一旦返却した本が、どのように本棚まで返されるか。
他所の図書館では分かりませんが、私の町の図書館では、先ずブックトラックに載せます。ブックトラックとは、横1メートル20ぐらい(?)三段の本棚にカートの車輪がついたようなもので、大量の本を本棚に入れたのに近い状態で運ぶことが出来ます。本はある程度カウンター内に貯めておき、お客様の出入りの様子を見て、少しずつフロアに出していきます。そうして、書架整理の時間になったら、それを押し転がして配架に行きます。
来館者は配架されるまで、自由にブックトラック上の本を閲覧・貸し出しできます。
運びやすく、本を傷めないというのが、図書館側の利点ですが。
利用者の側から見たブックトラックの利点は、「他人」の借りた本が、「雑然と」置かれていることです。
意識的に新しいジャンルや作家を開拓していく活発な読書家は別として、飽きが来ない限り自分に馴染みのあるジャンルと作家ばかり選ぶという傾向がよく見られるようです。読書好き同士の会話で、「あ~、その作家読んだことない」「そのテのやつ苦手だし」といった言葉を、よく聞きませんか?斯く言う蛙もそんな奴です。
科学だとか、行政、健康、家政、建築学、スポーツ、エッセイなど等……自分が普段読まないジャンルの棚へ足を運びはするのですが、いまひとつ面白そうに見えない。慣れないジャンルだと、沢山ある本の中から自分の感性に合う本を探し出すアンテナが鈍ってしまう結局疲れて、新分野開拓の野望は費えてしまいます。
人間の意識・認知というものを考えれば、当然の結果ですが。
一方、ブックトラックは、他人の視点で選ばれた本のオン・パレード。自分の目から抜け落ちた本が一杯です。大雑把な分類だけされた状態の本が、多すぎない程度に並んでいるので、見ていて疲れるということもありません。
図書館勤めの友人は、
「お客様に色んな本があることを教えてもらっている」
と言っていました。一見外れが多そうですが、掘り出し物の山でもあるのです。(但し、早い者勝ち)
そんなこんなで、今日蛙があさってきたのは、和服の文様の本でした。探しているときに限って貸し出し中だった本です。かといって、無理に予約かける程でもなかったり(苦笑)。
とりあえず、ぱらぱらと捲って、参考になりそうな文様を調べようかな。
他所の図書館では分かりませんが、私の町の図書館では、先ずブックトラックに載せます。ブックトラックとは、横1メートル20ぐらい(?)三段の本棚にカートの車輪がついたようなもので、大量の本を本棚に入れたのに近い状態で運ぶことが出来ます。本はある程度カウンター内に貯めておき、お客様の出入りの様子を見て、少しずつフロアに出していきます。そうして、書架整理の時間になったら、それを押し転がして配架に行きます。
来館者は配架されるまで、自由にブックトラック上の本を閲覧・貸し出しできます。
運びやすく、本を傷めないというのが、図書館側の利点ですが。
利用者の側から見たブックトラックの利点は、「他人」の借りた本が、「雑然と」置かれていることです。
意識的に新しいジャンルや作家を開拓していく活発な読書家は別として、飽きが来ない限り自分に馴染みのあるジャンルと作家ばかり選ぶという傾向がよく見られるようです。読書好き同士の会話で、「あ~、その作家読んだことない」「そのテのやつ苦手だし」といった言葉を、よく聞きませんか?斯く言う蛙もそんな奴です。
科学だとか、行政、健康、家政、建築学、スポーツ、エッセイなど等……自分が普段読まないジャンルの棚へ足を運びはするのですが、いまひとつ面白そうに見えない。慣れないジャンルだと、沢山ある本の中から自分の感性に合う本を探し出すアンテナが鈍ってしまう結局疲れて、新分野開拓の野望は費えてしまいます。
人間の意識・認知というものを考えれば、当然の結果ですが。
一方、ブックトラックは、他人の視点で選ばれた本のオン・パレード。自分の目から抜け落ちた本が一杯です。大雑把な分類だけされた状態の本が、多すぎない程度に並んでいるので、見ていて疲れるということもありません。
図書館勤めの友人は、
「お客様に色んな本があることを教えてもらっている」
と言っていました。一見外れが多そうですが、掘り出し物の山でもあるのです。(但し、早い者勝ち)
そんなこんなで、今日蛙があさってきたのは、和服の文様の本でした。探しているときに限って貸し出し中だった本です。かといって、無理に予約かける程でもなかったり(苦笑)。
とりあえず、ぱらぱらと捲って、参考になりそうな文様を調べようかな。