病棟転換型居住系施設について考える会

世界に誇る日本の精神病院の病床数と長期入院者の問題とは…。削減した病床を病院敷地内の居住系施設に転換する問題とは…。

福岡における「精神科病棟転換型居住系施設」問題を考える緊急の集いアピール 2014年6月30日

2014-07-01 09:47:17 | 声明文
福岡における「精神科病棟転換型居住系施設」問題を考える緊急の集い 
アピール

 精神科病棟転換型居住系施設について。病院は治療の場であって、生活の場ではありません。長い社会的入院の果てに、さらに病院敷地内の施設という看板の架け替えに過ぎない環境に精神障害者を囲い続けることに反対します。

 病棟転換型居住系施設という特殊な形態でなければ退院が出来ないというのは、精神障害者差別です。社会の支援基盤を整備することにより、他の科の病院と同じように、精神科の患者も普通に地域に退院できるようにしてください。病院敷地内に「退院」はあり得ません。

 障害が重くても、適応ができないとされていても、当事者が安心して暮らせる社会が求められています。それは精神科病棟を造り替えることではなく、社会を造り替えることで実現します。

 社会的入院という不条理の上に、病院敷地内への「退院」という新たな不条理を重ねることのないよう求めます。私たちは精神科病棟転換型居住系施設に反対します。

 
2014年6月30日
「精神科病棟転換型居住系施設」問題を考える緊急の集い
参加者一同

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