~Memory Of Melodies~

趣味の範囲で色々なことを書き殴るブログ

「純喫茶磯辺」

2008年07月21日 | Weblog
更新するのが久しぶりになる。 長期間、更新をしなかったのは試験勉強のためというのは聞こえが良すぎる話で、試験勉強をしていたからである。。。

暑気払いも済ませず、連日の真夏のような陽差しに、胃がアイスを受け付ける。ウチの猫もダルンダルンのお腹をここぞとばかりに見せつけているが、画像は今回の主旨に背くため、また次の機会に・・・。

というわけで、今回は以前から気になっていた映画「純喫茶磯辺」を見に行ってきたので、そのことについて書きたいと思います。先ず、気になった理由を先に述べておくと、仲里依紗(なかりいさ)という人物こそが目的であり、その第一の理由になる。

つい最近までやっていたドラマ「ハチワンダイバー」に出演していた、アキバの受け師こと、中静そよ役の女の子である。ちなみに将棋のドラマである。祖父がスウェーデン人・・・など、残りはウィキペディアで調べて頂きたい。とりあえず、この娘のメイド姿と泣きボクロに心を奪われ、下心丸出しで映画を見に行く。


「純喫茶磯辺」


ダメな父親で家事を一切せず、建築関係の仕事に従事する磯辺裕次郎(宮迫博之)は離婚して、家事の一切を担い働き者の一人娘、咲子(仲里依紗)と一緒に暮らしている。そんな二人に突如の訃報が届く。それは、祖父が亡くなるということだ。

祖父がなくなり、落ち込む素振りもない二人。裕次郎に至っては、遺産を相続したせいで、仕事をしなくなる怠慢ぶり・・・。そんな父親に咲子は苛立っていた。

ある日、裕次郎がたまたま入った喫茶店で、客とイチャつく店長を見て、自分も喫茶店をしたいと考える。娘の咲子に話すも、咲子には中途半端な父親に到底できるものではないと、反対気味。それでも、自分の意思を突き通して店を開店する。

店の中は、インベーダーゲーム、カラオケ、カウンターは豹柄、工藤静香らしきポスター・・・何と言っても「純喫茶磯辺」というネーミング。咲子は愕然とするのは、学校の友人とスタバの話をしたからではないだろう。

当然に客は来ないと思っていた中、「ここでバイトをしたい」と言ってやってきたのは、江頭(ハリセンボン:近藤春菜)だった。仲間が増え、さてこれから・・という時に、客としてやってきたのが、菅原素子(麻生久美子)だった。一目で心を奪われた裕次郎は、素子を必要以上に気にしだす。 それを気にする素子だったが、バイト募集してるのか?と、裕次郎に言うと一発採用。

この日から純喫茶磯辺の物語が始まる・・・・。


最初はコメディータッチの映画で、客席からも笑いが起こっていたが、終盤になるにつれて、シリアスな内容になっていく。斬新でもないし、だからといって定番でもない。笑いとシリアスなど融合できると思えなかったが、こんなにもマッチするとは思わなかった。そのギャップの使い分けという点では、感心するばかりだった。

この映画を見て、もう一つ思ったことがある。それは、親子の愛。最近はムカついただけで、子供が自分の親を殺す。僕も中学生ぐらいの時は、常日頃から思ったものだ。親なんていなければいいと、心の底から呪ったこともあった。出来るなら、死んで欲しい、と。でも、それは違っていた。

勿論、家庭環境や事情もあるだろう。しかし、違うのだ。自分が中学生になるまで生きてるのは誰のおかげだろうか? いつも、ご飯を用意したのは誰だろうか? いつも、洗濯物をしてくれたのは誰だろうか? いつも、お小遣いをくれたのは誰だろうか? 「そんなの頼んでない」ということを子供はよく口にする。

では、問う。

それなら親元から離れたらいいのではないか? 家を出ていけばいい。それで、自立の出来るのなら立派なものだろう。今日、15歳の少女が親を殺したとニュースで見た。単純に親がいなくなればいいと思ったのだろう。でも、守ったのは自分の部屋ではないのか? 自分が何者にも害されない居場所を守ったのではないだろうか? では、その居場所を提供したのは誰だろうか? それは、親である。

