更新するのが久しぶりになる。 長期間、更新をしなかったのは試験勉強のためというのは聞こえが良すぎる話で、試験勉強をしていたからである。。。
暑気払いも済ませず、連日の真夏のような陽差しに、胃がアイスを受け付ける。ウチの猫もダルンダルンのお腹をここぞとばかりに見せつけているが、画像は今回の主旨に背くため、また次の機会に・・・。
というわけで、今回は以前から気になっていた映画「純喫茶磯辺」を見に行ってきたので、そのことについて書きたいと思います。先ず、気になった理由を先に述べておくと、仲里依紗(なかりいさ)という人物こそが目的であり、その第一の理由になる。
つい最近までやっていたドラマ「ハチワンダイバー」に出演していた、アキバの受け師こと、中静そよ役の女の子である。ちなみに将棋のドラマである。祖父がスウェーデン人・・・など、残りはウィキペディアで調べて頂きたい。とりあえず、この娘のメイド姿と泣きボクロに心を奪われ、下心丸出しで映画を見に行く。
「純喫茶磯辺」
ダメな父親で家事を一切せず、建築関係の仕事に従事する磯辺裕次郎(宮迫博之)は離婚して、家事の一切を担い働き者の一人娘、咲子(仲里依紗)と一緒に暮らしている。そんな二人に突如の訃報が届く。それは、祖父が亡くなるということだ。
祖父がなくなり、落ち込む素振りもない二人。裕次郎に至っては、遺産を相続したせいで、仕事をしなくなる怠慢ぶり・・・。そんな父親に咲子は苛立っていた。
ある日、裕次郎がたまたま入った喫茶店で、客とイチャつく店長を見て、自分も喫茶店をしたいと考える。娘の咲子に話すも、咲子には中途半端な父親に到底できるものではないと、反対気味。それでも、自分の意思を突き通して店を開店する。
店の中は、インベーダーゲーム、カラオケ、カウンターは豹柄、工藤静香らしきポスター・・・何と言っても「純喫茶磯辺」というネーミング。咲子は愕然とするのは、学校の友人とスタバの話をしたからではないだろう。
当然に客は来ないと思っていた中、「ここでバイトをしたい」と言ってやってきたのは、江頭(ハリセンボン:近藤春菜)だった。仲間が増え、さてこれから・・という時に、客としてやってきたのが、菅原素子(麻生久美子)だった。一目で心を奪われた裕次郎は、素子を必要以上に気にしだす。 それを気にする素子だったが、バイト募集してるのか?と、裕次郎に言うと一発採用。
この日から純喫茶磯辺の物語が始まる・・・・。
最初はコメディータッチの映画で、客席からも笑いが起こっていたが、終盤になるにつれて、シリアスな内容になっていく。斬新でもないし、だからといって定番でもない。笑いとシリアスなど融合できると思えなかったが、こんなにもマッチするとは思わなかった。そのギャップの使い分けという点では、感心するばかりだった。
この映画を見て、もう一つ思ったことがある。それは、親子の愛。最近はムカついただけで、子供が自分の親を殺す。僕も中学生ぐらいの時は、常日頃から思ったものだ。親なんていなければいいと、心の底から呪ったこともあった。出来るなら、死んで欲しい、と。でも、それは違っていた。
勿論、家庭環境や事情もあるだろう。しかし、違うのだ。自分が中学生になるまで生きてるのは誰のおかげだろうか? いつも、ご飯を用意したのは誰だろうか? いつも、洗濯物をしてくれたのは誰だろうか? いつも、お小遣いをくれたのは誰だろうか? 「そんなの頼んでない」ということを子供はよく口にする。
では、問う。
それなら親元から離れたらいいのではないか? 家を出ていけばいい。それで、自立の出来るのなら立派なものだろう。今日、15歳の少女が親を殺したとニュースで見た。単純に親がいなくなればいいと思ったのだろう。でも、守ったのは自分の部屋ではないのか? 自分が何者にも害されない居場所を守ったのではないだろうか? では、その居場所を提供したのは誰だろうか? それは、親である。
「純喫茶磯辺」は、一見対立している親子が、喫茶店という多種多様な人間が集まる中で、自分を見つめ直し、また相手を見つめ直し、少しだけ視点や解釈を変えいくことでの愛の在り方を示す映画のように思えた。実にいい映画である。
余談だが、小劇場が好きだ。狭いスペース、小さいスクリーン、こういった所でインディーズの映画を見る。最高の休日になった。
