曇り空に雨・・・。冴えない一日でした。
でも、こんな日は、読書に最適です。
ええっと、タイトルは?東西ドイツの統一前、読売新聞社から出版された、紅山雪夫さんの「ドイツ」を読みました。
ハイ、持ってきました。『“伝統文化を味わう旅” 世界歴史紀行 ドイツ』です。発行年は、1987年!東西ドイツ統一前でした。
旅は楽しい背景になっている歴史がよく分かると旅はさらに楽しく興味尽きないものになる。が、旅行案内書には歴史のことはほんの少ししか出ていない。一方、歴史専門の本は大部であったり、難し過ぎて読みづらかったする上に、旅先で見聞することと必ずしもはっきりしないうらみがある。・・・
わたしの方は、地理やその地方の歴史、地誌が分からないと、その国や地域の歴史がざっくりと、しっかり消化できないなやみを抱えています。
せめて、日本や近辺ならば、そのなやみが旅のきっかけにもなり、そうしてきましたが、遠いヨーロッパとなると・・・。
一昨年のポーランド旅行も、日程的には、かなりゆったりしていたにもかかわらず、クラクフのカジミシェル地区に行ったのに、デザートタイム博物館になっているシナゴーグには立ち寄りませんでした、そのツアーは まっ、私自身は、朝の短い自由時間にタクシーを飛ばして、見学してはおりましたが・・・。一般的な観光旅行って、こんなものかと失望しました。 美味しい、きれいだけかょっ
今のドイツの歴史学びの中、紅山雪夫さんのこの本は、旅へのいざない一冊でした。
贅肉のとれて無駄なく、かつ達者な文章に、感動しました。
難しくて読みづらい『世界歴史大系 ドイツ史』とにらめっこの最中でしたが、詰まっていた箇所がすっと、抜けるような心地よさを頂きました。
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