雷かあちゃんよもやま話－ぶたばんつぁん－

「佐賀のがばいばあちゃん」のぱくりかな？
母から聞いたおもしろい昔ばなしをまとめてみました♪

●　ぶたばんつぁんに追いかけられる。

ワタシの小さい頃、近所にぶたを飼っていたばあさんとじいさんが
いたんだっちゃ。
ばあさんは、ぶたばんつぁん。じいさんは、ぶたずんつぁん。
2人は戦後、ぶたを育ててほそぼそと家計をたてていだの。
ぶたのえさになる、生ゴミを街の人にもらっていだ。

ワタシは、まだ小さいわらしこの頃。
ぶたばんつぁんがえさをもらいにいろんな家さ
もらいに行って、留守にした隙に
ぶたを入れる竹カゴの中に
近所のガキめらと入って遊んだんださ～。
そしたらさ、めちゃめちゃと竹カゴを壊してしまったのさ～。

さぁ、大変！
ぶたばんつぁんとぶたずんつぁんが、生ゴミをもらって
帰ってきた～！！。
誰かが叫んだ。
「ほら、きた～ぁ！」
皆、蜘蛛の子を散らしたようにいっせいに逃げた。



そしたら、ぶたばんつぁんがうちのかあちゃんの所に
お茶を飲みにやってきた。
「ガキめらに、ぶたのカゴを壊されたんだっちゃ～。」
家に帰ってきたワタシは、びっくり！
早々のていで逃げ出した。

●　お茶ばんつぁんもいた！

お茶ばばぁっていうのかな？
お茶ばんつぁんと言われていた、ばんつぁんもいたんだっちゃ～。
なんで、お茶ばばぁと言うかというと
お茶ばんつぁんは、いろんな人んちに言ってはお茶をごちそうに
なってよ～。
お茶菓子を、わしづかみにし遠慮なしにぺロッと食うがら。
家の隣りのジジイときたら、そりゃーケチでお茶ばんつぁんが来たら、
「茶菓子を隠せや！」
って、隠すくらいだ。
隠すのも隠す方だと思うけどね・・・。

うめもものプロフィール♪

（追記）

以前、私のかあちゃんがやってきて昔の話をいろいろ聞きました。
２人のばんつぁんの話は、おもしろいなと思って
まとめてみました。