さて、これから勉強です・・・w
暑気払いも済ませず、連日の真夏のような陽差しに、胃がアイスを受け付ける。ウチの猫もダルンダルンのお腹をここぞとばかりに見せつけているが、画像は今回の主旨に背くため、また次の機会に・・・。
というわけで、今回は以前から気になっていた映画「純喫茶磯辺」を見に行ってきたので、そのことについて書きたいと思います。先ず、気になった理由を先に述べておくと、仲里依紗(なかりいさ)という人物こそが目的であり、その第一の理由になる。
つい最近までやっていたドラマ「ハチワンダイバー」に出演していた、アキバの受け師こと、中静そよ役の女の子である。ちなみに将棋のドラマである。祖父がスウェーデン人・・・など、残りはウィキペディアで調べて頂きたい。とりあえず、この娘のメイド姿と泣きボクロに心を奪われ、下心丸出しで映画を見に行く。
「純喫茶磯辺」
ダメな父親で家事を一切せず、建築関係の仕事に従事する磯辺裕次郎(宮迫博之)は離婚して、家事の一切を担い働き者の一人娘、咲子(仲里依紗)と一緒に暮らしている。そんな二人に突如の訃報が届く。それは、祖父が亡くなるということだ。
祖父がなくなり、落ち込む素振りもない二人。裕次郎に至っては、遺産を相続したせいで、仕事をしなくなる怠慢ぶり・・・。そんな父親に咲子は苛立っていた。
ある日、裕次郎がたまたま入った喫茶店で、客とイチャつく店長を見て、自分も喫茶店をしたいと考える。娘の咲子に話すも、咲子には中途半端な父親に到底できるものではないと、反対気味。それでも、自分の意思を突き通して店を開店する。
店の中は、インベーダーゲーム、カラオケ、カウンターは豹柄、工藤静香らしきポスター・・・何と言っても「純喫茶磯辺」というネーミング。咲子は愕然とするのは、学校の友人とスタバの話をしたからではないだろう。
当然に客は来ないと思っていた中、「ここでバイトをしたい」と言ってやってきたのは、江頭(ハリセンボン:近藤春菜)だった。仲間が増え、さてこれから・・という時に、客としてやってきたのが、菅原素子(麻生久美子)だった。一目で心を奪われた裕次郎は、素子を必要以上に気にしだす。 それを気にする素子だったが、バイト募集してるのか?と、裕次郎に言うと一発採用。
この日から純喫茶磯辺の物語が始まる・・・・。
最初はコメディータッチの映画で、客席からも笑いが起こっていたが、終盤になるにつれて、シリアスな内容になっていく。斬新でもないし、だからといって定番でもない。笑いとシリアスなど融合できると思えなかったが、こんなにもマッチするとは思わなかった。そのギャップの使い分けという点では、感心するばかりだった。
この映画を見て、もう一つ思ったことがある。それは、親子の愛。最近はムカついただけで、子供が自分の親を殺す。僕も中学生ぐらいの時は、常日頃から思ったものだ。親なんていなければいいと、心の底から呪ったこともあった。出来るなら、死んで欲しい、と。でも、それは違っていた。
勿論、家庭環境や事情もあるだろう。しかし、違うのだ。自分が中学生になるまで生きてるのは誰のおかげだろうか? いつも、ご飯を用意したのは誰だろうか? いつも、洗濯物をしてくれたのは誰だろうか? いつも、お小遣いをくれたのは誰だろうか? 「そんなの頼んでない」ということを子供はよく口にする。
では、問う。
それなら親元から離れたらいいのではないか? 家を出ていけばいい。それで、自立の出来るのなら立派なものだろう。今日、15歳の少女が親を殺したとニュースで見た。単純に親がいなくなればいいと思ったのだろう。でも、守ったのは自分の部屋ではないのか? 自分が何者にも害されない居場所を守ったのではないだろうか? では、その居場所を提供したのは誰だろうか? それは、親である。
「純喫茶磯辺」は、一見対立している親子が、喫茶店という多種多様な人間が集まる中で、自分を見つめ直し、また相手を見つめ直し、少しだけ視点や解釈を変えいくことでの愛の在り方を示す映画のように思えた。実にいい映画である。
余談だが、小劇場が好きだ。狭いスペース、小さいスクリーン、こういった所でインディーズの映画を見る。最高の休日になった。
さて、これから勉強です・・・w