勝つには勝ったが... （6月17日 横浜DeNA VS 千葉ロッテ@ハマスタ 観戦記）

この日はシーズンシートを譲り受けての参戦。
ホントはこのゲートを使わないほうが近道なのですが「シーズンシート限定」なんて言われると惹かれちゃいますね。
手荷物検査の後、ガラガラ抽選（何が当たるかは知らない）とメガホンプレゼントを受けていざ入場。




マリーンシート（QVCのやつと紛らわしい）という、チケットカテゴリーならFB席にあたる場所です。
横浜スタジアムは内野席にネットが無いので臨場感抜群で非常に見やすいですね。この席より少し右側のFA席がいちばん見やすいのかな。
ただ、FB席4100円、FA席4600円はちと高め。マリンだったら同じエリアで3000円しないはず。


練習風景については後日別記事で。


この日は「首都圏シリーズ」ということで、横浜VS千葉、各チームのOBによる対決が実施されました。







17日はマリーンズ立川隆史氏、ベイスターズ駒田徳広氏によるホームラン競争。
まさかハマスタで「駒田くん」を見ることができるとは。




ちなみに千葉の庄司も横浜出張。隣にいるハマスタのスタジアムDJは非常に声がいいです。
私も1度でいいからスタジアムDJというものをやってみたい。







結果は超グダグダ。なんと両者ともホームランゼロに終わりました。
「飛距離対決」ということで、結局外野まで飛ばした立川氏が勝利ということに。
「今までHR対決で左投手のバッピを用意されたことはなかった」と駒田氏は呆れ気味。確かに左VS左じゃ打ちにくいだろうな。




両チームのスタメンはご覧の通り。大嶺祐太今季初登板。




その大嶺、非常に良かったです。カーブとフォークが非常に良く決まっていました。
「えっ、大嶺？藤岡が見たかったな...」という私の思いを見事に裏切ってくれるピッチング。



惜しむらくは6回の失点か。2アウトランナー無しからの四球→2ランHRはもったいない。
しかし、今後のローテ定着へ大きな期待が持てる内容だったと思います。7回途中に降板するときも3塁側スタンドからは大きな拍手。次も頼むぞ！




対するベイスターズは久保康友。もう「元マリーンズ」という感じもだいぶ薄れてきた感があります。
マリーンズを出てからは初めて生で観るかも。こちらもなかなかのピッチングを見せ、試合開始1時間で既に5回表という投手戦を作っていまたが...




自身の暴投と黒羽根のエラーで痛恨の失点。逆転を許してしました。
マリーンズとしては非常に「助けられた」格好。角中のタイムリー後畳み掛けたいところで相手がみすみす点をくれたんですからね。



７回には荻野貴司の盗塁から井口のタイムリーで１点追加。まさに荻野の脚でもぎ取った１点でした。


これで逃げ切りたいマリーンズ。しかし今のマリーンズ中継ぎ陣は非常に苦しい状況。毎日誰かが炎上するといっても過言ではありません。





大嶺の後を継いで登板したのは、１５日のカープ戦で逆転満塁HRを浴びた益田。しかしこの日はピシっと抑えました。

あとは８回。西野へと繋ぐ中継ぎがいない現在のマリーンズ。






不安的中。ロサが２アウトからタイムリーを浴びて１点差。後を継いだ古谷もタイムリーを浴びて同点に追いつかれ尚もストライクが入らず。
特に古谷の投球はひどかったな。やはり先発のほうが向いているのでしょうか。交流戦後には先発へ戻したほうが...。

２アウト満塁。古谷はここで降板。お祭り騒ぎのハマスタ１塁側。ここでマウンドに上がったのは...




上野でした。その上野、多村を変化球で空振り三振に仕留めました。３塁側から拍手喝采！私もガッツポーズの後上野コール。


この上野の快投に打線が応えてチャンスを作り、グリエルのエラーで勝ち越し。今江の犠牲フライで追加点。
結局６得点のうち３点は相手から「貰った」点なんですよね。




最後は守護神西野がピシっと抑えて（西野は安心して見ていられる）ゲームセット！






大嶺に勝ちが付かなかったのは残念でしたが、接戦をモノにしました。




ヒーローは上野。あのピッチングは痺れた！
上野自身も相当気持ちが入っていたことがインタビューから伝わってきました。


カード初戦を見事に取ったマリーンズですが、この日は相手のミスに「助けられて」勝った感は否めません。
また、本来ならきっちり逃げ切らなきゃいけない試合。あわや逆転のところまで持って行かれた８回ウラを見ると、中継ぎ陣に大きな不安を感じます。

収穫は大嶺が先発でイケそうな点でしょうか。

勝つには勝ちましたが、今後への不安を感じる試合でした。



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