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核なき世界実現へ交流

2024年08月06日 16時11分43秒 | 一言
世界大会 政府代表・政党・市民
非核の世界、平和のアジア一体で
フォーラム 志位議長が発言

 広島への原爆投下から79年を前に5日、広島市内で核兵器廃絶を目指して市民社会やNGOがさまざまなイベントを開催しました。原水爆禁止2024年世界大会では多彩なフォーラム、分科会が開催され、フォーラム2「非核平和のアジアのために―日本とアジアの運動との交流」には、日本共産党の志位和夫議長がパネリストとして参加し、非核の世界と東アジアの平和構築に向けた取り組みについて海外代表らと討論。核兵器廃絶日本NGO連絡会、核兵器をなくす日本キャンペーン共催の討論会「核兵器廃絶にむけた日本の役割」と、「核問題とジェンダー」をテーマにした女性国会議員とカクワカ広島らによる討論会には、田村智子委員長が参加し、発言・討論しました。


(写真)世界大会フォーラム2で発言する志位和夫議長(右)。(左へ)ズアン・ティ・ガー氏、コラソン・ファブロス氏、李俊揆氏=5日、広島市中区

 フォーラム2は、志位氏、各国の海外代表が討論し、活動交流を行いました。(志位議長の発言)

 志位氏は、非核の世界、平和なアジアをつくるために、日本政府に2点を求めたいと提起しました。

 第1は、「核抑止」論から抜け出し、核兵器禁止条約に参加することです。志位氏は、日米両政府初の「拡大抑止」に関する閣僚会議について「被爆地を愚弄(ぐろう)する恥ずべき行動に強く抗議したい」と表明。日本政府が「核兵器の非人道性」を言いながら、「核抑止」を強化することは根本的に矛盾していると告発しました。

 第2は、憲法9条を生かした平和外交で、東アジアを戦争の心配のない地域に変えるために本気で力をつくすことです。志位氏は、「東アジア平和提言」では、紛争の平和的解決を大原則にすえて、粘り強い対話を続け、戦争の心配のない東アジアをつくることを提起したと紹介。このプロセスが進めば、「核抑止」という議論が口実としている紛争・対立・緊張がなくなるとして、「戦争の心配のない東アジアがつくられれば、『核兵器のない世界』への道は大きく開かれる」と強調しました。

 その上で、日本が憲法9条2項で戦力保持と交戦権を禁止したことは、国連憲章と比べても前向きの飛躍があると指摘。その歴史的契機となったのは広島、長崎への原爆投下だと語り、「非核の世界と、平和なアジアをつくるたたかいは、憲法9条という点でも深く結びついている」「“非核と平和を一体”に、草の根から運動をすすめよう」と訴えました。

 ベトナム平和委員会のズアン・ティ・ガー事務局長は、ベトナムが外交政策で軍事同盟を結ばないなどの「四つのノー」を掲げていると紹介し、地域発展のために核兵器禁止条約を推進する重要性を語りました。

 非核フィリピン連合のコラソン・ファブロス事務局長は、フィリピンでの米軍基地強化の実態を告発し、「平和と正義は団結した人民の抵抗によって勝利してきた」と述べました。

 韓国の李俊揆(イ・ジュンギュ)韓信大学客員研究員は、朝鮮半島の非核化は平和プロセスと一体に行うことが重要だとし、多国間協力の必要性を強調しました。

 この後、各国・地域の情勢の特徴、運動の課題や発展方向などについて活発に議論しました。



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