「純喫茶磯辺」は、一見対立している親子が、喫茶店という多種多様な人間が集まる中で、自分を見つめ直し、また相手を見つめ直し、少しだけ視点や解釈を変えいくことでの愛の在り方を示す映画のように思えた。実にいい映画である。

余談だが、小劇場が好きだ。狭いスペース、小さいスクリーン、こういった所でインディーズの映画を見る。最高の休日になった。

さて、これから勉強です・・・w

「ナルニア国物語 第2章 ~カスピアン王子の角笛~」

2008年06月01日 | Weblog
東京は5月の雨量が例年に比べて2倍になったとニュースでやっていた。そう言われればそうかな・・・ぐらいでしか理解は出来なかったが、明日も雨という予報を聞くと、気分も天気同様に下り坂だ。

勉強も疲れては出来ない日もあるが、はっきりとした未来への展望を考えると頑張らなくてはと思う。何よりもそれが自分の為であるということを信じて。

かといって、ゆっくりとした時間も必要不可欠であり、息の詰まるような毎日ではいずれ倒れかねない。

というわけで、今回も映画のご紹介。見たい映画もたくさんあるが、何とか時間に余裕を作っては見て行きたいものである。以降はネタバレ注意です!!


「ナルニア国物語 第2章 ~カスピアン王子の角笛~」


ナルニア国物語の第1章は、長時間座って腰が痛くなり、ヘルニア国物語だと言って紹介していたような気がするが、今回も同じく腰が痛かったのは言うまでもない。ただ物語は別であり、面白かったと評価できる。

前回は4兄妹の子供達がナルニア国で、アスラン(ライオン)の恩恵を受け、白い魔女を倒し、平和で秩序が保たれた世界で名声を馳せた4兄妹が、現実世界に戻り終了した。

今回はその続きだが、真面目に見ては宇宙猫の名が廃るということで、少しだけ真面目に、面白いところをピックアップして紹介しよう。


ナルニアの世界は、前回より1300年もの時が進んでいて、テルマール人という人種が世界を征服していた。そこの王子がタイトルにあるカスピアン王子。その配下に家臣であり叔父である、ジョージ・クルーニーに似ているミラースという男がおり、ミラースは子供授かり、王位を狙うためにカスピアン王子を殺そうと企む。

カスピアン王子は自分の教育者である教授に、本当に危険だと思った時にしか吹いてはいけないと言われる角笛を渡され、森に逃げるように言われる。

身の危険を察知した王子は森に逃げ込むが、ミラースの追手が徐々に間を詰めてくる。王子がよそ見をしたその瞬間、眼前の木にぶつかり倒れ込む。その音を聞きつけた森の木陰からドワーフが登場。ナルニア人は絶滅したと聞かされていた王子は驚いていたが、後ろからは追手が迫ってくる。追手とドワーフ・・・意を決した王子は角笛を吹く。本当に危険だと思う瞬間は、約5分間で訪れたことになる。早いものだ。

その頃、現実世界で学校に通う4兄妹が地下鉄で帰宅をしようと、ベンチに座り電車を待っている。末っ子ルーシーは、地下鉄で電車が入ってくる時、突然、「痛いっ!誰かが私のお尻をつねった!!」と言って全員起立。何故か姉のスーザンが「みんな!手をつないで!」と言うと、電車が猛スピードで4兄妹の前を通過。

すると、4兄妹はいつの間にかナルニア国の海岸に。浮かれて喜ぶ4人は、海岸で一通り戯れると、自分達の城が廃墟になっていることに気付く。ナルニア国がおかしい・・・ということに気付いた4人は事の真相を確かめるべく、移動を開始。

カスピアン王子は、結果的にドワーフに助けられ、ベッドから起き上がり、ドワーフとアナグマの話に聞き耳を立てる。「あのテルマール人は殺したほうがいい」、ドワーフの台詞を皮切りに家から飛び出していく王子は、ドワーフとアナグマの尾行に気づくと、ナルニア人がテルマール人に滅ぼされたかと思いきや、密かに生き残ったものもいるという事実を聞かされる。その差別の真相に王子はナルニア国の復興を誓う。その瞬間、ナルニア国の生き残りの者たちが表れ、王子に力を貸すことを決める。

