午後3時過ぎ、休憩です。
今、お付き合いしているのは、「ロシア中世史」。山川の世界歴史大系さんの第1巻です。ほんと、めっちゃ、面白い!
「大公」という位が欲しくて、モンゴル・キプチャクハン国の都へ、ロシアの王族が、ぺこぺこ、お詣りにいっている・・・。チンギスの子孫である「汗」は、「大公位」という権威を授けるかいなやで、彼らをコントロールしています。
そして、血統を引く者でないと、「汗」にはなれず、傀儡を奉って実効支配なぁんて、笑っちゃいますね。しかし、西ヨーロッパだって、同じかな? 神様の代理人が儀式を通して、「権威」を与え、権力の正統性をみとめてきたという歴史がありました。
中世ロシアでは、サライ詣でをして、王族の親族同士が「大公」を権威を巡って、争っているという辺りを、現在、活字読み中・・・。
その最中で,感心してしまうのは、やはり、7世紀末の「天武天皇」ですわ。正確にいうと彼と彼を取巻く人々の「政権」かな?
「すめらみこと」を神格化した上に、諸豪族を記紀編纂を通じて、ひとつの「歴史」の中に取り込んで、位置づけてしまっています。
加えて、隋唐から学んだ「中央集権」のシステムをつくり、戸口調査、「戸籍」をととのえ、徴税のしくみも・・・。つまり、「公地公民」だわさ。
日本列島の歴史を鑑みると、このシステムって、いろいろあったとしても、今現在までも、脈々と続いていると申しますか。いや、断言すべきでしょう。
ああ、私の専攻は日本の古代史・・・。宗教と政治の相関といった視点から論文書きました。父も記紀にのめり込んでいた影響から?
さて、もう午後4時です。活字読みの続きをします。
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