典虚てん手古舞

我が為の日々の記録! 74歳

一日一冊、時代小説  浪花の華に寄せて

2009年01月20日 | 〈記録〉モノとしての本・地図・資料
 さすが、大阪の近世史の研究さなっているだけあって、築山桂さんの時代
小説は、安心して読むことができるなと改めて思った昨日でした。

 文庫のものは、かなり前に読み終え、目下、「再読」に入っていたが、
築山桂さんのブログにアクセスしたら、『北前船始末』が文庫で出版とあっ
たので、すぐさま書店に行った。今、放映中の「浪花の華」の原作の後編?
である。

 原作である小説と映像化されたものとを比べるのは、よくないと思う。
いけないと思ってはいる・・・。
 しかしながら、〈活字追い〉にとっては、自分の好きな作家さんの作品が
映像化されるのは、めでたく、嬉しいことなので、ついつい、比較してしま
うのだ。

 先週の土曜日の第二回の「浪花の華」シリーズ、「想い人」をみて、
なんで、左近と緒方章が緊張感のない関係になっているのと、面食らった。
 原作の『禁書売り』では、緒方章も読み手のほうも、男装のかっこいい
東儀左近・おさえが、一体何者?に惹かれ、惹かれて活字を読み進めていた
にもかかわらず、
ドラマの方では、けっこう親しく、意思疎通なんで、がっかり気味になって
しまっていた。

 でも、「雅楽」は、築山桂さんのこの小説の魅力である。
 築山さんの小説の映像化は
「雅楽」が素材の中に入っているもあるんじゃないかな。

 まだ、感想としては何もかけない段階だけれとも、とりあえず。

 
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