午前8時25分、読み終えました。もちろん再読です。
ああ、『江南の発展─南宋まで』!岩波新書新書シリーズ中国史②です。③の『草原の制覇─大モンゴル』との並行読みでしたけれども、“草原”の方は、モンケとフビライのところでストップ…。
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はじめに(1)「船の世界」と「うまの世界」(2)「民」の世界と「官」の世界(3)「国づくりの論理」と「人つなぎの論理」(4)若者の学びのために
目次
第1章「古典国制」の外縁─漢以前!何せ漢以前からの書き起こしですからねぇ!
GO❕
第1章「古典国制」の外縁─漢以前
1.長江流域の諸文化
(1)稲作の始まり (2)社会階層の分化と都市の形成 (3)中原王朝との接触 (4)問鼎軽重(鼎の軽重を問う)(5)臥薪嘗胆
2.「楚」の血脈
(1)楚文化の独自性 (2)屈原の嘆き (3)「西楚覇王」項羽 (4)呉楚七国と『淮南子』(5)長沙国と南越国
3.「古典国制 」と対峙する人々
(1)游侠の生きる道 (2)商人たちのゆくえ (3)豪族の台東 (4)南陽劉氏の後漢建設 (5)地方の時代 (6)南方・東北との接触拡大
第2章 「古典国制」の継承─六朝から隋唐へ
1.南からみる『三国志』
(1)漢帝国の落日 (2)孫呉政権の成り立ち (3)孫権の国際戦略
2.(1)東晋─江南の亡命政権 (2)亡命政権の舵取り (3)宋と南斉─南朝前期 (4)梁と陳─南朝後期 (5)東晋南朝を取り巻く世界 (6)古代倭国と東晋南朝
3.六朝の貴族たち
(1)貴族制社会の始まり (2)九品官人法 (3)江南の開発─第一発展期 (4)六朝文化 (5)中華の正統
4.隋唐帝国と江南
(1)煬帝の江南傾倒 (2)唐帝国と江南文化 (3)唐帝国の「南朝化」(4)隋唐両朝の海上展開
第1章 江南経済の起動─唐から宋へ
1.運河と海
(1)揺らぐ唐帝国 (2)再建の試み (3)江南の開発─第二発展期(その一) (4)動乱の兆し (5)ポスト唐帝国のゆくえ
2.文官官僚の時代
(1)未完の統一 (2)君主独裁へ (3)士大夫の躍動と迷走 (4)王安石の新法(5)激化する党争
3.花石綱
(1)徽宗の政治 (2)江南の開発─第2発展期(その二) (3)活発な流通経済 (4)靖康の変
第4章 海上帝国への道─南宋
1.金・モンゴルとの対峙
(1)南宋─江南の亡命政権 (2)秦檜と岳飛 (3)海陵王・世宗との対峙 (4)韓タク冑から史弥遠へ (5)南宋の終焉
2.江南の繁栄
(1)杭州─破格の「首都」 (2)都市の人々 (3)商業発展の岐路 (4)江南の開発─第二発展期(その三) (5)南宋の経済統合─財政と貨幣
3.海上帝国の形成
(1)「海の時代」への突入 (2)南宋海上帝国 (3)寧波から見える日本
第5章 「雅」と「俗」の間
1.俗─地域社会の姿
(1)『清明集』に見る地域社会 (2)地域のボスたち (3)「法共同体」の不在 (4)アウトローたちのゆくえ (5)「武」の位置について
2.雅─士大夫のネットワーク
(1)士大夫のジレンマ (2)朱子学の勝利
おわりに─ふたたび、若者の学びのために
あとがき
図表出典一覧/主要参考文献/略年表/索引