一方、テルマール人の城ではミラースの部下がドワーフを拘束。恐らく王子の追手が捕まえたのだろうが、何故、王子を拘束しなかったかは微妙。ナルニア人が生きており、反乱を企てていることを主張するミラースは、森林をなぎ倒し、ナルニア人の一掃を考える。

拘束されたドワーフが、ミラースの部下の手により、川で投げ捨てられるところに4兄妹が登場。ドワーフを助けるが、疑心暗鬼になっているドワーフは4人が伝説の王子・王女だということを信じない。そこで兄のピーターが、弟のエドマンドに剣をとらせ、ドワーフと戦わせる。ドワーフはあっさり負けて、4人が伝説の王子・王女であることを認める。このとき、兄のピーターは自分で自分のことを「英雄王」だと名乗っていたが、自分が闘ったわけではないことに要注意である。

ドワーフからナルニア国の現状を聞いた4人は「アスランはどうした?」と聞くと、「国を捨てて逃げた」と言われ、信じられない様子でいる。が、アスランの力を借りずとも、4人でこの世界をもう一度救わなくてはならないと考える。

ドワーフに案内された4人は、カスピアン王子に会い、ナルニア国の復興を改めて誓うことになる。

さて、戦争の始まり・・・となるが、あまり書き過ぎもよくないというか、すでにネタバレは謳ってはいるものの、このくらいにしておこうと思う。

ちなみにライオンは前回同様に出てくるが、登場時間が短い割にはオイシイところを全て持って行くところに注目である。

前回と同じくらいの見応えを感じたし、自然の景観が物凄く綺麗だったように思う。地球の環境破壊によって崩壊していく中、やはりこういった景観を大切にしていかなければならないと思った。非常に大事なことである。

第2章の中で、第3章へのフラグを立てるようなことを言っていたが、この調子なら第3章も撮影することだろう。第3章は「朝びらき丸 東の海へ」というらしい。ちなみに第4章は「銀の椅子」、第5章は「最後の戦い」となっている。

スターウォーズばりの続編祭りだが、続きがあるのであれば気になる。是非、見てみたい。


ウチのライオンは牛乳を出せと言っている。

「少林少女」

2008年05月07日 | Weblog
今日は風の強い日。 洗濯したシャツが風に飛ばされ、紛失してしまったようだ。まぁ、寝巻として利用していたので、普段着としての使用率は限りなく0に近いので良しとしている。

昼間は陽が射していて、風も心地よく感じるものだが、夜になればやはり寒いものである。GW期間も終わり、今日から仕事をするという人も多いだろうが、休みが足りないと思うのは僕だけではないだろう・・。

そう、最近になって更新していないのは(以前からだが・・・)、勉強を始めているからである。資格取得に向け猛勉強中(?)なのである。11月に試験というその資格は、普通なら3年かかると言われているが、ダメ元で半年で取得をしようとしている。ヒントを出してるかのような説明文になってしまったが、取得を目論んでいるそれは、「行政書士」というものだ。

世間では難しいにも関わらず、なかなか受け入れられない資格と言われている。が、やるからには徹底したいというのが本心である。無理だ、無理だという声を背中に浴びながらも、徒然草である。ちょっと違うか・・・暇だからといって机に向かうわけではないから。


さて、今回は映画「少林少女」を鑑賞してきたので、紹介したいと思う。


物語は、柴崎コウ演じる桜沢凛が少林寺で修行を終えたことから始まる。日本に帰国し、少林拳を世間に広めたいというのが、実家が少林拳の道場でもある彼女の願いであり目的であった。

