典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

歴史小説というものは?

2007年07月30日 | 【日録】今日は何した?どう過ごした?

 主人公のいない小説はあるのだろうか?

 そもそも物語というものは、メインとなる主人公を軸として、展開されるお話であろう。
 「太閤記」「源平盛衰記」がわたくしが小学生のときに読んだ本である。その後しばらくして、「国取物語」??

 わたくしの読書歴は、中学一年石坂洋次郎、二年サガン、中三あたりから、カフカ、吉行淳之介、そこからキルケゴールと、実存哲学の方に入っていき、西田幾多郎、倉田百三・・・。鴎外、漱石、芥川ぐらいは、当時の読書好き少女が読破していて当たり前なので、カット! 体育授業は見学・・・という病弱な体質の生い立ちゆえ、本でも読むしかなかったわたしである。
 
 だが、歴史小説という範疇の作品は、TVドラマに触発されてが読書の動機だったと思う。
 いずれも、主人公への感情移入がともなう。
 『国取物語』なんか読んじゃうと、織田信長大好きにんげんになる。その立場で、戦国時代の世の中をみてしまう。まっ、信長には悲劇の最期がある許せる?
 

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