUという事で、全クロック5GHzでぶん回すには簡易水冷でも容量が足りないケースがあるなど、自分もそうした記事を見て「こんなCPU使いたくないわー」とか思っていたその子が・・。
目の前にいます。はい。
知人がIntelからAMD Ryzenプラットフォームへの変更するにあたり、マザーボードとCPUを交換,それ以外はすべて流用するとの事で、マザーボードは中古ショップへ売却,CPU(この子)に関しては当方の手元に。
知人との会話の中で「9900Kなら中古でもよい値で引き取ってくれるんじゃないの?」と会話したのですが、「ちょっと訳ありでさ・・」という言葉を聞きました。
で、現物をチェックしてその理由がわかりました。
その理由は追々説明するとして、早速現品を開封していきます。
まずは外側の”帯”を取り外します。これ単体も結構ズッシリとそれなりの重量があります。
コストダウン要素満載ですね!(マテ。
そしてここからが大変でした。
これどうやって中身だすんだよ!!ww
はい、スマホ片手にケースの開け方を調べました。
今まで数あるCPUを購入・交換してきましたが、包装箱(ケース)を開ける方法をネットで調べたのは初めてです。
まぁ調べればすぐ出てきたのですが、ケース表面に開封するための引っ掛けなどが無く、開けるのも一苦労。結局上記写真になるまで凡そ10分掛かりました。何故かマイナスドライバーまであったり(マテ。
アクリルケースから取り出した小箱の中に、いつものCPUケースとともにCPU本体が格納されています。
この写真を見ると「おっ!」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
CPU表面のヒートスプレッダの色がややくすんだ黄金色。
そして表面はレーザーで印字されている文字が一切ありません。
これが中古ショップで売ることのできない最大の理由です。
ヒートスプレッダを銅製ヒートスプレッダ「Copper IHS for LGA 1151」に交換されているCPUなのです。
当然といえば当然ですが、同ヒートスプレッダに交換する際は、CPUコア~ヒートスプレッダ間の熱伝導グリスから液体金属に変更しています。
つまり同品はヒートスプレッダを取り外し(殻割)を行った後、液体金属に変更して且つ,銅製ヒートスプレッダを取り付けるという、熱対策をさらに強化したCPUになっています。
元々使用していた「Core i7-8700」と並べてみました。
まずヒートスプレッダの形状微妙に異なっているのがわかります。標準品と比べて角部の段付き加工が無くなっており、垂直(直角)形状となっています。
厚みについてですが、通常の8700と9900Kは同じサイズです。
ただ今回の9900Kを見ますと「何となく背が高くなっていないか?」と思い、CPU本体の基板上からヒートスプレッダそのものの高さを測ってみました。
ヒートスプレッダの形状の違いで、背が高くなっているように見える・・だけなのかも知れません。
知人も簡易水冷クーラーを使用して使っていたと言っており、取り付け時に特別支障はなかったと聞いていますので、とりあえずは大丈夫でしょう。
CPUソケットに9900Kを組み込んでみました。
ソケットの爪でヒートスプレッダの凹部分を上からホールドする形になりますが、その際に干渉するなどはありませんでした。
削り込みの精度はしっかり取られているようなので安心ですね。
CPUクーラーを取り付けました。
この時も特段変な違和感(傾きとか加圧ストレスとか)は無かったため一安心。ある程度グリスで干渉してくれたのかなと思っています。
今回のCPU換装に合わせて冷却効果を上げるため、今年3月の記事にケースファンに取り付けを行ったRAIDMAX製「NV-R120TP」をCPUクーラーのファン側に戻した上で、同じファンをCPUクーラーの反対側に増設。
(上の写真左)向かって右側のファンがCPUクーラーに対して風を当てる(外から内)。向かって左側のファンがCPUクーラーの熱を吸い出す(内から外)役割をします。
ただ実際の所、効果があるかどうかは不明です(ぇ。
「それをするなら左右のファンを共にCPUクーラーに風を当てた方が良いのでは?」という話もあるのですが、その場合CPUクーラー中央部に熱が篭ってしまうため、逆に高温になってしまうそうです。
二つのファンの回転方向をそれぞれ反転させる事で風力(風圧)を向上させる「二重反転方式」というものがあり、それを採用したCPUクーラーも発売されているので、こちらの方式を採用した方が効果は出そうですけどね。
しかも増設側のファンですが、マザーボードのバックプレート側のカバーに接触しています。
そのため、CPUクーラー上部から1cmほど上側に飛び出てしまっています。
ハイエンド系マザーボードを使用する場合、水冷クーラーを使用する事が多いからでしょうか。
もう少しカバーの高さを低くしてくれると良かったのですが・・。
また、PCケース前面に取り付けているケースファン120mmファン×2個を、140mmファン×2個へ変更しました。
CPUを譲ってくれた知人が持っていたもので、corsair製「ML140」未開封新品の2個パック品です。
今回CPUとセット(?)で譲ってくれました。
PCケース「inwin805」正面のファン固定部の台座は取り外しが可能となっています。
左写真が従来のもの,右側の写真が今回140mmファンへと換装した写真です。
元々120mm/140mmファン双方が取り付けられるような構造となっており、今回140mmファンにしたことで、台座部の丸い開口部に隙間なく取り付けられた形になります。
また、中古のSilverStone製RGB LEDファンストリップ「FG141」を購入,120mmファンの時と同様に、ケース前面側を光らせる処置を施しています。
各パーツの取り付け・配線が完了後、ドキドキの電源投入。よし!無事起動しました。
CPUを換装しているので、全部組みあがった後のトラブルは精神的にも非常によくありません^^;
裏配線エリアに取り付けているデータドライブ用のSSDの取り付け位置を一段下げた場所へ移設しています。
なるべくCPUから遠く離れた位置にする事で、CPUが発する輻射熱を受けにくくするのが狙いです。
CPUクーラー部のLEDファン(しかも今回からダブル)は流石に明るいですね。
この作業の前にCPUクーラーの冷却で使用していたファンは、背面ケース側に移設する事になりました。こちらもLEDがついているのですが、CPUクーラー部のファンの明るさに圧倒されて殆どわかりませんw。
140mmファン×2も通常運用時は低速で回っているため、ほぼ無音に近い状態です。
「Folding@home」などを使用してCPUの使用率が上がってくると「ブォォォォォォ・・・・」といった図太い低い音で回転数が上がっていきます。この時は結構うるさいですね。
交換後のCPU-Z,そしてタスクマネージャーです。
Intel,Ryzenともにメインストリーム系CPUで物理8コアとは、ほんとすごい時代になりました。
タスクマネージャーの16スレッドのグラフを見ただけで「すげぇ」とか思ってしまいます。
ちなみにオーバークロック(TurboBoost)で全てのコアを5GHzで回した際、現在使用しているCPUクーラー「無限五 リビジョンB」では冷却不足になると思います。
実際、定圧使用化において「Folding@home」を走らせた際、Power項「Medium」で回すだけで、この時期(室温で17℃前後)で85℃を超えてきます。これがもし真夏の時期の場合・・・と考えるとゾッとします。
これから寒い季節に向かっていくため、冷却にさほど心配する必要はありません。
再び来年の夏の時、改めて冷却効果の検証が必要になってくるでしょう。
うーん、ちょっと騙された感あり??w
と、記事を書きながら思った次第であります。
---
それでは今週も一週間,がんばっていきましょうb
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます