典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

教員資格、校種や教科は複数もって!校種間の移動も

2009年11月15日 | <記録・雑感>教育・学校・教員
 今年度は、二万五千分の一や五万分の一の地形図の学習を二学期に
もってくる試みをしました。

 中学1年の突端に学習内容に入れたことは、地図帳の中の百万分の
一の「地方図」に徹底的に慣れなせること・・・。
 <都市間の直線距離>を計算されるトレーニングをしたであります。

 7cmだと、
 100,0000×7cm=700,0000cmですね。
 100cm=1mだから
             =70000m なんですが、これが
 出来ない!! 
  かなり、学力のありそうな子でも、「70000km」なんです。

 しぶとく、一学期の中間テストからずっ~と、都市と都市の直線距
離を、しつこく、しつこく出題・・・。
 <100m=1m,1000m=1km>

 どんな縮尺の地図でも、小学校の低学年の算数で学習した、単位の
換算でやれば、距離計算は出来るんだぁと、喚いて、喚いて・・・で
きたであります。

 でも、学力的にしんどい子は、<1m=100cm>が頭の中に
入っていないんですね。
 逆に、成績がいい子は、一つ一つ、知識をゆっくり噛み砕いてから
飲み込んで、なるほどな!という<回路>が短い。

 小学校勤務のとき、1リットルを理解させるために、厚紙で四角い
箱を作らせたことがあります。10cmの立方体・・・。
 10×10×10
 この箱に、ビニル袋を入れ、底に水を牛乳パックの水を注ぐという
授業をしたことがありました。

 <数の単位>って、難しいなぁと思います。
 なんで難しいかというと、学校での教科間、さまざまな体験とリン
クしていないからでしょうね。
 運動会で400m走、1000m走をやっていても、ただ長い距離
を走るだけ・・・。

 今の生徒たち、けっこう運動系クラブに参加しているんで、「きみ
ら学校の外をトレーニングで走っているけれど、一周いくら?」
 答えは、まあまあ返ってきておりました。


 昔々の子どもたちなら、遠く離れた学校までどれぐらいの時間が
かかるか、距離は「何里」と体感していたんじゃないでしょうかね。

 何はともあれ、<小学校>はたいせつですよぉ。

 わたしの場合、高校は「倫理社会」・「世界史」の講師でした。
まっ、新米でしたから、授業準備で毎日毎日、徹夜でふらふら。
でも、そんなにしんどいとは、思いませんでした。
 高校の場合は、得手不得手はあっても、<レベル格差>はありま
せん。話す言葉も、<噛み砕く>には、さほど心を尽くす努力は
必要ない・・・。

 しかし、高校から小学校へ移動したときは、たいへんでした。

つづく
コメント    この記事についてブログを書く
« 金大中さんの追悼式&玉川上水 | トップ | どうやって暮らそう »

コメントを投稿