帰国後、早速実家に戻るも、廃屋と化した実家を見て、凛は愕然とする。そして、師匠の弟子たちのもとへと足を運ぶが、弟子はこぞって少林拳に対して否定的な意見を述べる。

そして、凛の祖父の弟子であり、師匠でもある岩井拳児(江口洋介)の元を訪れると、拳児はやはり凛を否定的に見る。

困り果てた凛の元へ、拳児の店で働くミンミン(キティ・チャン)がやってきて、交換条件を出す。その交換条件とは、ミンミンが少林拳を学ぶ代わりに、凛にラクロスをしてもらうことだった。喜んで条件を飲んだ凛は、早速ミンミンに少林拳を教えながら、ラクロスを始める。

ラクロスで恐ろしいまでに才能を見せた凛は、チームの中でも秀でた存在となるが、独走する個人プレーが元でチームメイトとの関係が不安定に・・・。

そんな中、ミンミンだけは優しく凛に接すると、凛もチームプレーの意味を徐々に理解していくようになる。

ようやくチームに溶け込んだ凛に、周囲のラクロス部員たちも少林拳を始め出す。

そして、凛の力に目をつけた学長(中村トオル)が登場。凛の中に眠る大きなオーラを目覚めさせ、力で捻じ伏せたいという彼の願いで、凛の周囲が次々に計画的な災難に見舞われる。最終的に、ミンミンが人質にとられるのだが、そこで凛の力が目覚める・・・・。


ほぼネタバレの説明になってしまったが、様々な登場人物をふせ、その役割もふせているので、これから見る人でも楽しめると思う。

少林拳を普及させる目的が、途中からラクロスに変わるあたりが見どころと言えるかもしれない。少林拳が0.5時間でラクロスが1.5時間というところだろうか。少林拳が普及するどころか、ラクロスに興味を持つ人のほうが多そうだ。

内容はコメディーとして捉えるべきだろう。笑える箇所は戦闘シーンからシリアスなシーンまで、笑える部分が散りばめられているのだ。

というわけで、勉強も残っているし、今日はこの辺で。勉強を理由に更新できないというのは、ちと気が引けるが、とりあえず、がんばれる時に頑張らなくては!

堕落した自分ほど醜いものはない。怠慢は本当の自己犠牲だと思う。前回の話ではないが、時間は有効に使いたいものだ・・・。

「人の心に鐘は鳴る」

2008年04月21日 | Weblog
桜は葉桜に変わり、一瞬でその美しさをなくしてしまった。骨張った枝葉のせいで遠くの空がパズルのように見えてしまう。これが、僕の時間を忘れる瞬間だ。

人は時間に追われて生きている。自由になりたい、などと語る者の大半は、時間を忘れたいという気持ちが強いはずだ。TVは決まった時間に始まり、仕事は決まった時間に行く、決まった時間に店は閉まり、決まった時間にチャイムがなる。人は絶えず時間に左右されている。

ただ、人の思いが時間を超える時がある。集中、忙殺、睡眠・・・いろいろとあるが、この中で選択するとすれば、癒し的な睡眠をとるだろう。時間を忘れて眠るなんて至福である。まぁ、決まった時間に枕もとの時計が鳴動しない場合に限るのだが。

人それぞれ時間を忘れる瞬間を持つべきだろう。ゆとりは教育ではなく、時間に使う言葉である。


さて、今日はひょんなことから見てしまったyoutubeのお話。他愛もない話で申し訳ないが、自分にとってはなかなかの影響だった。


つい先日、急激に癒し的な音楽を聞きたいと思い、youtubeにアクセス。BGMが良かったので、クラシックで検索してみたら、フジコ・ヘミングが出ていたので、クリックした。曲はリストの「ラ・カンパネッラ」だったが、再生して出てきたのは、三輪明宏との対談だった。

BGMが良かったのに、と思ったものの、折角なので見ていると、真面目な会話をしている二人。さらには自分の人生観をも交えた討論のようになっていた。

そんなフジコ・ヘミングは、難民やDVで苦しむ子どもたちの為に、お金を寄付したり、支援活動を行っている。アメリカの同時多発テロに苦しんだ人たちへも、自分のCDの1年間分の売り上げ全てを寄付したりもしている。そんな彼女は言う。

金なんてあってもしょうがない。私は天国に寄付している。人に尽くせば称賛もされるし、勲章も貰える。でも、そんなことはどうだっていい。犬や猫のほうがよっぽど気が合う。

