Tak's 雑記帳

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クニミツの政

2005-07-13 01:22:38 | その他
 政と書いて”まつり”と呼ぶ。タイトルとしたものは、週刊少年マガジンにて連載中のマンガである。ご存知でない方へ説明すると、今まで無かった形で政治と言うものをマンガにし、中学校中退の主人公が田中角栄のような、ただし悪行は絶対しないような総理大臣を目指すと言うマンガである。
 さて、このマンガには今の日本が抱えている問題が全て存在するような仮想の町、“新千葉ヶ崎市”と言うものが出てくる。この頃話題になっている談合や、贈賄、医療問題、などなど数々の問題があるのだ。こんな説明で読んだことのない人が興味を持つかは分からないが、一度手にとって見てほしい。「そうだったのか」と言うことがあると思う。

 現時点での最新刊である24巻に、医療問題が取り上げられていた。その問題とは軽微な疾病にも多く薬が出されていること、また解熱剤ですら死亡者が出るほどの副作用を持つと言うものだった。そして、風邪を引くと(熱が出ると)すぐに病院に行く人がいるが、そういった人々はある意味危ないと言う内容だった。
 通常、熱が出ると言うのは体の免疫機構が正常に働いている証拠である。40度を超えるような熱となると話は別になるのだが、いわゆる風邪を引いたくらいの体温ならば解熱剤などを飲んだりせず、水分を多く取り安静にしてれば早く治る。解熱剤を飲んで体温を下げてしまうと、ウイルスの働きは収まらず延々長引く。解熱剤にはショックを引き起こすものもあったり、インフルエンザワクチンは打っても打たなくても罹患率には大差がなかったり。さらにはインフルエンザ脳症と呼ばれている病気はインフルエンザウィルスが原因ではなく、治療に使われた薬が原因の可能性がある。これがその巻の話だった。

 私は風邪を引いたくらいでは病院には行かない。それは、ほっとけば治ると言うことを知っているからである。体温が上がるため汗をたくさんかくので水分は多く取り、静かに寝ていれば次の日にはたいてい治った。しかしながら周りを見ると、風邪を引いて休んだ人の話を聞くと、病院にいって薬をもらってきたとか、点滴をうってもらったとかそんな話をよく聴いた。私としては首を傾げたくなるものがあった。

 薬害エイズ問題よろしく、安全だった薬が実は危険なものだったと言うこともある。抗生物質に耐性を持つ菌も現れたため、その神話は崩れてしまった。
 もっと知識を我々は持たなくてはならないと思う。言われるがままに渡された薬を飲んで、薬害を受けないためにもだ。