人のことをどうでもいいとは思っていないのだろうが、犬や猫に尽くした方が自分に合っていると言いたいのだと思う。youtubeでは言ってなかったが、昔、来世の自分の為に奉仕しているのだ、と言っていたことを覚えている。

そんな彼女が、DVに悩まされて施設に入れられている子どもたちの前で、ピアノを弾くことになる。その曲が「ラ・カンパネッラ」である。カンパネッラとは、イタリア語で「打ち鳴らされる鐘」のことを意味するらしい。

そして、調律の出来ていないピアノの前に座り、弾き始めた彼女の指から始まる音楽。まさに、打ち鳴らされる鐘の如く、僕の胸をガンガン叩きつけるような音が耳から流れ込んでくる。その瞬間、鳥肌が立った。

調律が出来ていないので、おもちゃのピアノのような音を出しているはずなのに、完全に彼女の生きた音、生命の音になっている。PCを目の前にして、一人唖然としてしまった・・。

クラシックが聞きたいという理由だけで、凄い物を見てしまった気がした。と、影響されやすい自分なので、すぐにピアノなどを軽くでもいいから弾けるようになりたいと思うわけだが・・・・当然、今回も思った。でも、今じゃなくていいとも思う。それは、自分の時間にゆとりを持てるようになってからにしたいものだ。

「ONE PIECE ~冬に咲く、奇跡の桜~」

2008年03月31日 | Weblog
雨風に晒された桜があっという間に花を落としていく。列車の窓に映った公園に佇む桜の木は、じっと耐えているように見えた。電車のシートに座って寝ているサラリーマンも同じように見えたが、僕も同じように見られているんだろう、そんなこと分かっている・・・なんて憂う。

公然で溜息をつけない僕はホームに降りて溜息をつくが、僕よりも少し早く目の前の女性が見本のような溜息をついていた。買い物袋を持つ肩には、それ以上の負荷が掛かっているように見える。

みんな頑張ってる。何かしら耐えているものがあるんだろう。そう、桜の木のように、散る花の足跡が綺麗に見えるように、双肩に掛かる重さに負けないように、みんな頑張っているのだ。

空を見上げて、傘を差して歩きだす。傘を打つ雨の音がいつもより気にならなかったのは、気のせいではない気がする・・・。


さて、今回は映画のご紹介。はっきり言って、超オススメである。


「ONE PIECE ~冬に咲く、奇跡の桜~」


週刊少年ジャンプで連載されているONE PIECEが映画化されるのは、これが初めてではないが、過去の映画作品には一度連載されていたものの抜粋があったりもするが、今回はその一つ。勿論、純粋に抜粋されているワケではなく、アレンジもなされている。

ONE PIECEの内容が分からない人でも、映画の冒頭で説明があるので、入り込みやすいはずである。内容を言ってしまうと、もったいない気がするので、今回は内容説明を割愛させて頂くことにする。

今作もそうだが、ONE PIECEには、「友情」「信念」などをテーマにしたストーリーが多い。見ていて共感できる部分もあるし、そうであったら・・と学ぶべき点も多いと言える。

戦闘シーンが多く、見応えがあるから勧めるのではなく、倫理や道徳面、また政治的背景を忠実に描写されている細部を見て欲しいと思う。話の設定が天才的であることが分かる。

前述したことから、子供というよりも大人が楽しめる作品ではないかと思う。子連れで見にきても、親がハマってしまうのではないだろうか。人間関係が希薄になりつつある昨今、このアニメを見て生き方を改めなければならない。そのぐらい、影響力のあるアニメである。

そして、このONE PIECEの主人公「モンキー・D・ルフィ」の声は田中真弓。映画に登場する魔女と呼ばれるDr.クレハの声は野沢雅子。あの名作ドラゴンボールで見ることの出来たクリリンと悟空の共演も見ることが出来る。

とりあえず、これから見る方はハンカチを忘れないように。僕は本で見ていたので泣くことはなかったが、ウルウルしてしまって危なかった。まぁ、本を読んでいる時は泣いてしまったのだが・・・。

泣きたいという方は、時間があったらいかがだろうか。